2011/11/30

晩秋の植物園  行事
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子供たちの探鳥会のお手伝いに、京都府立植物園へ行ってきました。
もうちょっと紅葉が進んでいるかなと思ったんですけど、今年の暖かさでイマイチですね〜

サクラの類はもう葉を落としていましたが、カエデ類の赤さはまだのようです。
その中で、ハナノキという木がひときわきれいな葉を付けていました。

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          カエデ科 ハナノキ  落葉もきれい。

この記事を書いている今日は寒さを感じますが、今年の暖かさは鳥にも影響を与えているのでしょうか?
冬鳥がまだまだ少ないです。特にツグミ類の少なさは際立っていますね。
今年は木の実が豊作のようなのでまだ山にいるのかもしれませんが、いろんなところからも今年は少ないという声を聴きます。

鳥も人も少ないながら、いつもの和気藹々のジュニア探鳥会。
鳥だけでなく花も木も、いや、虫や爬虫類まで。
スダジイの実を食べてみたりカツラの葉の甘い香りを楽しんだり・・・
子供たちとの探鳥は、つい引き込まれてこちらまで子供に戻れるようです。
のんびりしすぎて、気が付けば写真をほとんど撮ってない。(笑)

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最後に立ち寄った池では、カワセミ♂が近いところに長いこと止まってくれました。
私の短いレンズでも写る距離でした。
さすが、人の多いところで暮らしているカワセミ。人に慣れてるなあ。
周りにいたカメラのシャッター音にも動ぜず。(笑)



●見聞きした鳥
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、トビ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス 28種

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2011/11/28

京都御苑探鳥会  行事
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     ビンズイ(英名: Indian Tree Pipit) Anthus hodgsoni スズメ目 セキレイ科

 夜来の雨も上がって暖かい鳥見日和となった日曜日朝9時、京都御苑探鳥会に参集したトリミニストは30人。さて今日はどんな鳥に出会えるかと期待に胸を膨らませながらいつものコースをスタートした。だがしかし、である。鳥の気配がしないではないか! カラスやヒヨドリの声だけが空しく響くばかり。このところ暖かい日が続いたためか、今秋は山の木の実が豊作だったためかわからないが、冬鳥の姿がほとんど見られない。例年の今頃ならシロハラ、ツグミ、アトリ、シメなどの冬鳥がいるのだが、出現したのは、シロハラ1羽と探鳥会の最後にようやく探し当てたビンズイ2羽という始末。「母と子の森」の水場でしばらく待ったが、1羽の水浴びに来なかった。

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 やむなく、鳥が好んで食べるムクノキの実を観察したり、九条池に棲むスッポンをスコープで眺めたりしてお茶を濁す。ただし、遠くを飛ぶオオタカを見つけた目のいい方がいた。アオバトがどこかにいるはずだが、残念ながら発見できなかった。鳥合わせで確かめた出現鳥は20種で、11月の京都御苑探鳥会(小雨決行を除く)でのワースト記録となった。                 京都御苑探鳥会(11月20日) Σ


●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 20種

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     メジロ(英名: Japanese White-eye) Zosterops japonica スズメ目 メジロ科


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2011/11/25

七十二候の鳥  episode
立冬や大寒などの「二十四節気」をさらに細分化した「七十二候」という昔の暦があります。この中には、鳥が登場する名称が少なくありません。
72のうち以下の9つに鳥が登場します。( )内は現在の時期。
黄鶯睍(うぐいすけんかん) 
  ウグイスが山里で鳴き始める(2月4日〜8日頃)
雀始巣(すずめはじめてすくう) 
  スズメが巣を構え始める(3月21日〜25日頃)

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マガン、日本へは冬鳥として宮城県伊豆沼や石川県片野鴨池など限られた湖沼に渡来する。京都府内ではまれに宮津湾阿蘇海やその他の内海で見られることがあるが、長期間は滞在しない。L:72cm 雌雄同色

玄鳥至(つばめきたる) 
  ツバメが南からやって来る(4月5日〜9日頃)
鴻雁北(こうがんかえる) 
  ハクチョウやガンが北へ帰って行く(4月10日〜14日頃)
鷹乃学習(たかまなぶ) 
  タカの幼鳥が飛ぶことを覚える(7月17日〜22日頃)
鶺鴒鳴(せきれいなく) 
  セキレイが鳴き始める(9月13日〜17日頃)
玄鳥去(つばめかえる) 
  ツバメが南へ帰って行く(9月18日〜22日頃)
鴻雁来(こうがんきたる) 
  ハクチョウやガンがやって来る(10月8日〜12日頃)

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キジ、日本の国鳥。留鳥として府内の農耕地、草地、河川敷、丘陵地などの開けた環境に生息している。狩猟鳥として養殖した若鳥が放鳥されているため、生息数は安定しているようにみえる。L:♂80cm・♀60cm

雉始雊(きじはじめてなく)
  キジの雄が鳴き始める(1月15日〜19日頃)
七十二候は古代中国で考案されたものを江戸時代に日本用にアレンジしたものらしいですが、その本家の中国バージョンでは72のうち22に鳥が登場します。
日本バージョンに加えて、たとえば、ヤマドリが鳴かなくなる(12月7日〜11日頃)、カササギが巣を作り始める(1月10日〜14日頃)というものや、中には、タカが捕らえた鳥を並べて食べる(8月23日〜27日)とか、カッコウが桑の樹に止まって蚕を生む(4月30〜5月4日頃)など意味不明のものもあります。
秋にセキレイが鳴き始めるとか、冬にキジが鳴き始めるとか、若干「?」という部分もありますが、昔の人たちは想像以上に鳥の姿や声で季節を感じていたようです。


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2011/11/23

北嵯峨探鳥会  行事
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 紅葉の観光シーズン、大沢池入口に臨時拝観受付口が設けられ、池に面して赤もうせんの床机を並べた茶店がわれわれを迎えた。また、澄んだ空に嵯峨菊が映えた。常連のカモたちが入っていたが、いつもより数が少ないように思えた。キィーコーキと鳴き声が響き、大木の遠く高い梢近くにイカルをスコープに捉え、その黄色く太いくちばしに感嘆の声が出た。
今日の広沢池は、カイツブリを数羽見かけたぐらいの寂しい水面であった。そのかわり、戻りの田園でタシギを畦の間に捉え、代わる代わるスコープを覗いて背の黄色の線と長い嘴を確認して、小満足ぐらいまで充足感が回復した。                                      北嵯峨探鳥会(11月17日) K.O wrote


●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミサゴ、トビ、オオバン、タシギ、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 28種


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2011/11/21

史上初の鳥  episode
日本の鳥に関する最初の記録は『魏志倭人伝』にあって、「この国にはカササギがいない」と記されているそうです。ちなみに、日本にいない動物として、牛、馬、虎、豹、羊もリストアップされているとか。
カササギは現在は佐賀県など一部地域にいますが、秀吉の朝鮮出兵の際に大陸から持ち帰ったと言われていて、それ以前は日本には生息していなかったわけです。
日本に生息する鳥についての最初の記録は、『日本書紀』に登場するセキレイ。ご存知のように、天から降りてきたイザナギとイザナミは、セキレイが尾を上下に振る動きを見て夫婦和合の方法を知り、次々と子ども(=国や神)を生んだ、という話になっています。

    

原文は、「時に鶺鴒(にわくなぶり=セキレイ)あり、飛び来って其の首尾を揺(うごか)す。二神見そなはして之に学(なら)ひて、即ち交(とつぎ)の道を得つ」。
確かに、日本でよく見られるハクセキレイやキセキレイ、セグロセキレイはいずれも尾や腰を上下に振る独特の動きをします。
原文の「にはくなぶり」は「庭で尾を振り動かすもの」という意味だそうです。英語名もWagtailで「尾を振る」。

    

イザナギとイザナミに夫婦和合の方法を教えたのはどのセキレイだったのでしょう?
ハクセキレイは昔は冬鳥だったので、いつでも見られたわけではなかったはず。また、キセキレイは川の上流域に生息するので、「庭で尾を振り動かす」姿を見る機会は少ないでしょう。
消去法でいくと、結論はセグロセキレイ。日本の固有種でもあり、最も身近に見られるセキレイなので、イザナギとイザナミが見たのも多分セグロセキレイでしょう。

    

いずれにしても、セキレイのおかげ日本が誕生したわけですから、私たちはこの鳥に感謝しなければなりません。


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