2013/8/30

雅楽と鳥  保全
宇治川と木津川と桂川の合流地点から少し下った右岸に「鵜殿(うどの)」と呼ばれるヨシ原が広がっています。
この冬、そこにコホオアカが来ていると知って見に行ってきました。京都支部の記録によると府内では過去3回しか観察されておらず、私も見たことありませんが、淀川の中流域には毎年渡来するようです。

    

この鵜殿のヨシは他の地域のヨシと違って茎が太く、繊維が緻密なことから、雅楽に使われる篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ・洋楽器で言うリード)に最適とのこと。宮内庁の雅楽部は、この鵜殿のヨシしか使わないそうです。
ところが、その貴重なヨシ原の上を新名神高速道路が通る予定で、橋脚がヨシの地下茎に悪影響を及ぼす、高速道路を煙が包むと危険なためヨシ焼きができなくなるなどの理由から、コースの変更を求める運動が進められています。
篳篥の演奏家である東儀秀樹さんは、その運動の発起人の一人として、昨年11月に国交大臣と面会して見直しを申し入れました。その後、政権が自民党に移り、大臣も替ったのでどうなったか知りませんが、署名活動はまだ続いています。
鵜殿のヨシ原にはコホオアカ以外にもさまざまな鳥がいました(下の動画)。このほか、ツグミ、ヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、ウグイス、カワセミ、ケリなど、河川敷やヨシ原をすみかにする野鳥がたくさんいて、飽きることなくバードウォッチングが楽しめました。

    

鵜殿は雅楽器にとってなくてはならないヨシ原ですが、野鳥にとっても聖域です。できることならヨシの生育に影響がないように、少しだけルートを変えてほしいものです。
「SAVE THE 鵜殿ヨシ原〜雅楽を未来へつなぐ〜」のサイトには、雅楽と鵜殿のヨシのことが詳しく書いてあります



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2013/8/28

北嵯峨探虫会  行事
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 降水確立 80%、しかし降ってはいなかった。担当の Uさんの行事はずっとカメラで同行している。それだけではなく、傍らでお話しを聞けるのがなによりの楽しみだ。
 地下鉄から降りたところで連絡が入った。「今日は中止にしようと思う」。
 嵐山はこんな天候でも賑わっている。遠来の人たちなんだろう。「野々宮へはどう行けばいいんでしょうか」なんて聞かれた。

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 大覚寺へはここからバスだ。前の席に Uさん。「おおぅ、ご苦労さま」。
 集合時間にはまだ早い、飲み物を買って大沢の池へ行ってみる。先生は好みのがなく炭酸水、私はジュース。
 ハスが見事である。「右側のとあちらのは種類が違うんだろうか」「うぅんいっしょじゃないでしょうか」「こちらの花は色が濃いだろう」。

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 近くへカモがやってくる。「これ、どうなんだろう、マガモじゃないね」「怪しいですね、あちらにはカルガモがいますけど」、おもむろに双眼鏡をのぞかれている。
 中型のトンボが水面近くを飛んでいる。「何だった ?」「良くわかりませんがオオルリボシヤンマのような感じでした」「"オオ"はここらにはいないよ」池を回遊するのはヤンマの特徴だと教わった。
 あっという間に時間が経ち、集合場所へ行ってみた。誰も来なかった。「このごろの会員は賢明だな」。
 そして私たちもまたバスに乗った。阪急嵐山駅でツクツクボウシを聞いた。                                          北嵯峨探虫会 2013年8月24日 曇り後雨


●見聞きした鳥 
カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、ハシボソガラス、ハジブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、メジロ、ドバト 16種

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2013/8/26

六甲高山植物園探鳥会   行事
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 「どこにいてても暑い、おなじことなら出かけよう」的な方もおられた事だろう。この季節、鳥も期待できそうにない。予想通り出現鳥は 10種あまり。ただ気温だけは下界と約10℃の差、当日の植物園の温度計は 25℃と表示していた。
 けっこう花も咲いていて楽しめたのではないだろうか。

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 フシグロセンノウ、枝元が濃い茶色で「節黒..」なんだそう。こんどどこかでこの花をみかけたら説明できそう。
 九州で観察した憶えのある水色の花、"ひごだい"と記憶していたがヒゴタイであった。
 参加者の方からコオニユリはムカゴが目立つなんてことも教わった。

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 講師で参加いただいた Tさんは、なにかに "控えめ" で「儂が、わしが..」みたいなところが全くない。ただ質問すれば答えが出ないことはない。そして知らないことは知らないとおっしゃる。学ばねば。
          六甲高山植物園探鳥会 2013年8月18日 天候: 晴

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 花がみられたものは、クサアジサイ、カノコユリ、マツムシソウ、ナツズイセン、タマアジサイ、オミナエシ、イワタバコ、シュロソウ、サギソウ、ホツツジ、フシグロセンノウ、オニユリ、キレンゲショウマ、ヒゴタイ、レンゲショウマ、スイレンなど、そしてシラタマノキは果実が観察できた。

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●見聞きした鳥 
アオサギ・ハチクマ・トビ・キジバト・ヒメアマツバメ・ツバメ・ヒヨドリ・クロツグミ・メジロ・ヤマガラ・シジュウカラ・スズメ・ハシブトガラス 13種


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2013/8/23

ワシは金曜日に飛ぶ  episode
私の好きな音楽ジャンル「ブルース」の中に、『Stormy Monday』というスタンダードナンバーがあります。以下のように、1週間の生活を歌った曲です。
They call it Stormy Monday.(人は嵐のような月曜日と言う)
But Tuesday's just as bad.(でも、火曜日も悪い日)
Lord, and Wednesday's worse.(神様、水曜日は最悪)
And Thursday's all so sad.(そして、木曜日はとても悲しい日)
The eagle flies on Friday.(ワシは金曜日に飛ぶ)
Saturday I go out to play.(土曜日は遊びに行く)
Sunday I go to church,(日曜日は教会へ行って)
Gonna kneel down and pray.(ひざまづいてお祈りをする)
ブルースは虐げられた黒人たちの歌なので暗い曲が多く、この歌詞でも月曜から木曜までは陰鬱です。ところが、金曜日になると唐突にワシが飛びます。
私がこの曲と出会ったのは40年ほど前ですが、以来「なぜ金曜日にワシが飛ぶのだろう?」と疑問でした。最近、ようやくその謎が解けました。
アメリカの1ドル札の裏面には国鳥のハクトウワシが描かれています。そして、この国は週給制なので金曜日に給料が支払われます。つまり、The eagle flies on Friday は「給料日」という意味のようです。

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1ドル札の裏面、右に描かれているのがハクトウワシ

それを頭に入れて聴くと、月曜から木曜までは(多分、苦しい労働で)最悪だけど、金曜日に給料をもらって、土曜日には遊びに行く。そして、日曜日には教会へ行ってお祈りを捧げる…という1週間のストーリーとして繋がります。40年来の疑問がスッキリ解決しました。
ちなみに、現在の日本の紙幣には1万円札の裏に鳳凰が描かれているだけですが、以前の1万円札には国鳥のキジが、千円札にはタンチョウが描かれていました。
日本式に歌うと、The Pheasant flies on 25th となるのでしょうが、ブルースにはなりませんね。



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2013/8/21

日本の昆虫 1400  books
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 毎年、なぜかこの時期、突然仕事場でブーン、バタバタと騒ぎ出す。美しいブンブン。決まって 2匹。
 たまたま本屋で「あれ、これいいやん」と 2册組の昆虫図鑑を見つけた。

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 わくわくしながら、ブンブンがいっぱい出てるページにたどり着いた。「緑色やからすぐ見つかるやろ」。
 まず分かった事は、ブンブンなんて虫はいなくて○○コガネとか○○ブン、○○○ハナムグリというらしい。
 決定的だったのはみどり色のおなじようなのがいくつも並んでいるのだ。
 結論は、「う〜ん、これかも知れんな」。
 いくら素晴らしい解説があっても、なにかしらの基礎知識がないと図鑑すらまともに使えないのだろう。

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  日本の昆虫 1400 (クリック)
  (1) チョウ・バッタ・セミ
  槐 真史 編 伊丹市昆虫館 監修 / A6判 / 320ページ
  文一総合出版
  ISBN 978-4-8299-8302-7 2013年4月15日発売
  定価1,050円(本体1,000円+5%税)
  (2) トンボ・コウチュウ・ハチ
  槐 真史 編 伊丹市昆虫館 監修 / A6判 / 320ページ
  ISBN 978-4-8299-8303-4 2013年5月20日発売
  定価1,050円(本体1,000円+5%税)
  購入者限定サービスとして、『ポケット図鑑 日本の昆虫1400』、
   5ページに記載のIDとパスワードを使って、掲載の虫の音声を無料で聞くことができます。


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  ◆ 大覚寺の滝殿跡で虫と遊ぶ
  北嵯峨探虫会        8月24日(土)
  バッタ、コオロギ、キリギリス、セミの声と姿を楽しみます。嵯峨野をかすめる鳥たちも!
  (雨天中止)現地で判断
  集合 午後3時 大覚寺庭園入口
  交通 市バス、京都バスの「大覚寺」行に乗車、終点下車。
  行程 大覚寺庭園→北嵯峨農地→大覚寺バス停  約1.5km トイレは大覚寺バス停脇に。
  解散 午後6時頃 大覚寺バス停
  準備 虫よけスプレー、懐中電灯
  講師 細井孝昭氏 担当 内田 孝(391-4828)



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