伊丹市に昆虫博物館というのがあるらしい、ということを先日、新聞かなんかで読んだ…。
しかも、昆虫食に関する展示会があるとか…これは興味深い…しかも先着で調理した虫の類を食べさせてもらえるとかいうことが書いてあった…。
珍しいもの好きとしては行かねば!
ということで行きました。今日は電車でしたが。
阪急伊丹駅からバスで10分くらいで到着。公園内を少し歩いたところにありました。伊丹市昆虫館。
さて、どんな所なのか…
うむ、色々な昆虫の標本が展示しています。残念ながらクモ類の展示はあまりありませんでしたが、まあ昆虫館なんでこの点は仕方が無いか…
そして、目的の昆虫食についての展示が…
なんというか…「ごはんやでぇ」というのが、なんともいえません…(苦笑)

アジアでは、虫の焼いたヤツとか揚げたヤツなどを屋台で販売しているところもあるそうだが、虫をたくさん集めてくるだけでも日本じゃ結構大変なはず…虫を食べる習慣がある国はやはり自然が豊かだからこそ、できるのではないかと思う。
日本でも、結構最近まで食べられていたという日本においての昆虫食の紹介部分。
ハチの子、イナゴの佃煮などは有名な部類ですが、私の母が幼少期時期に木の中に居るカミキリムシの幼虫を焼いてオヤツとして出ることがあったとか…毎日とかではなく、たまーにという頻度だったらしいが…香ばしくピーナッツみたいな感じだったらしい…
現在でも知らないうちに食べているという話。
お菓子などの光沢剤にはカイガラムシの分泌した樹脂状物質を精製したシェレックというものは食品添加物に使われているそうです。
そういえばコチニール色素とかいうのもカイアラムシから取った食品用着色料があったなぁ…とか思い出した…。
展示場は案外狭く、小学校の教室2部屋分位でしょうか。
残念ながら、試食会とやらはありませんでした
行ったのは結局昼くらいでしたのでやっぱりという感じでした…
館内に図書館があったんで、除いてみると…
おお、これは!オオゴキブリですか?
台所に居るゴキブリと違って、木を食うとかいう…いっぺん見たかった!というわけですぐに戯れてました。
成虫ですが、別の固体と一緒に入れて飼育すると仲間の羽根を食ってしまう性質があるそうでそこで飼育されているヤツは皆、羽根がありませんでした。生活には支障はないそうで…。
(でも飛ばれたらいやだし…ゴキブリの下手糞なバサバサバサという飛び方は私も苦手です。)
コイツの外皮ですが、めちゃ硬いです。カブトムシ並です。これはゴキの硬さではありませんね。そんでまったくニオイもウェット感もありませんでした。
台所に居るクロゴキブリをつかんだ時の足のトゲとウェット感、そして気がめいるカツオ節を腐らせたようなニオイを思い出しながら、「ゴキブリというのも色々居るもんなんだなぁ。」と感心していた次第…
しかし、周りに居る親子連れ…特にお母様方の視線がイタかったことイタかったこと…(泣)
そして帰りに…買いました。ハチの子とやら…。結構高かったです。

これは…虫好きの私でも結構キツイ映像ですな(苦笑)
とりあえず、ハチの子さん達を小皿によそってみました…
はじめは私でもちょっと抵抗があったんですが…もう麻痺してきたんでしょうか。平気になってきました。(笑)
では、幼虫丸出しのコイツから…
…なんか甘辛くしっかり炊いてあるんですが、歯ごたえはレバーとかそういう類っぽい感じが…肉っぽいとは言わないが、コクというか栄養価が高そうな…悪い味ではないようです。
続いて、出来かけのコイツ…
(もう頭とか腹部とか完全に出来上がってます…)
お?なんかパリパリしますね…お好み焼きに入っている桜海老のようなパリパリ感があります。こちらも悪くないです。
味がしっかりついているので、ご飯にかけて食べても違和感ないと思います…
という訳で味見終了!
結果としては味がしっかりついているので、ご飯にかけて食べても違和感ないと思います…
しかし、地中に巣を作るクロスズメバチの幼虫だけあって、ちょっと土壁みたいなニオイがありました。
しかも、2000円以上しましたので、この味なら細切りしたレバーと桜海老を甘辛く炊けば、これより安くで似た味を再現できそうです。(苦笑)
まあ、チマチマ食っていこうと思います。佃煮みたいにしっかり味がついてるので保存もきくでしょうし…
まあ、今日は昆虫に関する色々な物を見れてよかったです。ええ
また、今度は夏にでも行ってみようと思います。
伊丹市昆虫館
http://www.itakon.com/

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