2013/10/30

落語の中の野鳥  episode
落語の中には野鳥を題材にした演目がいくつかあります。
例えば「鶴」。「ツーと飛んできてルーと木に止まるからツルと呼ぶようになった」という他愛もない話です。
「抜け雀」という演目もあります。ある男が旅館の代金を払えないので、襖に雀の絵を描きます。その雀が朝になると襖から飛び出して外で遊び、夕方になると戻って絵に収まる。それが評判になって旅館は大繁盛するうえに、お殿様が雀の絵を大金で買い上げる話まで舞い込むというお話。
オチは演者によって異なるようですが、桂米朝の場合は、後日その絵描きの親が現れて、雀が飛び立たないように籠を描き加えます。それを見た息子が「親に籠描き(駕籠かき=雲助のシャレ)をさせてしまった」と悔いるというオチ。
落語らしい演目は「鷺取り」。ある男が鳥を捕まえて金を稼ごうとします。雀でも鶯でも失敗したので、ご隠居に教えを乞うて、夜中、池で眠っている鷺を取りに出かけます。簡単に捕まるので、調子にのってたくさんの鷺を取って首を帯に差し込みます。
鷺としか表現されていませんが、多分コサギのことでしょう。

    


ところが、朝になって鷺が目を覚まし、いっせいに羽ばたいたので、男は空中へ運ばれます。目の前に現れた鉄の棒につかまって助かったものの、五重塔のてっぺんだったというお話。
上方落語では天王寺の五重塔ですが、江戸落語では浅草寺の五重塔になっています。
この男が考え出した雀の捕獲法は、こぼれ梅(味醂の搾りカス)を地面にまき、それを食べた雀が酔った頃に殻付きの落花生をばらまいて、雀が枕代わりにして眠ったところを一網打尽にするというもの。
鶯の捕獲法は、梅の木のような色糊を塗りたくった腕を天窓から突き出し、止まった鶯を捕まえるというもの。いずれも荒唐無稽で、いかにも落語らしい展開。
落語そのものも面白いですが、昔の人の野鳥観察の視点がうかがえて面白いですね。



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2013/10/28

桂川探鳥会  行事
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                      阪急橋上流左岸
 [桂川の状況]
 10月20日の桂川探鳥会は、雨天のため中止しました。去る14日、探鳥コースを下見した時に撮影した河川敷の状況をお知らせします。

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                      西大橋下流左岸

 河川敷は、台風18号による増水によって河川環境が変わっていました。

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                      上野橋下流左岸

 河岸がえぐられたり、高水敷の野球グランドでは芝生の貼られていない内野部分の土砂がはぎとられていました。また上野橋付近では土砂が堆積していました。

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                      上野橋上流左岸

この日は西大橋から松尾橋まで左岸を歩きましたが、カモ類始め、野鳥の姿は見られませんでした。2013年10月14日(J)

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                      松尾橋下流左岸



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2013/10/25

京都御苑探鳥会  行事
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 懸念された台風が西にそれ、秋晴れの好天となった。気温も高い。こんな次第で、総勢 30人ほどが通過中の夏鳥との邂逅(かいこう)を楽しもうと集った。

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 だが、今夏の気紛れ気象のせいであろうか、夏鳥の移動は順調には進んでいないようである。後ほどの話しでは、数日前には見られたと言うキビタキもいなかった。昨年、同時期の探鳥会では 2羽の雄が空中で戯れていたのに。
 また、地元の留鳥たちも、ぶり返した夏に驚いてか、あまり姿を見せない。近衛池まで、ハシブトガラス、ヒヨドリ、シジュウカラだけとは、なんとも情けない。

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        ツルタデ Fallopia dumetora タデ科 ソバカズラ属

 その後、ヤマガラ、メジロ、コシアカツバメなど、それに北国で夏を過ごしたコサメビタキ、ショウドウツバメがやっと現れて、少々面目をほどこした感があったが、鳥の種類は依然として少ない。

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 だが、振り返ってみると、本日のコシアカツバメ群は本州北部や北海道(また沿海州などの外国)で夏を過ごした個体群が渡って行く途中のものではなかろうか。何となれば、近畿地方で夏を過ごし、また繁殖したツバメ類は、とっくに南へ去った後であるからだ。

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 30℃を超えるなか、九条池にたどり着くと、いつも姿を見せる孤高の哲学者(アオサギ)がいない。でも、天下の "悪声" を響かせて飛んで行ったとは、あるヴェテランの報告である。                          京都御苑探鳥会 2013年10月6日T.U wrote


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●見聞きした鳥 天候: 晴れ
アオサギ、トビ、ハチクマ、キジバト、コゲラ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 19種

●昆虫など
キチョウ、テングチョウ、ヤマトシジミ、ミツカドコオロギ、ツヅレサセコオロギ、クサヒバリ、ジョロウグモ

●目立った植物
キンモクセイ、ツルタデ、ゲンノショウコ、ヨメナ、ミズヒキ、イヌタデ、ハナタデ、ヤブミョウガ、チヂミザサ、チカラシバ

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2013/10/23

禽将棋  episode
ご存知ない方が多いと思いますが、将棋の一種に「禽将棋」というゲームがあります。駒の名前がすべて鳥という、バーダーにとってはうれしい将棋です。
下の図のように、盤のマスは7×7。将棋の「王将」に相当するのが「鵬(おおとり)」、「金」や「銀」に相当するのが「鶴」、そのほか「雉」と「鶉」と「鷹」が並び、「歩」に相当するのが「燕」です。

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「王将」と同じく「鵬」は全方向に1マス動けます。また「燕」も「歩」の動きと同じく前へ1マスのみ。その他の駒も種類ごとに独自の動きができますが、将棋の動きとは異なります。「鶉」は右と左で動きが違うのも特徴。

成駒もあります。例えば、「燕」が相手の陣地に入ると「隼」(あるいは「雁」)に成り、動き方も変わります。面白いのは「鷹」が相手陣地に入ると「クマタカ」に成ること。
禽将棋は江戸時代の将棋の名人が考案したそうですが、当時からタカの中でもクマタカは別格扱いされていたということですね。



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2013/10/21

タカの渡り観察の一コマ(その3)  生態
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今年は台風後に好天が続いたせいか、サシバやハチクマは1週間あるいは10日間で一気に渡ってしまいました。
正直なところ、もう少し楽しみたかったんですけどねえ・・・

今日は主役たちをメインに。
TOPは子の渡りの主役中の主役、サシバです。

今年は北を抜かれてあまりカウントできなかったなあという思いがあるんですが、それでも例年並みの4300羽あまり。
すごい数ですけど、これが全部近くを飛んでくれたらねえ・・・(苦笑)

もう一つの主役はハチクマ。
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この子は幼鳥です。
巣立ってからまだ3カ月足らずなのに、もうインドシナ半島やボルネオまで渡っていきます。
もちろん、途中でたくさんの落鳥があるんでしょうけど、本能とはいえこの勇気と体力には恐れ入ります。


渡るといえばこのチョウチョ、アサギマダラです。
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こんなチョウチョが台湾あたりまで渡っていくんです。すごいです。
このチョウチョもカウントの対象ですが、岩間山ではそんなに多くありません。
せいぜい日に5〜6頭です。


このほかにツミやオオタカといったハイタカ属、それに先日ご紹介したハヤブサやミサゴ、チョウゲンボウなどが渡ります。
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ミサゴ

忘れてならないのはノスリ。
今年はまだいい写真が撮れてないですが、これから10月末あるいは11月まで、このノスリが中心に渡ります。


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