2012/12/30

北嵯峨探鳥会   行事
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 今年最後の探鳥会とあって、1年間お世話になった探鳥コースの清掃を兼ての探鳥会となった。
大沢池、近くのクスノキの枝にシロハラが1羽。今日もヒドリガモの群れがわれわれを出迎え、池の北東側でオカヨシガモ20数羽がわれわれと距離を置いて群れていた。
 大沢池を出た後、北嵯峨の田園を、金ハサミと黄色のゴミ袋を持って、道端のゴミや廃棄物を拾いながら3班に分かれた。

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 何時もの北嵯峨の小道、上空でオオタカがカラス2羽とバトルし、遠くの梢にハイタカがとまって、近くの低木からツグミが飛び去った。田園に入って遠くの山腹、何時もはオオタカがとまっている枯木にハヤブサの雄姿を捉えた。近くの畑の杭にチョウゲンボウがとまり、飛び去ることなくわれわれを迎えた。広沢池は水が抜かれて干潟状態、ケリ20数羽とタヒバリ10羽ほどで寂しく、何時ものミサゴに代わって珍しくハヤブサの出番となった。

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 最後に、拾い集めたゴミの回収と鳥合わせの後、事務局が用意された豚汁を参加者全員でご馳走になった。おでん風味の小芋も入った具沢山の豚汁で、お腹の中から温まった。                              北嵯峨探鳥会(12月20日) K.O wrote

●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、オオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、オオバン、ケリ、イソシギ、キジバト、カワセミ、イカルチドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 42種


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2012/12/28

「正直の神様」の嘘  episode
毎年1月25日に大阪の天満宮で「鷽替(うそかえ)神事」という奇妙な行事が行われます。参拝客がウソの絵札が入ったお守りをもらった後、「替えましょう、替えましょう、嘘を真に替えましょう」と言いながら、お互いに交換し合います。
去年1年間についた嘘を、ウソに託して罪滅ぼしするわけです。交換した回数が多いほどご利益があるとされています。

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本殿の前でお守りを交換し合う参拝客

交換会が終わり、お守りの封を開けて中に金色の鷽鳥が入っていると賞品が進呈されるという仕組み。北野天満宮にはないようですが、各地の天満宮で似たような行事が催されており、絵札ではなく木彫りのウソを使う神社もあります。
大阪天満宮の説明によると、天神さん(=菅原道真公)は「学問の神様」であると同時に「正直の神様」でもあり、ウソが天神さんの愛した梅の木に縁が深いために始まった神事だそうです。

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鷽鳥神事のお守り。左の袋の中に右の鷽鳥が入っています

しかし、この「鷽替神事」には3つの嘘があります。まず、ウソの語源は「嘘」ではありません。「うそ吹く」という言葉があるように、ウソは「口笛」の古語で、「フィー、フィー」と口笛のような声で鳴くことに由来します。
2つめの嘘は、お守りの絵。下の写真の実物と比べると、シルエットは似ていますが、色が全く違います。上の絵札のような鳥は、少なくとも日本にはいないでしょう。

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3つめは、梅の木に縁があるという嘘。ウソは桜の芽を食べる習性があって、各地の桜守りには嫌われる存在。桜には縁がありますが、梅には特に縁はないはず。
目くじら立てるつもりはないですが、「正直の神様」の神事がこんな嘘だらけでいいのでしょうかね〜(笑)。


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2012/12/26

京都御苑探鳥会  行事
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 今年はキクイタダキが多いと聞いてか、参加者は全員で 31名に達した。
 集合地のイチョウの高木が、次々の訪問者で賑わしい。ツグミ、ヒヨドリ、カシラダカ、ホオジロ、ムクドリなどの面々である。近衛邸跡地付近も、鳥が豊富だ。早くもキクイタダキを見つけた人もあった。これから先、御所北塀内の落葉樹にシメ、芝生にはビンズイ、あちこちで声はすれど、中々姿を見せないシロハラ。キクイタダキは、かなり多く、針葉樹に限らず、落葉した広葉樹にも集まっている。「餌はなんだろうか ?」と考えたが、おそらく枝に産みつけられた昆虫の卵ではなかろうか、ということになった。鳥の沐浴場には、ヤマガラ、続いてアオジがやってきた。このアオジ、口髭条 mustachial stripeが太く目だっていたが、喉から胸にかけての色・紋様から雌に違いない。

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 迎賓館南の落葉樹に 20羽ほどのイカル。頻りに何かを啄んでいる。彼らが去った後、この木イロハモミジで、食べていたのは、その実であった。小粒ながら、しっかり締まった、固い実である。迎賓館西側の道沿いを遠望すると、路上にカラスが群れている。餌を探しているのだろうが、一体、なにを ? みなハシボソで、30羽以上いる。こんなに多数集まるのは、滅多にないと言う。「アトリがいないなぁ」と憤慨していたら、芝生で餌を漁る単独個体を見たとの報告を受けた。

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      スズメウリMelothria japonica (Thunb.) Maxim.ウリ科スズメウリ属

 仙洞御所西の散策路の南端近くのモミの疎林とその周辺で、最後のキクイタダキを観察。今日の総計では 10羽ほどかと思ったが、「もっと、いただろう」とは、鋭い眼力の持ち主。
 九条池の厳島神社の社屋にアオサギ、その傍らの別屋の上には、死んだような姿で昼寝するネコ。池にはマガモの小群。よく見ると、その雌の 1羽の嘴先が黄色い。カルガモの英名のひとつ Spotbill を象徴する特徴である。しかし、顔面の紋様はマガモとのものだ。おそらく両者の交雑個体ではなかろうか、との結論で "けり"。
             京都御苑探鳥会(12月16日) T.U wrote


●見聞きした鳥
マガモ、キジバト、アオサギ、トビ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 32種

●紅葉植物
アケボノスギ、イロハモミジ、ヤマブキ、イヌビワ、ホソバイヌビワ、ドウダンツツジ、ニシキギ


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2012/12/24

京都環境フェスティバル2012  活動
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 12月8、9日、伏見区竹田パルスプラザにおいて「京都環境フェスティバル2012」が開催されました。今年のテーマは「KYOと未来(あした)を繋ぐ今日〜今 私たちにできることから始めよう〜」で、省エネや未来のエネルギーのあり方、温暖化対策について楽しみながら学び、考えることのできる体験型イベントです。今回は支部活動のポスター展示、「野鳥の楽校(生態系ゲームにチャレンジ)」や巣箱作り、鳥のブローチ作りの体験コーナーを出展しました。

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 野鳥の楽校は、「生命のピラミッド」を作り、生物多様性の大切さをゲームを通して考えていただくコーナーを企画しました。様々な生き物を表現した折り紙を、消費者の棚(捕食者側)、生産者の棚(食べられる側)、どちらの棚に置くのが正しいのかを考えるというものです。
 巣箱作りは、多くの子どもたちが参加し、スタッフの援助のもと熱心に作業をしていました。
今回も準備したキットが早くになくなり、閉店するほどでした。
 エコ素材、バイオマスプラスチックでできた鳥の模型に色を塗り、ブローチやミニ置物に仕上げるコーナーは、子どもたちや女性にも大人気。鳥のバリエーションも増え、体験希望者が多く、終了時刻ぎりぎりまで仕上げに取り組んでいました。(J)

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2012/12/21

鳥取県  episode
以前から「鳥取」という県名がひっかかっていました。「野鳥保護」を標榜する当会から見ると、「鳥を取る」とは不届きな県です。余計なことながら、鳥取県支部の会員はその言語矛盾に悩んでおられるのではないでしょうか。
最近、その県名の由来が分かってスッキリしたので、みなさまにもご紹介します。出所は『古事記』や『日本書紀』。
垂仁天皇の皇子は成人になっても言葉が話せなかったのですが、ある時、白鳥の群れが飛んで行くのを見て、「あれは何と言う鳥か」と初めて言葉を発しました。
喜んだ天皇は、臣下に白鳥を捕獲するよう命令。その臣下は各地を巡ってようやく生け捕り、天皇に献上しました。皇子は白鳥と遊ぶうちに言葉を話すようになったので、天皇はその臣下に鳥取造(ととりのみやつこ)という姓を賜って報いた…という話です。

    
鳥取県ではなく滋賀県で撮影したコハクチョウ

白鳥を捕獲した場所が現在の鳥取県という話と、鳥取造の領地が現在の鳥取県という話が残っていますが、いずれにしても「鳥取」の鳥は白鳥だったわけです。
確かに、現在も鳥取県の海沿いには多数のコハクチョウが飛来し、米子にある水鳥公園はその越冬地として知られています。鳥取造は米子でコハクチョウを捕獲したのかも知れません。
そういう由緒正しい名前ですから、鳥取県の県鳥は当然ハクチョウだろうと思いきや、オシドリだそうです。まぎらわしいことに、お隣の島根県がハクチョウを県鳥に指定しています。


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