心配していた筋肉痛などは出なかった。
しかし、朝の5時頃、右手の甲のあたりに違和感があり目が覚めた…
「…ん、ん?…」
クロゴキブリの成虫がいらっしゃいましたよ…ビビりましたよ!
「こらー!」
と、声を上げつつ手を振り払うと何処かへ消えました…
最悪の目覚めの後、朝風呂に入り、靴擦れの治療をしてから部屋の掃除をすることにしました…
夏になってタンスの下から1段目、2段目の寝巻きと薄めの長袖が入った所を開けることがなくなったので、ココから始めようということになりました。
(私は暑がりなので、部屋着はTシャツと短パン、外に出る時の服は部屋にかけてある)
はい、思ったとおり…ゴキの痕跡多数(フンと臭気…開けたとたんムワッと…)
まいった…ってか新たな目的が出来た…
「いらん服を捨てよう。」
そう決心して、中に入っている少しでも気に入らんデザインの服をゴミ袋に入れ、少し気に入っているものに関しては洗濯機行きとした。
そして引き出しを空にして、外に持っていって洗剤と水洗いしたあと天日干し…
クロゴキブリというのは静かで空気が滞留する湿っていてある程度狭い所が好きである。
そういうところを見つけてくつろいでフンをし、フンの誘引フェロモンに引き付けられて仲間がやってきてまたフンをし…でゴキブリの溜り場の完成してしまうのである…私の部屋はちょっと気を抜くと、読みかけの本だの、CDだの、茶碗だの、どんどん溜まってしまう。
彼らにとっては、整頓された部屋より、色々なものが散らかってる方が隠れたりしやすいし、エサにありつける確率が高くなるのでこういう場所に集まってしまうわけです。
私はゴキブリが臭くて柔らかく、そして人間に有害な菌類を持っているので嫌いです。まあ、動きも嫌いですが…
私はアシダカグモという大型の徘徊性のクモを小学生の時飼っていたことがあるわけですが、コイツの主食がクロゴキブリなわけです。
今だったら、バタートラップとか虫を捕獲する方法を幾つか知ってますが、その頃は知らなかったので、母親の「ぎゃ−ゴキが!」の悲鳴に虫取り網を持って、時には素手でゴキを捕まえていました。
(なにせ、殺虫剤で捕まえたゴキを食わせたらクモが死んじゃうもんで…)
その時、他の虫なら、蝶や蛾なら燐粉がつくとか、甲虫の類なら硬くて手も汚れないのに、ゴキブリはつかむと手のひらが明らかにウェット…湿るんです…そんでもって臭くて、しっかり捕まえないと手の間からサササッと出てきて、飛行モードになったり(ギャース)、脇の方に登って来たり、必死こいて逃げようとします。(当然ですが…)
かといって、しっかりつかみすぎると、足のトゲトゲが指に刺さったりします。
苦労して捕まえたクロゴキブリを、アシダカグモはものの見事に捕まえます。もう、サッ!とゴキを押さえつけがっちり牙を食いこませて…アシダカグモの成体はクロゴキブリより大きいです。
クモの類は外消化という方法を発達させた生物で、牙で毒液を獲物に注入し、その後、頭胸部前方(牙の根元の近く)にある口から強力な消化液を吐き出しながら、溶けた所を吸い取るという方法で食事をするわけです。
吸い取られた後は、ゴキは無残な残骸となってアシダカグモの飼育水槽の底に転がるわけです。
そして、数日後にはクモは白い乳白色の液状の糞をするわけです…。
ばい菌が沢山いるとされるゴキブリを食うアシダカグモもばい菌が一杯居るんじゃないかと思ったりしますが、心配無用…アシダカグモの消化酵素はペスト菌だのを殺菌してしまうほど強力なものなのです。そして、アシダカグモは大変キレイ好きです。壁で休んでるアシダカグモは結構頻繁に脚をなめて掃除をしています。ということでアシダカグモが菌類を多数持っている可能性は低いと言えます。アシダカグモを気持ち悪いと殺さず、逃がしてあげてください。彼らはあなたの家のゴキブリたちを退治してくれますよ。
さて、今日はしっかり引き出しを拭いた後、防虫剤をどっさり、仕掛けた…。
洗濯した衣類は中に戻し、今日はこれまでとしよう…。
今日から時間を見て出来る限り掃除をして、ゴキが寄り付かないよう精進しようと思います、ハイ。
(結局、話題がゴキとアシダカが中心になってしまった…)

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