2007/8/27

オシレーター  プロオーディオ

 デジタル機器全盛の昨今、基準レベル(最近はリファレンスレベルと言われています)を気にする人が少なくなったような気がします。気にする以前に、フルビットに収まっていればOKと言う傾向が強いようです。デジタルの場合フルスケール(フルビット)から減算して、-20、-18dBfsを基準にしてダイナミックレンジを決めています。しかしアナログの場合は違います。dBmにしてもdBuにしても絶対レベル(電力)を基準に決めている為、それぞれの機器によりダイナミックレンジが変わってきます。基準入力4dBmで最大入力レベルが24dBmの機器ならば、ダイナミックレンジは20dBありますが、8dBmで入力すると16dBしか有りません。逆に低いレベルで入力するとダイナミックレンジは取れますが、S/N比が悪くなってしまいます。業務用アナログ機器を複数台接続して使用する場合、基準レベル信号(+4dBm又は0dBm/0VU、1kHz)で全ての機器の入出力レベルを調整します。デジタルのシステムにおいても、アナログのアウトボードを使ったり、最近流行のサミングアンプでMIXする場合には重要な問題になってきます。

 古いミキサーのオシレーター部を取り出して、ハンドメイドで信号発生器を作り使ってきましたが、シグナルジェネレーターを購入したのでお役御免になりました。クリックすると元のサイズで表示します
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2007/8/25

API/JH990 ディスクリートマイクプリアンプ @   プロオーディオ

 世間ではニッパチ(2、8月)は暇なはずですが、私の業界では8月はとても忙しかったです。おかげでブログを書く暇も無かった・・・と言うのは半分言い訳で、実は8月初めに作り始めたマイクプリアンプが上手く行かず、なかなか完成しなかったのです。回路構成は前回のAPIプリアンプとほぼ同じですが、今回はファーストステージはAPI2510ですが、セカンドステージに「John Hardy 990」オペアンプを用い、出力トランスはStuderの物を使いました。JH990はAPI2520とピンコンパチブルで、同じようなファミリーのオペアンプがいくつかのメーカーで作られています。
 製作自体は順調に進み、音出しチェックをするまでになりました。最初のプランでは60dBのゲインを予定していたのですが、実際は70dB以上有ったようで電源系のハムノイズがとても気になりました。ゲインが高いのでノイズレベルが上がるのはしょうがないので、別電源にすれば問題は解決しまが、ワンピースでマイクアンプを作るこだわりがあるので何とかしたい物です。電源トランスを動かすとノイズレベルが変わるので、良さそうな位置を探りました。電源トランスを斜めにするとノイズが減るのですが、そういえば「ALTEC1678」の電源トランスも斜めに付いていたような気がします。気にしてはいなかったのですが、意味があったのでしょうか?(つづく)
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2007/8/3

ハンドメイド!・・・?  いろいろ

 ハンドメイドの機器をオークションで何人かの方にお譲りしました。仕事柄、音に関しての客観的な評価は不可欠ですが、自分で作った機器が他人様にどうのように評価されるか気になるのはミキサーの仕事と同じです。素人のオークションと言えども売りっぱなしになってしまうのは、心情的にも許せません。自分自身が音に対してマスターベーションで終わっていけないことは、長年気をつけてきました。もちろんお譲りした機器は納得できた物なのですが、お譲りした後何人かの方から率直な評価を頂きました。その評価は予想を上回る物でした。
 自慢話のようですが、ビンテージのモジュールや自分で工夫した回路をアウトボードとして形にしてゆくのですが、何故か元の既製品より良い音がするような気がしてしまいます。初めは物作りの達成感から自己満足が聴感を鈍らせているのかと思いました。しかしお譲りした方の評価をみると、それだけではないような気がしてきました。
 
☆1 <余計な物は取り除く>
 スイッチング用に信号路に挿入されているFETや、メインテナンスを容易にする為コネクター付けされている回路をジャンパで直付けする。

☆2 <余裕のある電源回路>
 AB級のプリアンプでは通常消費電流は0.1A以下だが、アウトボードにする場合1A程度の電源を用意する。SSLの場合1モジュールにHA、COMP、EQ、GROUP、LOGICの各ボードが有る。そのモジュールが48ch+センターセクション・・・。何10Aの電源に匹敵する?!

☆3 <直付け配線!>
 真空管時代はアルミシャーシ直付けだったので、抵抗やコンデンサーがラグ板を仲介して「空中配線」されるのが普通だった。その配線を最短距離で綺麗に創るのが職人芸で音が良いと言われていた。ソリッドステートの時代になって、生産性の向上と経費節減からプリント基板が導入されたが、はたして回路的には最良のものなのだろうか?信号経路のプリント面積を広く(太く)したほうが良いと言う話を聞いたことがあるが、ケーブルで配線した方が音が良いのでは・・?!

 プリント基板は見た目には綺麗だし半田付けも簡単なのですが、ハンドメイドでは量産するわけでもないし、プリント基板の製作工程が面倒で・・・。もちろん以前(若かりし頃!)は作ったことはありますが。
 別に自画自賛しているつもりはありませんが、もしこれらの仮説(疑問?)にお答えいただける方がいたら、是非ご連絡ください。
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