2014/11/28

京都新聞「野鳥〜京都の四季〜」Vol.7〜Vol.8  episode
京都新聞(朝刊)で連載中の「野鳥〜京都の四季〜」の記事をご紹介します。
以下の画像をクリックしていただくと、大きな画面でご覧いただけます。

第7回マガモ(11月13日掲載)
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第8回ツグミ(11月20日掲載)
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2014/11/26

Bird & Berry Watching  生態
昨年11月、鳥と木の実を観察するために、交野市のくろんど園地を訪れました。
まず目を引いたのは、小さな赤い実が鈴なりのソヨゴ。この樹は葉の付け根にサクランボのような実を1個ずつつけるので、個数は少ないはず。こんなに多くの実を見るのは初めてで、最初は別の樹かと思いました。

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叶内拓哉さんの『野鳥と木の実ハンドブック』によると、「鳥が食べているところを私は見たことがない。見た目にはおいしそうでも、鳥にはまずいのだろうか。私も口に入れたことがないので味はわからない」。
叶内さんに代わって試食しました。トップテイストは青臭み、セカンドテイストは苦味。予想どおりの味でした。
ソヨゴの次に目立ったのが、コシアブラ。ちょうど緑色から黒に変化する途中です。

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ウコギ科なのでクセのある苦い味だろうと予想しつつ、1粒口に入れました。トップテイストは酸味、セカンドテイストは苦味。しかも強烈で、前歯で少し噛んだだけで口いっぱいに苦味が広がります。若葉は天ぷらにして食べますが、実はとても食べられるものではありません。
今回の主目的は、カラスザンショウの実を食べにやって来るムギマキ。この実は鳥に人気で、叶内さんによると、「渡り途中のムギマキやキビタキなどヒタキ類がよく採食することは有名。(中略)とにかくいろいろな鳥が採食にやって来て、鳥が好む木の実のベスト5に数えられることは間違いない」。

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しかし、合計3時間待ったもののムギマキは現れず、代わりにキビタキの若鳥がやってきて慰めてくれました。

    

カラスザンショウの木の下で落果を探して口に入れてみました。ミカン科なので苦くはないだろうと予想していました。
実食すると、サンショウの風味とほのかな甘みがあります。ピリッとした辛みはありません。例えるなら、リンゴにサンショウの粉末をかけて食べたような感じ。果肉はほとんどありませんが、癖になりそうな味でした。
なお、木の実を試食した後は吐き出し、苦味が残った場合は水で口をすすぎました。有毒な実もあるので、樹木の知識がない方にはお勧めできません。



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2014/11/24

京都御苑探鳥会  行事
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 イチョウの葉が黄色く色づき、木々の紅葉も見ごろまであと少しという晩秋の一日は、昨日までの季節風もおさまって、穏やかな鳥見日和となった。10月から11月にかけては夏鳥が渡去し、冬鳥はまだ少ないため、バードウォッチャーにとっては端境期の感もあるが、さて今日は何が出るだろうか? 集合場所では、高木の枝にアトリやカワラヒワが群れていた。きれいに紅葉したナンキンハゼの実を、カラスが食べている。

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 探鳥会を開始し、苑内のいつものコースを進んでゆく。ヒヨドリの声ばかりがにぎやかだ。「母と子の森」に着いて、じっくりと鳥の姿を探す。シロハラが枯れ葉を跳ね飛ばして採餌していたり、薄暗い枝に止まっていたりした。ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロが混じって群れを作っている。冬期に見られる「カラの混群」だ。御苑の冬の主役のひとつ、ビンズイはまだ数が少ない。ツグミやジョウビタキを見た人もあった。
 終点の九条池でマガモを確かめて、鳥合わせ。本日の出現鳥は25種であった。                                          京都御苑探鳥会 2014年11月16日 Σ


●見聞きした鳥 天候:
マガモ、キジバト、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、アオジ 25種

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2014/11/21

大阪自然史フェスティバル  活動
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11月15日〜16日の2日間、大阪市立自然史博物館で「大阪自然史フェスティバル2014」が開催され、京都支部も出展しました。
このイベントは、自然観察のサークルや地域の自然保護団体などが一堂に会して出展する文化祭。

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野鳥だけでなく動物、植物、キノコ、石などの自然観察系のグループ、自然保護団体のほか光学機器メーカー、出版社などが参加し、ブースの数は約100。
シンポジウムや講演会、大阪支部による「はじめての鳥みたい(隊)」などさまざま体験講座も行われ、天気にも恵まれて大盛況。2日間で23,300人が来場しました。

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支部のブースでは「タカの渡り@岩間山」をテーマに、写真パネル、パワーポイントによるタカ講座、動画などを展開。ホークウォッチャーだけでなく、「タカがハトを襲ったところを見た」という一般の方も熱心に展示をご覧になっていました。
また、Mさんによる風呂敷教室も併催。毎回のことながら特に女性に人気でした。

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来場者だけでなく、出展されている団体とも交流できました。特に、高知県で精力的に自然保護運動を展開されている「生態系トラスト協会」は、「幻の鳥ヤイロチョウと四万十川最後のニホンカワウソ」の保護をアピールされており、お互いに情報交換しました。

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    生態系トラスト協会のサイトはこちら
同協会は今年8月に本格的なネイチャーセンターを開設されたとのこと。ヤイロチョウ観察の際にはぜひ訪問したいですね。

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2014/11/19

獄中の鳥類学者  episode
以前、受刑者の更生に鳥が役立っていることをご紹介しましたが、それと似た話で、ある囚人が獄中で鳥類学の世界的権威になったという実話があります。
1909年のアメリカ、ロバート・ストラウドという人物が、恋人に乱暴した男を殺して12年の懲役刑を受けます。獄中でも、母親を侮辱した囚人を傷つけた上に、看守を刺し殺したため死刑を宣告されます。
ある日、ストラウドは中庭で嵐に打たれてズブ濡れになったスズメを拾い上げ、独房に持ち込んで世話をしたり、芸を仕込んだりします。
そこから鳥への愛情が芽生え、鳥の専門書を読んだり、許可を得てカナリヤを飼い、観察や研究を続けます。そして、独房内に鳥小屋や研究室を設けることも特別に許可されます。
その結果、カナリヤの熱病の治療法を発見。その論文を雑誌に発表したことで、ストラウドは鳥類学者として認められます。
この実話は映画化されています。ロバート・ストラウドを演じるのはバート・ランカスター、映画の邦題は『終身犯』。You Tubeにその一部がアップされています。

    

その後も、獄中にありながら鳥のさまざまな病気の治療法を発見し、鳥類の病理学に関する国際的な権威になります。その実績が評価されて、死刑から終身刑に減刑されます。
最終的には有名なアルカトラズに収容されますが、病気のため連邦刑務所メディカルセンターに移送されて1963年に76歳で亡くなります。映画の原題は『Birdman of Alcatraz』、直訳すれば「アルカトラズの鳥男」。
この獄中の鳥類学者が生きていたら、鳥インフルエンザの治療法を発見していたかも知れませんね。



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