2015/6/29

京都新聞「野鳥〜京都の四季〜」Vol.32〜Vol.33  行事
京都新聞(朝刊)で連載中の「野鳥〜京都の四季〜」の記事をご紹介します。
以下の画像をクリックしていただくと、大きな画面でご覧いただけます。
なお、第28回より紙面にQRコードが表示され、それをスマホなど携帯端末で読み取ると動画や鳥の声が楽しめるという新しいサービスがスタートしました。
新聞の記事や写真と同様、動画や音声も支部会員が提供し編集したものです。
京都新聞社のご厚意により、当ブログではYouTubeにリンクして動画を閲覧できるようにしました。(動画の文字が大きいのはスマホ対応のためです)

    第32回コチドリ(6月11日掲載)
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    第33回キビタキ(6月18日掲載
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2015/6/26

鳥屋と魚屋  episode
川や海など水辺に鳥を見に行くと、時々釣り人に遭遇します。私たち「鳥屋」は、こういう「魚屋」に警戒心を抱いています。
魚屋さんが水辺に入ると鳥が逃げるという単純な理由のほかに、放置された釣り糸や釣り針が水鳥にからんでケガをしたり命を落としたりするからです。
中には、魚屋から鳥屋に転身した人もいますし、鳥屋兼魚屋という人もいます。最も有名な鳥屋兼魚屋は、イギリスのエドワード・グレイ卿。
第1次世界大戦当時の外務大臣であると同時に釣り人で、その趣味が高じて『フライ・フィッシング』という本を著しています。その一方、鳥類学者でもあり、オックスフォード大学に「エドワード・グレイ野外鳥類研究所」を開設しています。

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    エドワード・グレイ卿(画像はパブリック・ドメイン)

その著書『フライ・フィッシング』の日本版の前書きで、小説屋兼魚屋の開高健が次のようなエピソードを紹介しています。

六月の某日、アメリカ大統領を引退したセオドァ・ルーズヴェルトはアフリカ旅行のあとでイギリスにやってきて、外務大臣のグレイ卿とひそかに駅で落ち合い、約二十時間、二人でぶらぶらとイッチェン川のほとりを散歩したり、休憩したりした。二人は四十種ほどの野鳥を眺め、二十種ほどの声を聞いてたのしんだ。グレイ卿はルーズヴェルトが知らない鳥の声をたずねるといちいち教えてやったけれど、ルーズヴェルトは一度聞いたら二度と過つことがなく、鳥それぞれの声にあわせて詩を引用してみせたが、その知識の博大さと感性の鋭さに卿はすっかり感服した。しかし、ルーズヴェルトはルーズヴェルトでグレイ卿にある自身とおなじ稟質(ひんしつ)にいたく感銘するところがあった。

ここに出てくるセオドア・ルーズベルト(米国第26代大統領)は熱心なバードウォッチャーで、アマチュア鳥類学者として本も出版しています。その影響を受けた従弟のフランクリン・ルーズベルト(第32代大統領)も熱心なバードウォッチャーでした。
それはともかく、エドワード・グレイ卿のような「鳥屋兼魚屋」という人はけっこう多いんでしょうね。



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2015/6/24

三川合流生態調査  活動
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 雨が降りそうで降らない中、桂川E区間の三川合流の調査でした。
 夏場は草が茂って、かき分けながら進むのですが、途中でギブアップです。

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    カワラマツバ Galium verum var. asiaticum f. nikkoense アカネ科 ヤエムグラ属

 桑の実をつまんだり、まだ残ってるワラビを摘んだり、楽しみながらのユッタリした時間でした。

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    ニワウルシ(英名 Tree of heaven 別名 シンジュ) Ailanthus altissima ニガキ科

 鳥は大体いつも通りで変わったものは出ませんでしたが、目玉は「モズの巣立ちビナ」でした。スタート地点から見える電線に止まっていたのですが、明らかにモズで、しかもヒナでした。

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    スズメの砂浴びあと

 その他、ヒナで確認できたものはホオジロ・カワラヒワ・アオサギ・シジュウカラ・エナガ・カラス・カルガモですが、ここで見た鳥はほとんどヒナがいたのかもしれません。

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    ダキバハナガサ クマツヅラ科 バーベナ属  

 出た鳥は、トビ・ホオジロ・オオヨシキリ・ウグイス・コゲラ・カワラヒワ・ヒバリ・モズ・ダイサギ・アオサギ・キジ・キジバト・スズメ・ツバメ・カルガモ・コサギ・ヒヨドリ・シジュウカラ・エナガ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・・などでした。                                2015年6月20日T.T

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2015/6/22

金沢便りー犀川下流  生態
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 京都から金沢に転居してはや二月となりました。
 土日には京都に戻っていることが多かったのですが、生活もようやく落ち着いてきましたので、ボチボチとフィールド探しをしています。金沢近郊では「普正寺の森」が有名なのですが、自転車で40分ほどかかるので、気軽にというわけにはゆきません。
 そこで、自転車で10分ほど走ると犀川に出られるのに気が付いて、6月初めの日曜日に出かけて見ました。犀川は金沢の一番賑やかなところも流れているのですが、そこは両岸は護岸で固められていて、中洲もなく殺風景です。でもJRの鉄橋あたりから下流にかけては桂川や鴨川に似た風景です。

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 川岸に出ると、まずはミサゴのお出迎えです。川に沿って行ったり来たりしていました。

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 そのほか、気がついたのはササゴイが多いことで、狩りをしているところ、飛んでいるところをたっぷり見ることができました。

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 両岸はアシ原になっていてあちらこちらからオオヨシキリの声。

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 さらに下流に進んでゆくと中洲にいろいろなサギが降りていて、小枝のをくわえると下流にとんで行きます。

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 その方向に進むと、目に入って来たのがサギのコロニー。
 京都近郊ではこれだけの大きさのものがは見たことがないので驚きました。
 コサギ、チュウサギ、アマサギ、ゴイサギの巣が入り混じっていて、雛の姿も見えます。
 あとで調べてみると有名な場所らしく、河川工事からコロニーを保護するため石川支部が活動していたようです。
 半日もあれば充分なコースでした。時季を変えてまた来てみたいと思います。plover

●観察したその他の鳥
カルガモ、カワアイサ、アオサギ、ケリ、トビ、オナガ、ツバメ、イワツバメ、イソヒヨドリ、セグロセキレイ、カワラヒワ、オオバン



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2015/6/19

2015年京都支部総会  総会
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 6月7日、京都御苑に近い「こどもみらい館」4階第1研修室において、2015年度通常総会が行われました。今回は、議事の前に講演をお願いし、東京大学総合研究博物館特任助教の松原始さんが「京都のカラス」のタイトルでお話をしてくださいました。
 松原さんは「カラスは女子供を馬鹿にするのは本当か?」の疑問から、動物行動の研究に入り込むことになられたそうです。そして「カラスって普段なにをしてるのか」を観察し、ハシブトガラス、ハシボソガラスの環境利用を比較することによって、両種の違いを見極め、それぞれ固有の特徴を明らかにされました。
 観察の中で餌を取る行動においても、ハシボソガラスは地面を長く歩くとともに、掘り返したりする行動を見せるのに対し、ハシブトガラスは餌を拾うだけで、歩き回ることや餌を探す行動をしないこと。
 営巣、ねぐらとする木も、ハシボソガラスは低い位置、枝や葉が疎らなものでもいいが、ハシブトガラスは高い位置、葉が茂っているところを好むこと。
 そしてハシボソガラスに比べて、ハシブトガラスは人の出すゴミに大きく依存していると話されました。
 私たちにとって身近なカラスの話題だけに、多くの質問が出され講演は終了しました。

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 2015年度通常総会は、支部長あいさつに始まり、Kさんを議長に選出し議事を進めました。各部の活動報告・活動計画、会計報告、監査報告、そして予算案と執行部の報告・提案を審議し、一括して採決をしたところ、拍手をもって承認されました。
 次に支部事務所移転に伴う、支部規約第2条「事務所所在地の変更」が拍手で認められました。
 議事は新年度の幹事・監査役選出に移り、幹事会推薦候補が拍手でもって承認されました。
 暫時休憩中、臨時幹事会を行い、石川順一支部長が再任され、新年度の執行体制が決まりました。再開後、役員紹介をして通常総会は終了しました。               2015年 京都支部総会(J)


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