2007/12/31

今年最後の(?)  趣味

 今年も残すところ数時間。家の大掃除も終わり、のんびりと作業場の整理(作業場といっても机と棚が1つですが)をしていたところ大発見(!?)をしてしまいました。それほど大袈裟なものではないのですが、あのNEVEのマイクトランスで有名な「ST.IVES L10468」が2種類あることに気が付きました。
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 写真にあるように外見はほぼ同じで、ピンの出ている面の色が少し違います。それよりも良く見ると「L10468」の刻印がある側面に対して、トランスの1次側と2次側が逆になっています。これだけならば「珍品」で終わりなのですが、ついでに電気特性を比較してみるとNEVEのマイク入力で使われる1次側、2次側ともシリーズ接続(1.2kΩ:4.8kΩ)で電圧比+6dBとここまでは同じなのですが、直流抵抗が1次側が48Ωに対して58Ω、2次側が270Ωに対して500Ωと明らかに違います。電圧比が同じであることはコイルの巻き数は同じであるようですが、直流抵抗が違うということはコイルの線材が違うということでしょうか?コイルの構造については詳しくないので良く判りません。今までNEVEについてはいろいろ調べましたが、この件についての話は聞いたことがありません。
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2007/12/27

WSW改造マイクアンプ  プロオーディオ

 「WSW改造マイクアンプ」が完成しました。アイボリーのケースにぴったり収まり、出来上がりは上々です。オリジナルのゲイン切り替えSWを6接点のロータリーSWに交換し、(20,30,35,40,45,50dB)のゲイン切り替えとしました。そしてゲインSWの隣には、ファントム電源をLEDで表示しました。(ファントム電源SWは背面に有ります)
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 早速音質チェックです。電源を入れてしばらくヒートランした後、コンデンサーマイクでボイスチェックしました。さすがに音は太く、第一印象はマイルドな感じです。今まで聞いたマイクアンプの内でも、音の「柔らかさ」は一番ではないでしょうか。これがいわゆる「ビンテージ」な音なのかもしれません。ただ「Telefunken V672」と比較すると、高域の伸びが無くバランス的には低域寄りで少しバランスが悪いですが、安物のアンプのようなこもった感じでは無く、温かみのある音色です。
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2007/12/16

「WSW ラインアンプ」改造  プロオーディオ

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 「WSW」と言うオーストリア・シーメンスが、放送設備用に製作したラインアンプが手に入りました。ディスクリートで70年代のビンテージであるようです。オリジナルはラインアンプなので10kΩトランスバランスイン、トランスバランスアウト、30dBの増幅率が有ります。回路を調べたところ、初段増幅がBC109トランジスタ(NEVEでも使われているNPNバイポーラトランジスター)で、データ上は50dB以上の増幅率が得られます。早速マイクアンプへの改造に取り掛かりました。
 とりあえずコネクターに入出力と電源(+24V)を仮接続し動作を確認したところ、データ通り30dBのゲインが得られ正常に動作しています。まず入力ですが、トランスがインピーダンス10kΩ受けなのですが、センタータップがあるのでパラ接続にすることで、入力インピーダンスを落とし昇圧させました。初段トランジスタの増幅率を決める抵抗にボリュームを仮止めして測定したところ、50Ωで50dB位のゲインが得られることが判りました。この結果はトランジスタBC109のデータ通りです。
 実験より50dB増幅のマイクアンプへの改造が出来そうなので、オリジナルのゲン切り替えスイッチを全て取り除き、10kΩのボリュームを取り付けました。早速仮止めの状態でマイクを繋ぎ、ヘッドホーンで音を確認してみたところ、ゲインは正常に動作しています。正弦波を入力して最終的な増幅率を測定したところ、20db〜50dBのゲイン調節が出来ました。ヘッドホーンでの確認ですが、音色も「Telefunken V672」(同じドイツだから?)に近い感じがします。
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2007/12/9

TELEFUNKEN V−672  プロオーディオ

 ちょっと前にヤフオクで「Telefunken―V672」を手に入れたのですが、時間が無くなかなかラッキング出来ませんでした。「Telefunken」といえば真空管が有名ですが、「V672」はソリッドステートです。電源は24V単一でコネクターとスライドレールが付いていたので、モジュールごとラッキングしました。回路的にはNEVEなどとはちょっと違った感じで、トランス入出力ですが出力は2系統ある為、出力トランスは2つ付いています。
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 ラッキングする前に、コネクターを仮配線して音を出してみました。データシートを見ながら、増幅率が60dBになるよう外付けの抵抗値を決めました。電源を投入してみると、なんとも心地よい音が聞こえてきます。無音にしてノイズレベルを確認してみると、ホワイトノイズとは別に低周波の唸りの様なノイズが聞こえます。気になるほどのレベルではないのですが、試しにオシロスコープで確認してみました。何と電源ノイズより周期の遅い数10Hzの鼓動に近いノイズが乗っています。今まで経験した低周波ノイズと言えば電源系の50Hzがほとんどでしたが、こんなに低いのは初めてです。
 出力から順にノイズの発生源をたどっていたのですが結局原因が判らず、しょうがないので1stステージ、2ndステージ、電源部、マザーボードに分解し、それぞれ別々に確認していきました。その結果ノイズの発生源になっているのは、2系統ある出力のトランスの前にあるコンデンサーであることが判りました。出力は1系統でよいので、悪い方の出力のコンデンサーとトランスを除去することにしました。
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 これでクリアになった低周波ノイズですが、改めてノイズレベルを確認してみると非常にSN比の良いことが判りました。早速音色のチェックをしてみましたが、前回制作した「BA283プリアンプ」に非常に近いです。オリジナルの分だけ、こちらの方が「ビンテージ」的な柔らかさが有るような気がします。さすがに名声を裏切る物ではありませんでした。
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2007/12/1

ALTEC−1678改造 A  プロオーディオ

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 先日「ALTEC−1678」の製造元不明の5534についてテストしなかったので、倉庫から引っ張り出してチェックしました。ICはソケットに入っていたので、簡単に取り外すことができました。型番は「5534ACN」で裏側に「TAIWAN」の表示が有ります。NETで調べてみると、中国製が多いことが分かりました。「ALTEC−1678」は8chミキサーなので、そのうちの1chのみをシグネスティックスの「NE5534N」と交換して、他のchと比較してみました。
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 びっくりです!!余りにも音が違います!今までもシグネスティックス製の5534の音の良さは述べてきましたが、今回の比較は想像以上です!写真で分かるように「5534ACN」は通常の5534シリーズと比較して一回り大きいのですが、音は二回り以上悪いです!「ALTEC−1678」の回路を調べてみると、各chのHAには「5534ACN」が使われ、MIXされた出力段にはシグネスティクスの「NE5532N」(2回路入り)が使われています。良く聴いてみると、ダイレクトアウトとミックスアウトの音が違うのはこのせいかもしれません。
 即刻全てのchオペアンプを「NE5534N」に交換しました。本当に蘇るようにクリアーなサウンドになりました。元々の音の太さも有るので、ダイレクトアウトを前出の8chバッファーアンプ(NE5534P使用)と組み合わせたところ、なかなか使えそうです!ファントム電源が18Vなので、近々48V仕様に変更する予定です。
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 「ALTEC・・・・」をご使用の皆さん。ビスを2つ外すと蓋が取れますので、オペアンプを交換することを強くお勧めいたします!!



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