2007/5/31

JOHN HARDY 990  プロオーディオ

 「JOHN HARDY 990」は、有名な「API 2520」とコンパチブルなディスクリートオペアンプです。±15V仕様で、筐体が半透明で中身が見えるのが面白いです。990と言う型番のオペアンプは数種類有るようですが、2520を含めて音の比較をしたいのですが、全てを手に入れるのは至難の業です。
 早速2chマイクプリアンプの製作に取り掛りました。メーカーは入力トランスにJENSENを推奨しているますが、代わりに手持ちにあったMARINAIR−T1442を使ってみました。アンプ部はJH990のシングルステージで、出力トランスには日本光電製を使用しました。
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2007/5/31

NEVE BA183/283  プロオーディオ

 ビンテージNEVEと言われているA級プリアンプは、オークションでも高値で取引されてます。有名なものに1073や1272がありますが、両者はEQが有るか無いかの違いで、心臓部のアンプカードにBA183、283などが使われているのは共通です。残念ながらオリジナルを手に入れることは出来ていませんが、幸運にもBA183と283をヤフオクで落札することが出来ました。ボード自体の古さはさすがに隠せませんが、一部RECAPされたコンデンサーが光っています。早速カードエッジコネクターと手持ちの24V電源を繋いで生かしてみました。「ブーン」あやや!怪しげなノイズが!不良品をつかまされたか!やな予感。しかし一応回路は生きているようなので、致命傷ではなさそうです。この手のノイズは経験的に電源系統が多いので、電圧を測ってみるとなんと電圧降下しています。そうか!A級アンプなので消費電力が多いのか!手持ちの電源が100mA出力位なので、ドライブ出来ない様です。そういえばパワートランジスタがチンチンに熱いです。確かAB級の33114モジュールはHAにEQ、フィルターまで付いて消費電流が80mA位だったので、HA部分だけのBA183は大丈夫と思っていたのですが・・・。部品棚の奥から1A出力の大きい電源を引っ張り出し、繋ぎ直してみました。今度はバッチリOKです。マイクを繋いでヘッドホンで聞いただけでも、音が太いのがわかります。さすがだ!しかしトランジスタが熱いのは相変わらずで、夏にこのモジュールのミキサーで仕事をした人は、さぞかしダイエットになったことでしょう。私も昔8000シリーズのコンソールで仕事をした時、大汗をかきながらMIXした経験があります。

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 電源と入出力のトランスを付けて、プリアンプの製作に取り掛かりました。まず電源は、上記の経験及び音質にも影響するのでしっかりしたものが必要です。できればEIA−1Uラックに収めたいところですが、約45mm高の1Uラックに納まる電源トランスはなかなかありません。Rコアやトロイダルトランスであればぎりぎり入りそうですが、なかなか高価です。せっかくのビンテージアンプなので、スイッチング電源を使うのも気が進みません。それよりも電源トランスと入出力トランスを同居させることで、SN比が悪くなるのも困ります。結局別電源にすることに落ち着きました。ファントム電源用の48Vも必要ですが、適当なレギュレーターが見つからないので、別にスイッチング電源を用意しました。(当時は「コッククロフト回路」を知らなかった)1272の入出力トランスはMarinairのL10468とLO1166なのですが、手元にSt.ivesのL10468が有ったので、入力トランスはこれで代用しました。スペックは同じですが、前にも述べたようにキャラクターの違いが多少あるようです。3段階のレベル切り替えと、1stステージと2ndステージのアンプの間にステップアッテネーターを入れました。

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 結線を確認して早速試聴会です。むむっ!さすが!!音が太い太い!!!回路的には1272とほぼ同じ(前出のトランス銘柄以外)ですが、この製作費でこれだけの音が出れば御の字です。通常オリジナルの1272のラッキングされたものなら、10万円以上で取引されていますが・・・・。ただ33114に比べると、ややSN比が悪いような気がします?
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2007/5/31

NEVE 33314/33114  プロオーディオ

NEVEと言えば、ミキサー以外にもリミッター・コンプレッサーが有名です。現行機種でもある33609は型番をC,Jなどと変えながら、もう何十年も変わらぬ人気を維持しています。もちろんミキサー同様にトランスの変更や、内部回路のIC化などマイナーチェンジが施されています。NEVEにはこれ以前にも2254などのビンテージコンプがありますが、見たことは有っても使ったことは無いので、なんともコメントは出来ません。しかし33609には、新旧型ともに長い間お世話になりました。33609の良さはとにかく自然な掛り具合で、深くGRされていても気がつかないほどです。リミッターとコンプレッサーが独立していますが、個人的にはリミッターが好きです。コンプレッサーももちろん良いのですが、あまりにも音が自然な為、意識的にコンプで潰して音を創る向きには使いづらいです。70年代まではこのような音の変わらないコンプが重宝されていたましたが、それ以降の音楽環境の変化で、コンプは潰して音を創るイフェクターになり、レコーディング業界ではUREIやDBXなどが好んで使われてきました。一方放送業界では、電波法の絡みから音声信号の過大入力によるオーバーモジュレーションを防ぐ為には、最終送出段に33609のリミッターがもってこいでした。最近では放送のデジタル化によりアナログ時代の心配は無くなり、33609も後から登場したORBANなどのオーディオプロセッサーにその座を譲ることになります。

 この名機33609を放送用ミキサーの35mmモジュールに内臓したものが33314(33114と混同しないように!)で、見た目は形も大きさも違うので別物に見えます。しかし中身はBA475と言うマザーボードを用いた全くの双子です。唯一違うのは33609に有るアタックタイム(fast、slow)の切り替えスイッチが33314に無いことですが、もちろん同じボードを用いているので、追加改造は可能です。この33314と、まぎらわしいHAモジュールの33114が幸運にも手に入ったので、組み合わせて5000シリーズのユニットをアウトボード化してみました。NEVEのモジュールはそれぞれがトランス入出力で完結していて、電源も24V単一と言うこともあり、コネクターのピンアサインさえ判っていれば、簡単に組み合わせることができます。結果はご想像通りの素晴らしいNEVEサウンドで、我が家(私だけ・・?)の家宝になりました!! クリックすると元のサイズで表示します
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2007/5/31

NEVE マニア  プロオーディオ

音の仕事を始めて早30年、よくも飽きずに続けてますね!それも「音の世界」の奥が深いからかもしれません。確かにまだまだ納得した仕事は出来ませんが、体の衰えは容赦なく襲ってきます。始めた頃は真空管からトランジスタへの過渡期(ややトランジスタが勝っていた)、当時の機材も今となってはビンテージの仲間入りと言うところでしょうか。例えばミキサーと言えばNEVE、EMI、QUAD−EIGHT、API...。今から思えばお宝使い放題でした。

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 特にお世話になったのはNEVEの5000シリーズ。ビンテージNEVEの中では後期にあたるものです。(個人的にはこれ以降の8100シリーズはビンテージには入れていません)後になって判ったのですが、前期のA級アンプモジュール(代表的な1073など)に比べ5000シリーズで使われているAB級アンプモジュール(33114、33115など)はトランスの違い(前者は「Marinair」、後者は「St.ives」)もあり、大分キャラクターが違います。トランスに関して言えばこの後「Belclere」に変わるのですが、だんだん明るい音になって行くように思います。回路や部品が変わっているのはもちろんですが、NEVE社自体が世の中の音楽の傾向を読み取って脚色してきたのでしょうか?
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