2008/11/28
鳥類・哺乳類 ロシア語辞典 books
著者にご紹介いただくこの本は辞典なんですが、日本とはとても関係の深い北方の野鳥を知るうえで、読み物としても大変興味深い内容です。しかもわずか1000円、送料もかかりません。入手希望される方は「続きを読む」にある著者へご連絡下さい。

この辞典は,ロシアの鳥類と哺乳類のロシア名,学名,和名についてまとめたものである.種の名称以外に,文献などを読むさいに比較的頻繁に出てくるような体の部位の名称,行動,生息環境に関係する用語もごく一部ではあるが含めた.
比較的ポピュラーな種については,分布,形態,生態について簡単な解説をつけた.ただし,体の形や色については,野外観察で識別を目的とするわけではないので,細かい記述を省略した.「ロシアの」としているが,古い著書や文献を読む場合を想定し,分布の記述については旧ソ連領も含めた.分布域の狭い種や稀な種については,ロシア名,学名,和名だけを記した.日本で記録のある鳥類の学名と和名は,日本鳥類目録改訂6版(日本鳥類目録編集委員会 2000)にしたがい,日本で記録されていない種の和名についてはおもに山階鳥類研究所(1981)「世界の鳥の和名VIIソビェト連邦の鳥,改定版」にしたがった.日本で記録のある哺乳類の学名は「日本の哺乳類」(阿部ほか 1994)に,日本に生息していないネズミ類の和名は金子(2006)の「ネズミ類の分類学」にしたがった.和名がない哺乳類については,この辞典で新名称を当てた場合がある.
鳥類でも哺乳類でも広い分布域をもつものでは,全体を同一種とする考え方と分布域の西と東,また南と北とでそれぞれ別の独立種とする考え方があり,研究者によってどちらを採用するかはさまざまである.一つの種を二つ以上の種に分ける場合には当然ロシア名,学名,和名が違ってくるので,両方の場合についてロシア名,学名,和名を記してある(一部の種についてはロシア名と学名).
本書の鳥類と哺乳類の各種の解説内容は,かつて「現代ロシア語」誌1973年7月号〜1975年3月号に連載した「ソ連の哺乳類」,同誌1975年7月号〜1976年3月号に連載した「ソ連の鳥類」(同誌休刊のため連載中断)を土台としているが,当時の内容の間違いを訂正したり,多少記述を変更している場合もある.
ロシア名のうち同種で異名がある場合には「=」で示す.ただし,当該項目の異名がその直前・直後にある場合には省略した.他の種または項目も参照する必要がある場合には「→」で参照先を示した.
これまでノネズミ類や鳥類の研究にたずさわり,文献を読むためにロシア語を学んできた成果として,この辞典をまめた.多くの方々のお役に立てば幸いである.

この辞典は,ロシアの鳥類と哺乳類のロシア名,学名,和名についてまとめたものである.種の名称以外に,文献などを読むさいに比較的頻繁に出てくるような体の部位の名称,行動,生息環境に関係する用語もごく一部ではあるが含めた.
比較的ポピュラーな種については,分布,形態,生態について簡単な解説をつけた.ただし,体の形や色については,野外観察で識別を目的とするわけではないので,細かい記述を省略した.「ロシアの」としているが,古い著書や文献を読む場合を想定し,分布の記述については旧ソ連領も含めた.分布域の狭い種や稀な種については,ロシア名,学名,和名だけを記した.日本で記録のある鳥類の学名と和名は,日本鳥類目録改訂6版(日本鳥類目録編集委員会 2000)にしたがい,日本で記録されていない種の和名についてはおもに山階鳥類研究所(1981)「世界の鳥の和名VIIソビェト連邦の鳥,改定版」にしたがった.日本で記録のある哺乳類の学名は「日本の哺乳類」(阿部ほか 1994)に,日本に生息していないネズミ類の和名は金子(2006)の「ネズミ類の分類学」にしたがった.和名がない哺乳類については,この辞典で新名称を当てた場合がある.
鳥類でも哺乳類でも広い分布域をもつものでは,全体を同一種とする考え方と分布域の西と東,また南と北とでそれぞれ別の独立種とする考え方があり,研究者によってどちらを採用するかはさまざまである.一つの種を二つ以上の種に分ける場合には当然ロシア名,学名,和名が違ってくるので,両方の場合についてロシア名,学名,和名を記してある(一部の種についてはロシア名と学名).
本書の鳥類と哺乳類の各種の解説内容は,かつて「現代ロシア語」誌1973年7月号〜1975年3月号に連載した「ソ連の哺乳類」,同誌1975年7月号〜1976年3月号に連載した「ソ連の鳥類」(同誌休刊のため連載中断)を土台としているが,当時の内容の間違いを訂正したり,多少記述を変更している場合もある.
ロシア名のうち同種で異名がある場合には「=」で示す.ただし,当該項目の異名がその直前・直後にある場合には省略した.他の種または項目も参照する必要がある場合には「→」で参照先を示した.
これまでノネズミ類や鳥類の研究にたずさわり,文献を読むためにロシア語を学んできた成果として,この辞典をまめた.多くの方々のお役に立てば幸いである.
2008/11/26
北嵯峨・高雄探鳥会 行事

雑踏の高雄風景
昨日の強風も収まり、今朝は低温ながらも穏やかな晴天です、野鳥たちも気持ちが良いのでしょう、開始を待ちきれないらしく、集合地上空でハイタカがハトの群を驚かせてくれます、その後ツグミが現れ、シメも出現してようやく開始となりました。
大覚寺は貫主さんの交代が原因なのか、もみじ祭り期間中は昨年までのような庭苑入苑料の免除が不許可となりました。
もみじシーズンにもみじ名所での勇気ある探鳥会は、かくなる結果やむをえずの計画で、成果も全く期待してなかったのでした。本日はその上、主担当の私はご年配参加者をサポートしていて探鳥に無力でしたのに、参加者の皆さんは、紅葉狩りの人波にもまれながらながらも確かな目と耳でミヤマホオジロ、ゴジュウカラ、ベニマシコなど、次々にゲット、清滝での鳥合わせは驚きの結果となりました。本日参加の皆様有難う御座いました。
北嵯峨・高雄探鳥会 (11月20日) Y.M wrote

東海自然歩道、錦雲溪にて昼食風景
(写真をクリックすると大きくなります)
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、ミサゴ、トビ、ツミ、ハイタカ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 42種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック
2008/11/24
芦生原生林バスツアー探鳥会 行事

前日の夕方のニュース番組で翌日は朝から雨の予報をしていた。朝方うとうとしていると、屋根をたたく大きな雨の音。雨天決行でJR園部駅にむかう。迎えのバスに乗って美山に着く頃には雨も小降りになり、靄に包まれた紅葉の山々が迎えてくれた。芦生の山に着く頃には、傘無しで歩ける程に。紅葉真っ盛りの林道を進み、長治谷に到着。お昼のお弁当を頂き、ガイドの道案内でバードウォッチング開始。紅葉の大木達に見守られて、参加者20人の楽しい山歩きになった。
芦生原生林バスツアー探鳥会 (11月16日) S.F wrote
●見聞きした鳥
トビ、オオタカ、ヤマセミ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、カワガラス、ルリビタキ、シロハラ、エナガ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ウソ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 24種

11月20日、初雪、最低気温マイナス0.5度「森林ステーション・芦生研究林」クリックするとホームページへ行けます。
(写真をクリックすると大きくなります)
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック
2008/11/21
今年のタカの渡り 調査・研究

私たちのグループは9月のはじめから10月末まで、タカの渡りを観察しています。年々観客が増え、最近は平日でも多くの方が訪れます。
今年はいろんなタカの合計が7000羽を超えました。
今日は、どんなタカが渡っていくのかをご紹介します。
TOPの画像は「タカ柱」とよばれるもので、上昇気流を求めてタカが集まってきます。その上昇気流に乗って、弧を描きながら上へ上へと上がっていきます。

最も多く見られるサシバ。今年は3662羽観察しました。これでも例年より少ない。
翼開長(広げた翼の長さ)102〜115cm

反対に例年より倍増のハチクマ。1258羽を観察しました。
翼開長127〜150cm

まだ今も渡っているノスリ。神出鬼没的な気ままな渡り。
今年は10月末までで1837羽を観察。翼開長122〜137cm

オオタカ 翼開長106〜131cm

ハイタカ 翼開長60〜79cm

ツミ 翼開長51〜63cm 小さいのにいつも大きなタカにちょっかいをかける気の強い奴。

ハヤブサ 翼開長84〜120cm 2羽並んで飛ぶ珍しい写真。

チゴハヤブサ 翼開長72〜84cm スタイルもスピードも抜群!
この子が来ると盛り上がる。
他にもミサゴ、チョウゲンボウといったタカが渡っていきました。
また来年、無事に帰っておいで。
(画像はすべて今年の渡りで撮影されたものです。ほぼ毎日行っておられたN氏の撮影。いつも使わせていただいてありがとうございます。)
●詳細は「タカの渡り(京都支部)」をクリック
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック
2008/11/19
京都御苑探鳥会 行事

止みそうにない「小雨」をついて参集した熱心なバーダーは5人、黄葉したイチョウの梢に止まるモズを眺めながら「小雨決行」を宣言し、いつものコースを歩き始める。そういえば、10月の京都御苑探鳥会も傘をさして歩いたっけ。きょろきょろと探すが、カラスとヒヨドリ以外の鳥は声も聞こえない。「母と子の森」の水場も、訪れる鳥は皆無だった。
今秋の紅葉は美しいと予想されているようだが、苑内のカエデなども例年より色鮮やかに紅葉していて、鳥不足をもみじ鑑賞で補う感じになった。
そのうち、芝生で採餌するビンズイやキジバトの姿が見えたり、メジロの声が聞こえたりして、少しはバードウォッチングらしくなってきた。ハクセキレイやセグロセキレイ、そしてアオサギも遅まきながら出現した。
11時頃、やっと空が明るくなり、雨も小止みになった。雨宿りしていた鳥たちがいっせいに動き出したようだ。アッ、小鳥の100羽ほどの群れが向こうの樹に止まった。アトリだ! 皆さん活気づく。スコープで見るとツグミが数羽、それにイカルも同じ樹に止まっている。
結局出現した鳥は18種、雨中の探鳥会としては、まぁまぁといったところか。
京都御苑探鳥会 (11月16日) Σ

ハシボソガラス( Carrion Crow) Corvus corone スズメ目カラス科
亜種: 日本産は1亜種 C. c. orientalis
異名: まつばらがらす(福岡)、ぼんしられわかるい(アイヌ)、たんぼがらす(佐賀)、やまがらす(岩手)、ちゆうがらす(佐賀)、くちぼそ(青森、新潟)、はまがらす(鳥取)、こがらす(鳥取、島根、長崎)、たいわんがらす(新潟)、いながらす(岡山)、こうやがらす(徳島)、ぢがらす(熊本)
大きさ: L50 W99
形態: 全身黒色で嘴は比較的細く、額は出っ張らず、額とくちばしの間に はっきりした段はない.
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、メジロ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 18種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック