NPO法人 蓼科・八ケ岳国際自然学校では
山菜教室、バードウォッチング、登山教室、オリエンテーリング体験等各種プログラムを実施しています。
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2009/5/23

アオナシ開花  千駄刈りの森の植物

5月23日、千駄刈りの森のアオナシが咲いていました。
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白樺湖周辺では大きな木が良く見られ、花が咲くと見栄えの良い樹です。秋には良い香りの実がたくさん落ちています。
千駄刈りの森ではこの一本しか見かけません。ナシの仲間は一本だけでは受粉しにくいためか、一昨年、去年と探して見たのですが実は見つかりませんでした。

花の拡大写真。
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リンゴの仲間のエゾノコリンゴやズミも良く似た花ですが、アオナシやヤマナシは雄しべの先が紫色をしているので区別ができます。

byにし
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2009/5/13

コゴメヒョウタンボク開花  千駄刈りの森の植物

5月13日、千駄刈りの森にも花の季節到来!!

コゴメヒョウタンボクの花が咲いていました。
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コゴメヒョウタンボクは環境省指定の絶滅危惧種(TB類)です。2007年の当ブログ記事(絶滅危惧種!コゴメヒョウタンボク)では5月26日の写真を載せています。場所が少し違いますが、やはり今年は花が早いようです。
写真では立派な花ですが、実物は6〜8mmと小さいですよ。

自然学校の教室周辺のタカネザクラはほぼ満開です。
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千駄刈りの森で咲くサクラはほとんどタカネザクラです。葉や花のガク筒に毛がある場合が有り、チシマザクラ(タカネザクラの変種)とすべきかは迷うところ。
他にもミヤマザクラ、ウワミズザクラはありますが、いわゆる「さくら」とは別物、花の時期もやや遅くなります。

これはいわゆる「さくら」の仲間、マメザクラ(別名フジザクラ)です。
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拡大写真。
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林道沿いに一本だけ咲いていました。本来の自生か、別荘地に植栽された樹の種子が運ばれて生えた樹(逃げ出した樹、と呼びます)かは不明。一本だけのところを見ると「逃げ出した樹」でしょうか?

by にし





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2009/2/3

春を待つミヤコザサ  千駄刈りの森の植物

どこにでもあるササです。雪が少ないのか顔を出していました。
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ミヤコザサ(学名:Sasa nipponica )

ササの仲間は、嫌われることも多いのですが、主に日本で進化・種分化した日本の植生・生態系を特徴付ける植物です。ミヤコザサは学名が"日本のササ"を意味していて日本のササの代表種?です。

よくクマザサ(熊笹、隈笹)と呼ばれますが、クマザサは京都にしかないので八ケ岳で生えているササはほとんどこのミヤコザサです。太平洋側の積雪が比較的少ない地域に生育しています。明るいところが得意なのでカラマツ植林地や疎林では林床を一面に覆いますが、カラマツ林でも中・低木が茂ってくると衰退してくるようです。

冬芽は地表近く、幹の基部の雪の中にあります。
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葉や茎の上部がシカに食べられたり、低温・乾燥で障害を受けても冬芽さえ無事なら生きてゆけます。

冬芽拡大写真。
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こちらは雪が少ないせいか雪上に出てしまっていますが・・・。

常緑のミヤコザサはニホンジカにとって餌の乏しい冬から春にかけての主要な食料となります。最初の写真にシカにかじられた跡があるのがわかるでしょうか?
ササはシカに食べられはしますが、シカがいなくなると低木が繁茂して林床が暗くなり、かえってササには暮らしにくくなります。ササにとってのシカは、痛し痒しの関係のようです。

byにし
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