2010/9/3

カラスの自然史  books
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 カラス属は南米と南極を除く世界の5大陸に生息しており,大いに繁栄している。日本には主にハシブトガラスとハシボソガラスの2種のカラス類がすんでおり,さらに第3のカラスともいうべきミヤマガラスが季節ごとに訪れる。カラスは鳥類の中でも知能に優れ,ヒトとの知恵比べをするほどの頭脳の持ち主である。このようにカラス類は身近な存在である割には,忌避の対象となりこそすれ,従来,生態学や行動学の対象として詳細に研究されてこなかった。
 本書では,4部15章にわたって,18人の第一線の研究者たちが自然界における生活を理解するために,さまざまな角度からカラスに迫る。第T部では,カラス科の系統関係に関する研究である。第II部では,生息環境と環境利用に焦点を当てる。第V部ではこうしたカラスの食性や,その採食行動が生態系に与える影響などを解き明かしていく。第W部では,カラスの社会性や文化,認知能力に関する興味深い知見を紹介する。


 樋口広芳・黒沢令子編著
 カラスの自然史―系統から遊び行動まで
 ISBN978-4-8329-8196-6・A5判・ソフトカバー・306頁 
 北海道大学出版会(クリック)

 定価3,150円(本体3,000円+税5%)


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