2009/9/26

API2520  プロオーディオ

 ディスクリート・オペアンプは何種類か持っていますが、ビンテージのAPI2520が手に入りました。現行品(と思われる?)2520は以前ブログで紹介しましたが、今回の物は明らかに古そうで、外見的にも違いが有ります。まず現行品はアウト側が4本足(±V、COMMON、OUT)に対し、ビンテージ品は5番目の足「TRIM」があります。また外寸も写真で見て分かるように厚みが2mm程違い、正面から見て同じように見えますが、実は現行品の方が縦横0,5mm小さいです。

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 もっと驚くことには、調べてみるとAPI2520には何と7種類(!)あることが分かりました。作られた場所によって違うようですが、私が入手したのは「MELVILLE N.Y.」で、そのほかに「HUNTINGTON N.Y.」「SPRINGFIELD VA.(ラベルが青い)」などが有るようです。早速音を比較してみました。
 お手製のテスト基板に差込み、ボイスで比較してみました。初めに現行品です。さすが音に存在感があり、バランスもやや中域が出っ張って、低域、高域も伸びています。最近A級アンプばかり聞き慣れているので、モノリシックICの音の薄さには幻滅していたのですが、ディスクリートは音がしっかりしていて気持ちが良いです。
 次に「MELVILLE N.Y.」の登場です。第一印象は現行品よりレベルが高いような気がしました。中域から低域にかけてのエネルギー量が多く、大きく聞こえるのはそのせいかもしれません。音は非常に滑らかなのですが、全体のバランスから言うともう少し高域が欲しい感じです。
 しかしこのアンプにノイマンを繋いでジャズヴォーカルを・・・!考えただけでも興奮します!使い勝手から言えば現行品の方がオールラウンドかもしれませんが、使い方を心得ていれば凄いアンプになるに違い有りません!!

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2009/9/21

MIDAS PRO4A  プロオーディオ

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 「MIDAS PRO4A」と言うモジュールを手に入れました。MIDASというメーカーは知っていますが、10数年前に日本のPA屋さんが使い始めた頃からです。実際はもっと古いイギリスのメーカーで、今回のPR04Aも80年代初頭の物のようです。80年代のイギリス製ということで期待を持って中を見てみると、有ります有ります!入力トランスはSOWTER3360、オペアンプはシグネティックス製NE5534N、フェーダーはP&G・・・。予想通りの回路構成です。ちょうどNEVE33114あたりと同じ時代のものでしょうか。詳しく回路を読んでみると、基板もシンプルで分かり易く、ヘッドアンプ部とEQ部だけ取り出してアウトボード化出来そうです。
 早速基板をフロントパネルから取り外し、得意の「モジュール・ブッタ切り」工法で製作に入ります。取り外されたヘッドアンプ・EQ基板に通電してシングルトーンでテストしてみました。綺麗なサインカーブが現れ、アンプもEQも正常に動作しているようです。

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 切り取った基板とフロントパネルを元に戻しケーシング開始ですが、その前にアウトプットの処理が必要になります。ミキサーのモジュールなので出力はアンバラなのですが、そのままでも使えない事はありませんが、いろいろな使用条件を考えて、バッファアンプでトランスをドライブしてバランス出力にします。回路はディスクリートOPアンプLX108と日本光電製トランスの組み合わせです。モジュール側の出力レベルに合わせて、ゲイン調整出来るようにしました。

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2009/9/6

便利な道具 B  いろいろ

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 DIYのお店で使えそうな道具を発見しました。丸棒のヤスリなのですが直径が3mmで長さが25cmあります。元々はチェーンソーの目立て用のヤスリのようですが、別の使い道にピッタリです。
 アンプをラッキングする際に、私は取り付けビスに3φを多用するのですが、加工精度が低いので、しばしば取り付け穴がずれてしまう事があります。ケースを自作した経験のある方ならば、一度はこんな失敗があるはずです。そんな時はドリルで無理やり穴をずらしたり、一回り大きな径にしたりしてごまかしてしまいます。
 そこでこのヤスリ、直径が3、3.2、3.5mmとバリエーションがあり、長さが25cmもあるため作業効率が良く、簡単に丸い穴を「楕円形!」にしてくれます。元はと言えば自分の加工精度の低さが問題ですが、素人にはとっても便利な道具です!
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2009/9/5

27QU71  プロオーディオ

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 沖電気のアンプ基板「27QU71」をラッキングしました。オリジナルのままでも十分満足できる音質なのですが、ついついRECAPをしてしまいます。コンデンサーはもちろんシルミックで、交換して気が付いたのですが、やはり古いコンデンサーからは液漏れした痕がありました。1chなので中身は写真のようにスカスカです。

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 早速音を出してみました。灯を入れてすぐに音を聞いてみると、厚みはあるのですが少しこもっています。しばらくヒートランしてみると・・。来ました!来ました!!霧がスーッと晴れて、音が前に出てきます。高音域はさすがにシルミック、繊細で上品な感じです。全体的なイメージではBA283より柔らかな感じで、入出力トランス(タムラ製)を交換すればもっとシャッキリした音になるのでしょうが、この音もアリかと思います。
 ジャンクの割には掘り出し物で、ちょっと得した気分です!特に前にも書きましたが、最大出力が異常に高く30dBuをはるかにオーバーして測定不能です。多分トランスが鳴き出して何処からとも無く1kHzが聞こえてくるので、回路から火を噴く前に止めました!

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