2007/10/29

ニュープロダクト @  プロオーディオ

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 この写真を見て気が付かれた方は、だいぶNEVEマニアですね。パワートランジスタ「2N3055」と言えばBA283、BA283と言えばA級アンプのNEVE1272、1073のプリアンプ部分です。BA640のレプリカを作ってみて意外とビンテージの部品が調達できることが判ったので、BA283の部品も調べたところ、コンデンサーは無理でしたがトランジスターは調達可能でした。入出力トランスも、型番は違いますがマリンエアです。心臓部のSN3055はオリジナルはモトローラ製ですが、さすがにプレミアムで高値なので国産の東芝製を使いました。結果が良かったらモトローラも試そうかと思います。
 とりあえず2ndステージを作ってみました。これだけでもNEVE1271と同じラインアンプになりますが、1stステージを追加してマイクアンプにするつもりです。
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2007/10/21

640プリアンプ 2号機完成  プロオーディオ

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 前回製作した「NEVEタイプ/640プリアンプ 」が好評だった為、2号機を作りました。回路的には前回と同じNEVE/BA640のレプリカで、電源のメーカーが違うだけです。さすがに同じものを2度作ると、工程もスムーズです。「虫取り(ノイズ取り)」も前回はフェライトを駆使しましたが、今回はこの手が利きません。元々ノイズレベルは許容範囲ではあるのですが、1度気になりだすと何とかしたいものです。平滑コンデンサーを追加したりしましたが、取ることができません。試しに基板を電源から離すと、レベルが下がります。電磁誘導によるノイズのようなので、基板と電源の間に遮蔽版を置いてみました。これが大当たりで、ノイズレベルが大分下がります。遮蔽版の材質もアルミよりも鉄の方がより効果的です。手持ちの中に鉄製のLアングルがあったので、電源の横腹に抱かせました。
 製作過程ではヘッドホンで音を確認していますが、音色がイマイチこもり気味です。完成後スピーカーで確認しましたが、そういえばテスト用にTI製のNE5534Pを使っていたことに気が付きました。早速シグネティックス(現フィリップス)製のNE5534Nに交換したところ、高域の伸びたバランスの良いサウンドが蘇りました。同じ5534でも、こんなに違う物かとつくづく感じます。NE5534NはSSL/4000Gの基板から取り外した物ですが、4000Gのプリアンプカード「82E291」には、このNE5534Nが11個使われています。そういう意味では、ノントランスのSSLの音は、このオペアンプの音かもしれません。
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2007/10/18

フェライト(Ferrite)  いろいろ

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 先日あるフォーラムで、「音声回路に混入する外来電磁波によるノイズ」に関する講演を聴きました。緻密な研究と豊富なデータを用いた説得力のある内容で、とても有意義でした。簡単に言うと、グランドループより混入した不要電波によるノイズをいかに減少させるかという話で、普段私が苦労していることでした。先生(講演者)の話によると、もっとも手っ取り早い方法は「FERRITE(フェライト)」を使うことで、高周波ノイズはもとより、可聴周波数領域のノイズにも効果が高いということでした。
 20年ほど前に私が初めてフェライトを知ったのは、「これをCDプレーヤーの出力信号線に挟むと、音が良くなる」と言う「胡散臭い」うたい文句からです。信号線に「つなぐ」ならまだしも、1個数百円の鉄の塊を挟んだだけで音が良くなるなんて、技術者としてとても信じることが出来きません。ただ当時スピーカーの置き台にする石(レンガ、ブロックはもとより、大理石や訳の分からない物まで)を拾ってきては「カミさん」に怒られていたので、数百円のフェライトを試すことくらいは自然なことでした。
 しかしこれがビックリです。信号線を挟んだだけで音がクリアになり、一皮むけた感じです。これ以来「フェライト様」の虜になり、スイッチング電源を使った時など電源ケーブルに挟むようにしています。前出の先生によれば、チョークコイルと同じ原理だそうで、フェライトの周りの巻き数を増やすほど効果が上がるそうです。考えてみれば、パソコンの電源ケーブルやモニターケーブル、LANケーブルにも多数使われ、通信速度の向上に貢献しているという話を聞きました。最近は周波数帯域や大きさによって何種類か有り、単価も安いので試してみる価値は大いにあると思います。
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2007/10/15

電源(Power Supply)  プロオーディオ

 ガラクタの中からユニエル電子の安定化電源基板が出てきたので、24Vのプリアンプ用電源を作ってみました。もちろんファントム電源48V付です。電源基板は2N3055をパワートランジスタに使用したもので、48Vの安定化回路基板を適当な電源トランスを組み合わせました。48Vを作る場合、コッククロフト電圧倍増回路で基本電源(今回の場合24V)を倍増して作り出しますが、手ごろな電源トランスで25/50Vを取り出せるものがあったので、LM317を使ってそのまま48Vを作ることができました。
 最近タカチのCDシリーズと言うアルミケース(最近発売された物?)をみつけ、2mm厚のアルミケース(正確に言うとアルミフレームを合わせ、両側にプラスチックの蓋をした物)なのですが、しっかりしていて見栄えも良く、何より2000円以下と言う値段が気に入りました。普通にまともなケースを探すと最低5000円はします。外見よりも中身で勝負すればよいのですが、前にも言った様に外見は音の印象を左右するようにも思います。とりあえず便利なケースなのですが、横の長さは何種類か有りますが高さがEIAの1U(およそ40mm)しかないので、トランスを入れるのが大変です。
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 今回はとりあえずちょうど都合の良いトランスが有ったので、気軽に作っていたのですが、やはり話はそうは上手く行かないようです。完成したのでヒートランも済まし、いざ実際に使ってみようと一番電気を食いそうなA級アンプの「BA283 2chプリアンプ」を繋いだところ、「ブーン」といって立ち上がってくれません。これは完全に電力不足です。電圧を測ったところ24Vから21Vに電圧降下していました。電源基板の可変抵抗で出力電圧を上げてみましたが、変化がありません。入力交流電圧を測ったところ、22Vあった電圧が19Vに落ちていました。完全にトランスの容量不足のようです。やはり1Uの高さに入る小型トランスでは無理があるようです。
 「BA283」からAB級の「NEVE32431 プリアンプ」に繋ぎ直したところ、こちらは動作しました。A級アンプ用には後日、トランスのしっかりした電源を作ろうかと思います。
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