通常開園に戻りましたが、
やっぱり大人気なのはウォータースライダー

キャーキャー楽しそうな子ども達の声が響きます
先日そんなスライダーでうれしい出来事があったのでお伝えします
・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・:・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・:
虫・火が大好きな常連の男の子Aくん
虫とり名人

火の神

と、
呼んでしまうほど、極めてきていて、
プレイパークにくる子達に虫のとり方、
火のつけかたを優しく教えてくれます

毎回、朝早くからきて、開園を楽しみにしてきてくれるんです
そんないろいろなことに挑戦して極めていくAくんですが、
なぜか…、スライダーだけは遊びません。
どんなに盛り上がっていても、友達やリーダーに誘われても、
「いい

ぼくはやらないよ

」と断り続けていました。
しかし。
おとといの午後。
プレイパークで仲良くなった友達Bくんが
あまりに楽しそうに遊ぶ姿を見て、ためらいながらも、
初めてスライダーに向かうAくん
はじめはおそるおそる…。
ゆっくりゆっくり…。
慎重に滑るAくん

それでも何度も何度も挑戦します。
いつのまにか…
笑顔がみられるようになり、
ゆっくりながらも最後はすごく楽しそうに滑れるようになりました


その笑顔を見て思わずこちらまで笑顔になってしまいました
しばらくすると、彼のおじいちゃんが迎えにきました。
ふとおじいちゃん顔を見ると、驚いた表情でAくんを見つめているのです
「Aくん、初めてスライダーに挑戦したんですよ〜

」と、かけよって伝えると…
「実は…、
あの子は、水がこわいんだよ。
プールが大の苦手なんだ。そんなAがまさか
スライダーで遊んでいるなんて、驚いたよ!
迎えにきたのに帰ろうって言えなくなったよ

」
と。
え!!苦手

目の前で楽しむ彼の笑顔からは想像できませんでした。
次の日も朝一番で友達と滑って遊びます。

やっぱり始めはゆっくりでしたが、
最後には、ものすごいスピードで滑れるようになりました

ザボーン!!!
「やのんみてーーー

」と自信たっぷりの笑顔を見せてくれました。
手を合わせて、「うさぎ山の募金がたまりますよーに〜

」
「世界征服できますよーに〜

」
などなど叫びながら滑る…という、
新たなスライダー遊びもあみ出して自分だけでなく
まわりのみんなを楽しませてもくれました。
この二日間の彼の変化に私もびっくり
つい二日前の朝まで水が嫌いだった子が、
自分の意志でチャレンジして、自分の力で乗り越えていったのです

すごいなぁ。
もしも、周りに強制されて水を克服しても…
こんなにチャレンジする楽しみを、
乗り越える楽しみを知ることはできなかったかもしれません
この彼の変化に感激してしまいました

それはきっと、自信に満ちたうれしそうな表情を見せてくれた、
Aくん本人も感じているでしょう。
彼にとって良い経験になったのではないでしょうか
なんだかとっても嬉しい気持ちになったので、皆様にもおすそ分けしたくて日記を書きました


6