2010/2/26

自然に学ぶ  episode
科学系のテレビ番組で時々取り上げられるのでご存知かも知れませんが、新幹線の500系車両は鳥をヒントにして設計されています。
JR西日本が時速300kmの新幹線を開発し始めた頃、高速でトンネルに突入すると空気圧のために出口で「ドン」という音が出る「トンネルドン現象」が大きな壁になりました。ある開発者が、カワセミが水に飛び込む際ほとんど水しぶきを上げないことに着目。そのクチバシの形が最も空気抵抗が小さいことをつきとめ、カワセミにそっくりな車体にすることで「トンネルドン現象」をクリアしたのです。

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             カワセミをヒントに設計された500系車両

その開発者が鳥から得たヒントはもう一つあります。時速300kmで走行するとパンタグラフも大きな騒音を出すそうですが、それを防ぐためにフクロウが音も立てずに羽ばたいて獲物に近づくことに着目。その羽根の消音構造をパンタグラフに取り入れて騒音基準をクリアしたのです。
新幹線が時速300kmで走れるのはカワセミとフクロウのお陰なんですね。

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                 京都御苑・近衛池のカワセミ

その開発者というのは、実は当支部会員のNさんです。台湾に新幹線が敷設された時には技術指導のために現地に赴任し、支部の会報やMLに台湾の鳥だよりを寄稿されていました。
Nさんには著書があって、そのタイトルが『自然に学ぶ』。カワセミやフクロウに学んだ体験から自然への敬意を強くされたようです。
そして現在は、「地球にやさしく」という尊大な言い方ではなく「地球に謙虚に」と表現するべきだという趣旨から、「地球に謙虚に運動」を立ち上げて代表者として活動するほか、いろんなNPOに関わりながらメッセージを発信されています。
Nさんが提唱される「地球に謙虚に」運動のwebサイトはこちら
なお、500系は東海道新幹線の「のぞみ」としては2月末で引退しますが、山陽新幹線の「こだま」としては引き続き運行されます。 

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2010/2/24

綾部市探鳥会  行事
「野山と水辺の冬鳥」    
外気温0度、フロントガラスが凍てている。昨年の53種を思い出しながら到着した集合地点は、コケがキラッと光る。黒いものがサッと生垣に入ったり、杉の梢に数匹の小鳥がいたり。囀るカワラヒワ。もう恋の季節だ!どこからかヤマガラ、エナガ、メジロ達の声が聞こえていたが、すぐ静かになる。

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人が集まりかけた時、「あそこ。鷹と違う?」の一人の声。一本の杉の梢を凝視すると白いのがいる。瞬く間に数本のスコープが立ち並び、一瞬静まりかえる。「オオタカや!」「胸がすごく白い。奇麗や。」「頬が格好いい。」「男前や。」「初めて見た。凄い!」「ポーズを取ってくれている。凛々しいな。」・・・「その右にもう一羽いるで。」「どこどこ。」「いるいる。」「凄い。」「雄と雌と違う。」・・・恋の季節だ!オオタカの出会いに興奮冷めやらぬ中、いざ出発!

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カワラヒワ、ツグミ、ホオジロ、ジョウビタキ、キジバト。「カラスや」「黒い色やと思っていたが違うね。」「奇麗ね。」「こっちとあそこのカラス違うやろう」「??」「二種類いるって初めて知ったわ。」
 川辺で一点を凝視するアオサギ。ヨシの中をチョロチョロするアオジ達。「あそこ!でっかいネズミが!」「違うヌートリアや。」流れに乗って私たちの下へ。人を怖がることなく可愛い目で見上げている。・・・「カワセミや!」の声が。「色が少し薄いなあ。」「嘴が黒い。雄や」「下の岩にイソシギが。」「飛んだ!下へ。降りた。」「羽が奇麗やね。」「肩に白い羽が食い込んでいるやろ。」・・「向こう岸の木に入った。」「ルリビが鳴いてる。」「川の右の岩にキセキレイや。」「カワセミや。上へ行く!」「クサシギや」「イソシギと同じや。」「違う!肩の白いところが。」「ほんまや!」
川ばかり見ていた時、「アカゲラ」の声が飛び込んでくる。「赤いパンツがある。」「帽子が赤い。」「?」「木屑を落としているわ。」「どこや分からん。」「どこや」「あそこや。」「いない。」「いたいた!じっとしているわ。」・・・「ノスリやあ」「ノスリ斑がよう見えるわ。」・・・「バンが柳の下に入った」「白いのがちらっと見えれる」「嘴が黄色い」「こっち向いて!」・・「尾根の木に白いものが。何や?」「ノスリや」
頭を上や下にと忙しいひと時が終わる。

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                          由良川
毎年いる田んぼに今年もイカルチドリが。不思議だな。昨年オオジュリンがいたヨシハラにはアオジとホオジロだけ。ガッカリ!川沿いの太い柳は伐採され、ベニマシコがいたヨシは踏み付けられ、「ウグイスの木」と呼んでいた木も陰も形のない。酷い!河川敷の枯れたアレチウリウの中を数羽のアオジが飛び交う。
われらの大河「由良川」へ。「少ないな。」の声。それでもスコープや双眼鏡を覗くとキンクロハジロ、オオバン、ヨシガモ、オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ。
帰り道、ウソ、シメ、キジ、モズがいた所がバイパス工事。現場を見て胸が痛む。お父さんと娘さんが仲良く探鳥される姿が微笑ましい。いいなあ!
              綾部市探鳥会(1月24日) 田所 草平 (記)


●見聞きした鳥
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジ、バン、オオバン、イカルチドリ、クサシギ、イソシギ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 46種
 
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2010/2/22

鴨川リレー探鳥会  行事
「はたしてカモは何種類?」

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       モズ(英名: Bull-headed Shrike) Lanius bucephalus スズメ目モズ科

 集合地点の上賀茂神社につくと、私がひいきにしている焼餅屋「神馬堂」では店頭には既に行列ができており相変わらずの人気。新聞掲載のため会員外の参加が5人。親切丁寧がモットーの鴨川探鳥会を充分楽しんで頂きたい。
 神社の鳥居をくぐると、いつもと様子が違い、何か騒がしい、手作り市が開催されているようで大変な賑わいをみせている。境内で野鳥の観察を予定していたが取りやめて鴨川に向かう。御園橋から左岸を流れに沿って下る。

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 何と、京都府の計画通りに寄州が見事に除去されていた。中央の洲だけが細長く残されている。洲の水陸移行帯部分はカーブをつけて削られており、生物への配所が伺えて嬉しい。上賀茂から北山橋に向かっては州がまだそのままの状態で残されているので、多くのヒドリガモやコガモやバンが草の実をついばみ、羽根を休めている姿があった。
カイツブリやオカヨシガモ、オナガガモのペアが洲の廻りで流れと戯れている様子がほほえましい。中洲の細い枯れ枝にモズが1羽止まっていたが餌を狙っているようだった。多様な生物が生息する水辺環境は、野鳥に取っては「サンクチュアリー」なのだろう。                        鴨川リレー探鳥会(1月24日) K.N wrote


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          ヒドリガモ (英名: Wigeon) Anas penelope カモ目カモ科

●見聞きした鳥
カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、バン、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、シジュウガラ、メジロ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス 29種

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2010/2/19

桂川クリーン大作戦  活動
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        コサギ (英名: Little Egret) Egretta garzetta コウノトリ目サギ科
                                  Images: bulbul


 寒さも緩んだ2月11日(日)朝、桂大橋下に多くの参加者が集まりました。特に今日は子どもたちや中学生などの姿が目立ち、活動の輪の広がりを感じました。ただ京都支部からの参加が12人と少なく残念な思いでいますが。清掃を担当する西大橋下流の低水敷に下りると、上流から流れて来たと思われるペットボトルや空き缶などが散乱し、その撤去に多くの時間が費やされました。相変わらず古タイヤや自転車が捨てられていて、堤防上への引き上げに汗だくとなりました。またこの辺りは、入り込めない酷い薮があり、ゴミの集積地との間の大きな段差で搬出できないものもありました。


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 清掃作業終了後、希望者が集まり桂大橋上流でバードウォッチングをしました。ミコアイサの3ペアが見られ、カワセミやジョウビタキなど出現鳥は25種でした。(J)




●見聞きした鳥
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、オオバン、ドバト、カワセミ、ハクセキレイ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 25種

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2010/2/17

比叡山探鳥会  行事
「真冬の鳥たちに逢いに行きましょう」

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                       キバシリを見る。
 キセキレイもシロハラもホオジロすら見られなかった、しかし自然の風景は繰り返さない。常に変化している。美しい光景も二度と目にすることはないし、またそこにいなれけば見ることも感じることもできない。
 極寒、静寂の雪道に生物のうごきがないということは決して無い。私たちの幸福が野鳥との出合いだとすればこの日も実に良い時間を過ごしたことになる。
                   比叡山探鳥会 (1月23日)

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         坂本ケーブルの待合室にはストーブが入っていた。

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     カヤクグリ(英名: Japanese Accentor)Prunella rubida スズメ目イワヒバリ科
      亜種: P. r. rubida 他、エゾカヤクグリP. r. fervida(北海道)  / Photograph Σ


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             カヤクグリに見入る。
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●見聞きした鳥
トビ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、カヤクグリ、ルリビタキ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キバシリ、メジロ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、カケス、ハシブトガラス 20種

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