NHKで現在のサイボーグ技術に関する番組をやっていたが…すげぇ時代になったと痛感した。
機械の「手」や「耳」、「目」などが紹介され、装着した人の喜びの姿が移っていた。
現在研究中の最新の義手には義手が触った感触を人間の神経電気信号に置き換えて脳に送るようになっているそうで、ちゃんと感触があるそうである。
脳というのは機械用の配線を移植したら、本来の神経の数より少ない配線の数だろうが、脳の方がその配線に合わせた神経を構築するらしい。
私が小学生の時ぐらいに映画「ロボコップ」が放映されていて、「未来にはこんな事になるのか?」とか思って当時の科学雑誌とか調べて見たが、その当時の文献には「機械の配線を本来ある人間の神経と接続のは難しいので高度な人工義手や視覚は難しいらしい」ということが書いてあった。
しかし、今日の番組じゃ機械部分を付けた人でも訓練すれば、動かせるようになるし、見えるようになるし、聞こえるようにもなるそうだ。
また、薬では治せないような神経症に対して、脳に信号を与えて手の震えを抑える、鬱状態を抑制する等の装置というのがあった。
ここで番組が終ればいい意味で「すげぇ時代になってきたなぁ」で終ったんだが…
その後、重度の身体障害者の脳にある配線を移植して、思っただけでコンピュータのカーソルを動かしたり出来る装置があった…
人間が本来持っている器官以外の物が思っただけで動かせるということにちょいと嫌悪感をもったDr Oであったが…その後…
ラットの脳みそをいじって、「ロボラット」なる実験動物を作っていた…リモコン操作で「左だ」「右だ」と操作できるそうだ…
ラットの脳に配線を取りつけ、リモコンの電気信号の指示通りに動くと、快楽中枢が刺激されるようになってるらしい…つまり「指示通りに動くとキモチイイ」らしい…。
サルでも義手を動かす実験してるとか…しかもその映像の日付が1997年…今はどれだけ進んでいるんだろうか…
その他、神経電気信号の解析が結構進んでいるらしく、将来、人間の記憶をコンピュータに移したり、それを他人の脳に記憶させたり…という構想があるとか…
アメリカのペンタゴンがこの技術を軍事利用を計画しているというオソロシイ話もあった。
うーむ…こんなに早く「甲殻機動隊」や「トータルリコール」「マトリックス」みたいな時代が来るとは…もっと先だと思っていたが…
やっぱり、新しい科学技術は、スバラシイことと乱用したら危険なこととが出てくるなぁ…
近未来になったら、金持ちは金に物を言わせて頭にコネクタを移植して、色々な「知識」を金で買って自分にインストールしたり、アングラで「犯罪者の記憶」とか売買されるようになるんかなぁ…いやな話でもあるなぁ…

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