2014/3/31

そんぐぽすと 187号 (4〜5月)  そんぐぽすと
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京都支部報4〜5月号をお届けしました。
例によってマニアックにすぎるかも知れませんが、今年1月に行われたガンカモ調査の 報告を載せました。初めに今年の傾向を解説してあります。そのあと4ページにわたって 表が続きますが、カモたちも万遍なくいるのではなく、区域によって多い少ないがあって 興味が尽きません。(広報部)



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2014/3/28

比叡山探鳥会  行事
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 今冬の低温が尾を引いてか高野川の木橋は、霜で一杯。寒い ! 集合地近辺は結構鳥の声で賑わしいが、上はどうだろう ?

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 山上駅に着いたが、いつものカラ類の声がない。不吉な予感がする。旧スキー場までヒヨドリとハシブトガラスだけとは情けない。この後、ヒガラ、ヤマガラ、ホオジロが現れ、ほっとする。若くて耳のよいKさんが、遠くにアトリとマヒワを聴いたという。最近、聴覚の衰えの激しいわが身が恨めしい。呪わしくもある。スキー場を抜けると、キョッ・キョッとアカゲラの声がする。音の高さからみて他のキツツキではあるまい。通称「つつじヶ丘」の見晴らし台で、眼下遠くにトラツグミのような声が聴こえる。先ほどのKさんは、サシバだという。と、背後の林からキツツキの幹を突くコン・コンという音。あまり注意しなかったが、近づいた人たちが、姿を見つけ、オオアカゲラと確認。ドラミングは速いピッチだったという。気の回るのが遅過ぎて、残念。

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 山上駐車場の下で、低い "ガッコウ" と後ろ上がりの声が、ゆっくりと繰り返す。カケスだろうが、あまり聴かない、変った声だ。だが、すぐにギャー・ギャーと鳴いて、正体がばれる。

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 「キララ越え」(府県境)辺りから杉林にキバシリの姿を探すが、見つからず。「今日は不在か ! 」と、皆さん残念がる。陸橋を渡り、山王院へ。カワラヒワの囀りを聴いていると、すく近くの杉木立からマヒワの集団の声。姿も見せる。久しぶりの "集団ぐぜり" だ。懐かしくも,嬉しくもある。浄土院を経て、京都縦貫トレイルに入り、釈迦堂へ。ここで、やっとミソサザイの囀り。ただし "ひと綴り" だけだったのが残念。Nさんから、今朝、集合地近くの池の傍で撮ったクロジを見せてもらう。青黒色の雄が見事に写っていた。
 昼食後、旧青龍寺道を引き返す。行きに注目した杉林の境界付近で、道端の灌木にキバシリを見た幸運な方がいた。見晴台に戻る。気温は十分に上がったのに、熱上昇流が強い北西風に打ち消されたためか、期待したタカ類は揚っていない。ツバメも飛ばない。いつもの常識が裏切られて、残念。                                      比叡山探鳥会 2014年3月23日 T.U wrote


●見聞きした鳥 天候: 晴れ
カワウ、カルガモ、トビ、オオタカorハイタカ、サシバ、キジバト、アオゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ、ウグイス、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キバシリ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 36種

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2014/3/26

冬眠する鳥  episode
今でこそ、渡り鳥は繁殖と越冬のために何千キロも旅することは子どもでも知っていますが、昔の人々は夏鳥がなぜ冬になると姿を消すのか理解できなかったようです。
アリストテレスは『動物誌』の中で、「ある種の鳥は冬ごもりすることによって寒さを逃れる」と書いているそうです。夏鳥は冬眠するから姿が見えなくなると考えていたわけです。
さらに、「ある種の鳥は別の種類に変化するために冬の到来とともに姿を消す」とも書いているそうです。夏鳥は冬鳥に姿を変えると考えていたわけです。
賢明な哲学者でさえこんな荒唐無稽な推測をしていたわけですから、それだけ渡り鳥の習性が謎に包まれていたということでしょう。
夏鳥が冬鳥に変身することはあり得ませんが、冬眠する鳥が1種類だけいます。ヨタカの仲間で、名前はプアウィル。

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      Common Poorwill(画像はパブリックドメイン)

北米からメキシコにかけて生息するこの鳥は、体温を6℃程度に低下させ、岩の割れ目で最長88日間眠っていたとのこと。その間、目に光を当てても反応がなく、鼻孔に鏡を当てても曇りがなく、聴診器を当てても心音が聞こえない状態にありながら、春になると飛び立ったそうです。
このヨタカに関する限り、アリストテレスの説は荒唐無稽ではなかったわけです。



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2014/3/24

鶯宿梅  episode
京都市のほぼ中央、御所や同志社大学の近くに相国寺があります。その塔頭の一つ、林光院の庭園に伝説の梅が残っています。名前は「鶯宿梅(おうしゅくばい)」。

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                        林光院

平安時代の歴史書『大鏡』によると、村上天皇の時代に清涼殿の梅の木が枯れたため、代わりの木を探したところ、某邸宅でいい梅が見つかったので、天皇の勅命で移植することになりました。
その邸宅の主は、梅の木との別れを惜しんで、以下の歌を短冊に認めて枝に結びました。
勅なれば いともかしこき鶯の 宿はととはば いかがこたへむ
この梅の木に居付いたウグイスに「私の宿はどこ?」と聞かれたら何と答えればいいのでしょう、と詠んだわけです。この歌を知った村上天皇は、その詩情を憐れんで梅の木を持ち主に返しました。以来、この木は「鶯宿梅」と呼ばれるようになったという話です。
その後、足利義満がその邸宅跡に林光院を開設。後になってそのお寺が移転したため、梅の木も移植されました。また、何度か枯れたものの、歴代の住職が接ぎ木で受け継ぎ、今に至っているそうです。
その鶯宿梅は非公開と知りつつ、市内へ出たついでに林光院まで足を運びました。すると、塀越しに白梅が見えるではありませんか。ひょっとして、あれが鶯宿梅?

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残念ながら、そう甘くはありません。ゴージャスな観光ツアーでしかお目にかかれない梅の木ですから、塀越しに見えるわけないですよね〜。
ちなみに、鶯宿梅の歌を詠んだ邸宅の主は紀貫之の娘。「さすが父親のDNAを受け継いで、歌の力で大切な梅を守った」と言いたいところですが、梅の木にウグイスが宿らないことはバードウォッチャーの常識。宿るとすればメジロです。「梅=鶯」というステレオタイプで詠んだのでしょう。
先日、テレビで梅の開花を報じていましたが、映像は梅の蜜を吸うメジロなのに、音声は「ホーホケキョ」。平安時代からの間違いは、こうやって再生産されるわけですね。



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2014/3/21

京都御苑探鳥会  行事
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       オオイヌノフグリ Veronica persica オオバコ科クワガタソウ属

 快晴、ポカポカ陽気の京都御苑に「いざ鳥見を」と集まったバーダーは45人と、記録的な探鳥会になった。今冬の関西は冬鳥が少なく、御苑でも例年数羽は見られるトラツグミがなかなか見つからなかったり、ジョウビタキやルリビタキも少数しかいない。ただ、イカル(留鳥)だけは大変多く、集合場所からも芝生に下りたイカルの大きな群れが見られた。

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 近衛邸跡の池では、少し見づらかったが、カワセミが健在をアピールしてくれた。ツグミの数が増えて、あちこちの芝生で餌を探している。今出川広場付近では目のいい方が、落ち葉の中を歩くカシラダカを見つけられた。「母と子の森」の水場でしばらく待ったが、やってきたのはアトリだけだった。ところどころでシロハラが姿を見せ、咲き始めたツバキの花にはメジロが訪れていた。3人ほどの方が、青空を向こうへ飛ぶハイタカを木の間がくれに見られた。

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 九条池のマガモがトリを務めて、探鳥会を終了。鳥合わせの結果、出現鳥は31種となった。                                     京都御苑探鳥会 2014年3月16日 Σ



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                開花寸前のベニシダレザクラ

●見聞きした鳥 天候: 快晴
マガモ、キジバト、アオサギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメsp、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、カシラダカ、アオジ 31種

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