「ソフトウェアエンジニア募集」
の求人を発見したのは去年末の事…というわけで実は今年1月10日にその会社の面接があった…
私はコンピュータに関わる仕事につきたいと思ってはいたが、家の状況が悪くなってあんまりコンピュータの勉強が出来なくなった。その間に技術が進んで私の知識が時代遅れになってきたため、この業種についてはあきらめがあったが…とりあえず受けてみたのだった…
私は緊張しっぱなしだった。ソレに付け加え、人事担当者の、私の扱いに困ったような顔と、社長様の鷹のような目つきとしかめっ面と腕組みで私は息が詰まって手が震えとった…そして、あの流れ作業の面接の時みたいな「もう一人の私」が現れ…暴走した…
相手「英語は出来ますか?」
私「出来ませんが努力します。」
私の心(いやぁ、できないぃぃ!!)
相手「求人には夜18時までとなっていますが、実際は22時くらいまで残る事もありますが大丈夫ですか?」
私「頑張ります。」
私の心(もっと寝かしてくれェ…)
相手「大阪を離れて別の所に転勤になるかもしれませんが大丈夫ですか」
私「大丈夫です。」
私の心(遠くに行くのコワイ…)
と…こんな具合で、心の中で(そんなもんデキマセン…)という私の本心とは裏腹にどんどん相手の言う事を承諾した…
そして…
相手「ウチではC言語で開発してますが、できますか?」
私「出来ませんが、頑張って習得します。」
心の中で「ギャァァアアア!!」と叫んだ…
ソフト開発というのは無茶苦茶簡単に言うと、コンピュータにいろんな事をやらせるための手順をコンピュータに教え込むようなもので、コンピュータはその手順通りに動いていくわけである。
そして、その手順の書き方に使われるのがプログラミング言語といわれる言語…
言語はCOBOLとか、C、BASIC、JAVAなど沢山あって、各言語で書き方が違う、単語も微妙に違う…
私はBASIC言語がはじめて習ったプログラミング言語で、このBASICに親しみがあり、C言語がほとんど出来ない…現在の言語で様々なシステム開発やゲーム開発にも使われているC言語に興味はあるのだが…書き方とか気に入らん所が多くあって…あんまり勉強が進んでなかったのだ…
習得なんかすぐに出来そうに無い…なのに「頑張って習得します」なんて言ってしまったのだ…もう一人の人格が…
そしてペーパーテストが始まった…全部C言語で書いてある…
ほとんど出来なかった…緊張して、今までテキトウに覚えていたC言語の特徴がキレイさっぱり飛んじまったのだ…
面接が終って、テストが出来なくてある意味ホッとしていた…
「はぁ…やっぱりプログラマなんて夢であったなぁ…別の業種で新しい職を探すか…」と…
…そしたら…今日の夜8時頃…
担当「先日面接させていただきました○○の人事担当の○○ですが、採用となりましたので来週月曜から来てください。」
私「さ、さ、採用ですか?!」
担当「書類を送りましたので、これからどうぞよろしく…」
私「あ、ありがとうございます、どうぞよろしくお願いします…」
…
……
「どどど、どうしよう!!」
普通なら採用に喜ぶんだろうが…今の私にゃ、そんな余裕がない…しかも沢山の応募者の中から選ばれちまったらしい…この業務の基本的なものが出来ない私が受かっちまった…ひいぃぃ…
C言語習わなきゃ、英語もか!それとCだったら数術記述が多くなるから数学も勉強しなおさなきゃならん…
ま、また、自分を地獄に放りこんじまったぁ!!!!!
というわけで…あと5日…死に物狂いでとりあえずC言語覚えます…(壊)
…マジでどうしよう…(泣)

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