2020/7/31

8chサミングアンプ @  プロオーディオ

 以前登場したドイツ製8chラインアンプ(ANT EV8?)で、サミングアンプの製作に取り掛かりました。入力がトランスバランスになっているEV8ですが、サミングした後のバッファアンプが必要になります。EV8が24V単電源なので、出来れば同じ電源で処理したいものです。そこで思い浮かぶのが、NEVEのアンプ基板になります。B208のストックがあるのでこれを使うとして、問題は出力トランスです。そう!NEVEと言えばもちろんMARINAIRですね!!LO1173を2個奮発しました。
 それぞれの基板の動作を確認して、組み立てに入ります。一つ問題になったのが電源ですが、オールディスクリート回路なので、電源容量が心配です。それぞれの基板について測定したところ。B208が1枚あたり70mA、EV8が55mAと言う事で合計200mAほど、スイッチング電源は使いたくないので、リニア電源にするとして、余裕をみたら結構しっかりした物が必要になります。写真に有るように、ラックケースはアンプ基板とトランスだけで満杯なので、電源は別付けにすることにしました。

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2020/7/25

TF・・・?  プロオーディオ

 手持ちのビンテージ機材を整理していたら、NEVE33415が出てきました。33415は3415の後継機なのですが、2段構えのアンプ基板がディスクリートのB438、B440やTDA1034モノシリックOPAを使ったB638、B640、トランスに至ってもMARINAIR、ST.IVESなど多様な組み合わせが存在します。

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 その中で以前から気になっていたのが、手持ちの33415に使われている出力トランス「TF12012」です。今まで集めたNEVE系トランスの資料の中には、「TF・・・」と言う型番のトランスは現れません。ただ後期の33609の回路図には一部TF系の出力トランスが使われています。私の33415は入力トランスがST・IVES、出力トランスがこのTF12012なのですが、見た目はMARINAIRの様ですが、コイツは何者なのでしょうか?思い起こし見ると、TFの型番はBELCLEREの入力トランスに見ることができます。はたして・・・?
 正解をご存じの方は、是非ご教授下さい。
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2020/7/3

NE5534N  プロオーディオ

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 久しぶりにモノシリックIC(シグネティックス製NE5534N)を用いたプリアンプを製作しました。回路的には基本的なプッシュプル回路で、入力トランスにJENSEN製「JT−115K−E」、出力トランスに日本光電製のカットコアタイプを使用しました。

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最大ゲインは50dB程度に抑え、ハイレベル入力に対応するため25dBパッド付きです。実はこのアンプが難産で、私のミスでトラブルが多発、完成までだいぶ時間を費やしてしまいました。
 結果ですが、最近はディスクリート回路ばかり扱ってきたので、IC回路の音がとても新鮮です。もちろんディスクリートのような重圧感は無いのですが、何かすっきりしていて、スピード感?があるようです。70〜80年代のロック系が、NEVEよりSSLを好んでいたという話を聞いたことがありますが、多少納得できた気がしました。

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2020/5/30

TKD PC−130  プロオーディオ

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「TKD」という名称から東京光音電波製と思われるディスクリートアンプ基板で、マイクプリアンプを製作しました。基板にはAPI2520より一回り大きいオペアンプが2個マウントされています。電解コンデンサーは手持ちのシルミックとファインゴールドにRECAP、±15電源と48Vファントム電源を装備し、いたってシンプルな作りとしました。このオペアンプ、図体が大きいうえ本体に何の明示も無いブラックボックスで、何か興味をそそられます。完成後の音色チェックですが、同じ東京光音製オペアンプ「HN2010」と同じ傾向で、低音域に特徴が有ります。音響系コンデンサーにRECAPしてあるので、それなりに音像もはっきりしていてバランス的にも悪くないです。
 ところで今回初めての1Uラックマウントケースを使ったのですが、空のケースを見たとき、内側の何ケ所かにM5のビスが頭を出していて、何かの製品の作りかけではないかと疑ってしまいました。

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しかし製作後半にノイズチェックをする際に、このビスが筐体アースの接地ポイントであることが判明します。このケース、前面はアルミ板ですが、底板、上蓋、背面は鉄板で塗装がされています。なので組み上げるとそれぞれの部品が塗装で接地されず、ハムノイズが載る原因になります。お陰様でそれぞれのポイントを繋ぐことで、SNの良いアンプを作ることが出来ました。

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2020/5/14

TAMURA TS4000  プロオーディオ

 若き日に仕事を始めたころ、大変お世話になったミキサーです。当時は可搬型ミキサーの数も少なく、手ごろな機材としてこの「TAMURA TS4000」を使いました。テレビやラジオはまだモノラル放送でモノラルミキサーが活躍していたのですが、その後のステレオ化により「TS4000S」へ進化してゆきます。中身もディスクリートからIC回路へと変わっています。

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 現物はすでに分解してしまって入力部分のみを取っておいたのですが、ご覧のように「TMA−1613A」と言うアンプユニットが豪勢に鎮座しています。回路もシンプルでタムラ製では珍しく、単電源(DC24V)で動きそうです。久しぶりにマイクアンプに挑戦しようかと思います。
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2020/3/11

V275ラインアンプ ラッキング @  プロオーディオ

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 「SIEMENS V275/01」のラッキングに着手しました。ネットで回路を探したのですが、「V275」と「V275/04」の回路図は手に入ったのですが、「/01」は見つかりませんでした。バージョンの違いのようですが、「V275」はオールディスクリートで、「/04」は2段階増幅の前段にモノリシックタイプのオペアンプが使われています。私の持っている「/01」はオールディスクリートですが、後段がハイブリッドタイプのオペアンプ(ディスクリートですが、チップ素子が使われている板状のオペアンプ)が使われています。回路的には「/04」とほぼ同じなので、大分参考になりました。
 さて前回「V275/01」は38dBほどゲインが有ると書きましたが、回路図によると使用上は23dBのようです。(回路図がドイツ語なので苦労します)外付け抵抗でゲイン調整が可能で、最終的に絞り込んで13dBにしました。これなら入力側にアッテネーターを噛ませて、実用的なレベルになりそうです。通常アンプを作るときはゲインを上げるのに苦労するのですが、今回な逆なので不思議なものです。

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2020/2/28

謎の8chアンプ?  その2  プロオーディオ

 この基板が8chラインアンプであることは想像できたので、各chごとのトランスとオペアンプを中心に回路を追って行きました。まず問題なのがHAUFEの「ST3935」というトランスですが、通常は出力トランスであろうと考えます。

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 ところが幸運にもネットで「ST3935」のピン配置図が見つかり、それによると1次側がコネクターに、2次側がオペアンプに繋がっているようです。つまり「ST3935」は入力トランスと言う事になります。これらの事から想像するに、この基盤がミキサーのサミング回路の入力基板であったことが考えられます。

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 信号の入出力は間違えても問題は無いので、思い切ってトランス側に入力信号を繋ぎ24Vを投入しました。すると何ということでしょう!(ビフォーアフター風?)見事にオペアンプ側から出力波形が登場しました。(この瞬間が至福の時です!)ゲイン0の1対1入出力です。
 さて次回は、サミングアンプの製作記になるのでしょうか?
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2020/2/23

謎の8chアンプ?  その1  プロオーディオ

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 大分昔に手に入れたのですが、回路図も無く立体プリント基板で回路を追うのが大変だったため、ほったらかしなっていた8chアンプ基板です。HAUFEのトランスが8個載っていて、コネクターもDIN規格なのでドイツ製であることは間違いないようです。ハイブリッド・オペアンプによるディスクリート回路で、使い道がありそうなので回路解析を再開しました。
 ドイツ製基板なのでDC24V駆動であろうと推測し、とりあえず電源周りを追いかけてみました。有ります有ります逆流防止のダイオードが±で2個、その後ろに平滑コンデンサーと缶タイプのトランジスター(?・・ドイツ製基板にはよくあるタイプです)が並び、オペアンプに電源を供給しています。少しわかり始めるとスルスルと回路構成が解けてゆくのですが、この感覚は謎解きゲームのようで、何度やっても快感です!
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2020/2/10

8chラインアンプ  プロオーディオ

 令和2年もあっという間に2月、冬場は家にこもって工作に勤しむ時期なのですが、やっと年明け第1弾をお届けします。

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 以前も紹介したタムラ製の4chアンプ基板ですが、今回は2枚奮発して8chラインアンプを製作しました。と言っても、元々ノントランスの8chラインアンプの筐体が有ったので、中身を入れ替えたものです。4chラインアンプと同じように入力にアッテネーターをかませ、10dBゲインがあるラインアンプ基板をコントロールします。入出力コネクターや配線は流用できたので、前面にアッテネーター用の穴を開ける程度の手間で済みましたが、出来栄えは悪くないと思います。3U鉄製ケースなので少し大きく重量がありますが、音を通せばしっかりしたディスクリートトランスアンプの音色が楽しめます。

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2019/11/17

33114 つづき  プロオーディオ

 33114の回路構成は、ST.IVESの入力トランスとB638からなる入力部、EQセクション、B640とMARINAIR出力トランスからなる出力部に3分割されます。EQセクションはバイパスされているので除外して、とりあえず入力部からチェックします。
 マイク入力へ1kHz正弦波を入力し、オシロスコープでポイントごとに探ります。PreEQのインサートポイントに信号が出てこないので、入力部のB638に問題が有りそうです。B638の入力ピンまでは信号が届いていますが、出力ピンからは無信号でした。てっきりB638の不良かと思い、手持ちの予備品と交換しましたが・・・。現象は変わりません。24V電源も正常なので、残るは・・・。B638の増幅率を決める帰還回路に問題が?470μFの電解コンデンサーが!なんと短絡しています!!またもやコンデンサーが悪さしてます!!!

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フィリップスの青コンデンサーの手持ちは無いので、「SILMIC U」で代用してみました。見事問題解決(パチパチ!)ほかのモジュールも同じ原因でした。
 今までもタンタルで痛い目にあったことはブログにも書きましたが、電解コンもダメですね〜。やはりビンテージ物は、RECAPが必要なことを痛感しました。

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