2007/5/31

NEVE BA183/283  プロオーディオ

 ビンテージNEVEと言われているA級プリアンプは、オークションでも高値で取引されてます。有名なものに1073や1272がありますが、両者はEQが有るか無いかの違いで、心臓部のアンプカードにBA183、283などが使われているのは共通です。残念ながらオリジナルを手に入れることは出来ていませんが、幸運にもBA183と283をヤフオクで落札することが出来ました。ボード自体の古さはさすがに隠せませんが、一部RECAPされたコンデンサーが光っています。早速カードエッジコネクターと手持ちの24V電源を繋いで生かしてみました。「ブーン」あやや!怪しげなノイズが!不良品をつかまされたか!やな予感。しかし一応回路は生きているようなので、致命傷ではなさそうです。この手のノイズは経験的に電源系統が多いので、電圧を測ってみるとなんと電圧降下しています。そうか!A級アンプなので消費電力が多いのか!手持ちの電源が100mA出力位なので、ドライブ出来ない様です。そういえばパワートランジスタがチンチンに熱いです。確かAB級の33114モジュールはHAにEQ、フィルターまで付いて消費電流が80mA位だったので、HA部分だけのBA183は大丈夫と思っていたのですが・・・。部品棚の奥から1A出力の大きい電源を引っ張り出し、繋ぎ直してみました。今度はバッチリOKです。マイクを繋いでヘッドホンで聞いただけでも、音が太いのがわかります。さすがだ!しかしトランジスタが熱いのは相変わらずで、夏にこのモジュールのミキサーで仕事をした人は、さぞかしダイエットになったことでしょう。私も昔8000シリーズのコンソールで仕事をした時、大汗をかきながらMIXした経験があります。

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 電源と入出力のトランスを付けて、プリアンプの製作に取り掛かりました。まず電源は、上記の経験及び音質にも影響するのでしっかりしたものが必要です。できればEIA−1Uラックに収めたいところですが、約45mm高の1Uラックに納まる電源トランスはなかなかありません。Rコアやトロイダルトランスであればぎりぎり入りそうですが、なかなか高価です。せっかくのビンテージアンプなので、スイッチング電源を使うのも気が進みません。それよりも電源トランスと入出力トランスを同居させることで、SN比が悪くなるのも困ります。結局別電源にすることに落ち着きました。ファントム電源用の48Vも必要ですが、適当なレギュレーターが見つからないので、別にスイッチング電源を用意しました。(当時は「コッククロフト回路」を知らなかった)1272の入出力トランスはMarinairのL10468とLO1166なのですが、手元にSt.ivesのL10468が有ったので、入力トランスはこれで代用しました。スペックは同じですが、前にも述べたようにキャラクターの違いが多少あるようです。3段階のレベル切り替えと、1stステージと2ndステージのアンプの間にステップアッテネーターを入れました。

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 結線を確認して早速試聴会です。むむっ!さすが!!音が太い太い!!!回路的には1272とほぼ同じ(前出のトランス銘柄以外)ですが、この製作費でこれだけの音が出れば御の字です。通常オリジナルの1272のラッキングされたものなら、10万円以上で取引されていますが・・・・。ただ33114に比べると、ややSN比が悪いような気がします?
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