2008/5/25

NEVE 33314  プロオーディオ

 久しぶりに「本物!!」のビンテージNEVE33314をラッキングしました。33314は以前にも書きましたが、ミキサーモジュール用に作られた35mmサイズのリミッター/コンプレッサーで、中身は33609と同じBA475ボードが用いられています。唯一の違いは、アタックタイムの切り替えスイッチ(Fast/Slow)が無いことで、トランス類も全て33609Cと同じです。
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 内部の配線を一部修復して久しぶりに通電、音出しをしてみましたが、2台とも問題なく動作してくれました。GRメーターには、33609にならってアナログメーター(SIFAMに似ていますが別物です)を使うことにしました。モジュールごとラッキングするのでコネクター(ELCO)を付けて取り外し出来るようにしたいのですが、このコネクターが本体以上にレア物で入手困難です。手持ちが無いので残念ながらコネクタピンに直接ケーブルを半田付けしました。またフロントパネルにモジュール2本分の長方形の穴を開けるのですが、これがまた綺麗に加工するのが至難の業です。プロに頼んで開けてもらえば良いのですが、70×220mmの四角い穴1つで5000円(!)と言われてしまいました。1枚千数百円のEIA−2Uアルミパネルの加工賃が・・・・!仕方なく今まで通りホールソーとジグソーで穴あけし、ヤスリで仕上げることにしました。やはりフライス盤が欲しいです!
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2008/5/18

幻のモトローラ  プロオーディオ

 最近では入手困難となった、モトローラ製「2N3055」が2個手に入りました。すでに生産中止になっていますが、プレミアムがついて値段的には国産の物の5〜10倍位します。アルミカンタイプの金メッキ足で、何種類か作られたモトローラ製の中でも初期の貴重なものです。以前オペアンプ「5534」を比較した時にその違いにびっくりしたので、今回も期待が高まります。
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 早速「BA283マイクプリアンプ/シルミックバージョン」の最終段にある「2N3055/東芝製」と交換しました。エージングも終わらないうちに、もう1台有る「BA283マイクプリアンプ/ミューズバージョン」と音を比較してみました。元々両者のコンデンサーによる音比較をした時に、「ミューズ」に対し「シルミック」の方が高音域に特徴が有りましたが、トランジスタを交換することで、一層高音域の延びが顕著になりました。極端に言えば、「ミューズ」の音が甘く(鈍って?)聞こえるほどです。これがトランジスタの違いによるものなのか確かめるために、「ミューズ」の方もモトローラ製に交換してみました。その結果ですが、やはり「ミューズ」の方も高音域が延びることが確認できました。
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 あるHPに有った話ですが、2N3055などのメタルカンタイプのトランジスタは、最終的にモトローラなどのアメリカ製に国産は性能面で対抗できなかったと言う話を読みました。近年半導体技術では世界レベルにある日本ですが、何十年か前に日本がアメリカ製のコピー品を作っていた時代を思い出すと、この結果も納得できます。それにしてもモトローラの「M」やニーブの「N」などのロゴを見ると、興奮してくるのは私だけでしょうか!

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2008/5/3

ディスクリートオペアンプ  プロオーディオ

 ディスクリートオペアンプを比較をしてみました。「API2520」のコンパチブルとして「LX108」「HM2010」「163A」に加え、外見は一回り小型ですがピンコンパチブルの東京光音製「HM901」も試してみました。「LX108」が付いていたHanaoka製のアンプカードからオペアンプを取り除き、ピンソケットを取り付けてオペアンプが交換出来るようにしました。
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 最初に電気的特性を見るためDC±15V供給で10kΩの帰還抵抗回路とし、1kHzの正弦波を入力して増幅率を比較しました。ところが驚くことに5個のオペアンプ全てが37dBの増幅率を示しました。次に最大出力を見るため入力信号を増加させてゆくと、これまた同じく33dBuと同じになりました。ただしこの数値はアンプカードがトランス入出力の為、トランスの昇圧分が加味されています。「API2520」のデータシートを見ると、DC±15で出力28dBmとの表示があるので、妥当な数値かと思われます。
 次に音質チェックです。ここまで同じ電気特性を見ると、やはりコピーなのかと思いかけていましたが、これがビックリです!

 <LX108>    明るくて軽い感じ、高音域が伸びている。
 <HN2010>   とにかく腰が重く、太い音。低音域寄り。
 <163A>     108と2010の中間、高音域がやや弱い。
 <API2520>  低音域から高音域までバランスが良い。
 <HM901>    2010と同じ傾向、低音域寄り。

 ボイスによる簡単なチェックですが、やはり違いが出るものです。トータルでは「API2520」に軍配が上がりさすがに長男の権威を示しましたが、それぞれのクオリティーは高く、あえて比較してみた結果と言えます。さすがに「ディスクリートオペアンプ」の実力です。
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2008/5/2

兄弟アンプ  プロオーディオ

 以前製作した「LX108マイクプリアンプ」の電源部に余裕があるので、拡張アンプを作ってみました。電源に使われているトロイダルトランスはAC±18V0.8Aで、実測してみたところLX108/2chで整流後のDC±24Vで30mAしか消費されていません。前にも書きましたが、ボード毎にレギュレーターが付いているので、容量的には十分余裕があります。同じLX108のアンプボードを使って、電源部無しの兄弟アンプが完成しました。
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 電源部が無いのでケースの中はスカスカで、重量も軽く拍子抜けです。1時間ほどヒートランをして、音出しチェックをしてみました。するとコンデンサーマイクを繋いで4ch分のファントム電源をオンにすると、ノイズが乗ってきます。ファントムスイッチを1つづつ落としてゆくと、3ch目からノイズが乗ることが分かりました。テスターで電圧を測ってみると48,5Vあったファントム電源が4chフルで43Vまで降下してしまいます。手元にあったコンデンサーマイク2本を繋いだのですが、電源表示用のLEDが4個とマイク2本の消費電流でおよそ60mA程度と思われます。コッククロフト・ウォルトン回路で昇圧したファントム電源では供給出来ないのかもしれません。ファントム電源は再検討が必要になりました。
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