お店も、商店街も、商品も、全て子ども達の手で作る、子ども商店街
3月の子ども商店街は、26店舗が出店し、大盛況でした
その一角にお菓子屋さんでアイス屋を売っている子がいました

小学生の男の子Rくんです

2年前の子ども商店街で、年上の子がアイス屋さんをやってバカ売れしているのをみて、
今年はぜったいにアイス屋さんをやるんだと何カ月も前から計画していました

計画表を作ったり、どんなアイスが売れるか、周りの人の意見を聞いたり…
やってみたい気持ちにあふれていました
でも、牛乳、卵を使うアイスクリーム

食中毒について話し合った後、
結局買ったアイスをカップに入れ替えて売る事になりました。
でも、作ったアイスを売るんだというやりたい気持ちを重々知っていた私

その後、ゆっくり話す中、Rくんの気持ちを聞くと、アイスを作りたかったとのこと

時間が立つと食中毒の心配もあるけれど、すぐに食べれば大丈夫

普段のプレイパークで、みんなで作ろうか

と話し合うと、表情がぱぁっと明るくなり、
やりたい気持ちが大きくなって、企画書を作り、現場でみんなで作る事にしました
数日後…
作ったのはマシュマロアイス
牛乳300グラムを火にかけて、
その中にマシュマロ100グラムを入れます。
溶けて泡がなくなったら、冷凍庫で冷やします
開園してすぐに作り始めました
風が強くてなかなか火が起こらないのも乗り越えて、
灰が鍋の中に入らないように気をつけたりしながら、
Rくん中心に作りました

冷凍庫にインして、
遊んで待ちわびながら閉園時間を待ちます
17時になり、冷凍庫からアイスを出して、いざ試食
作ったメンバーみんなで食べると…



「おいしい


」
まさにバニラアイス

シャーベットっぽいところもあれば、
アイスっぽいところもあって、
すごくおいしい
「Rくんに感謝だね

おいしいって喜んでくれたみんなに感謝だね〜

牛乳とマシュマロを作ってくれた人に感謝だね〜

(笑)」
と、おいしさと、喜びを分かち合えました

遊んで疲れた体を癒してくれる甘いアイス

夕方のとっても幸せなひとときでした
みんなに喜んでもらって、嬉しそうなRくん

Rくんの、お母さんと話をした時、
「きっと子ども商店街を大人になって思い出した時に、今日があって、
もっと楽しい思い出が残ったんじゃないかな。
Rにとって、今日で子ども商店街をやり終えたと思う

」と話していました。
こうして、子どもの気持ちに寄り添って、
最後までやりきれる場所で子どもと関われる事に喜びを感じています
子どものやってみたい声に耳を傾けて、
大切にして、関わっていけたら良いなと思います。

2