2018/11/29
渡ってきた冬鳥を楽しもう 行事

4年半ぶりの芦生探鳥会とあって、車で現地に9時集合というハードルの高い企画ながら27人が参集。亀岡、綾部、福知山、舞鶴など京都市以北の会員も参加されました。
芦生山の家の駐車場からケヤキ峠までの7kmを、黄〜オレンジ〜赤の多彩な紅葉をめでながら登ります。時々鳥の声はするものの、なかなか姿を見ることができません。それでも、樹木や野草の花や実、キノコ、コケなど、リーダーのHさんをはじめ、それぞれに造詣の深い会員に教えてもらいながら歩きます。探鳥会というよりも自然観察会。生物多様性の豊かな芦生ならではの展開となりました。

今回のハイライトの一つは大ケヤキ。樹齢300年以上といわれる巨木は、街路樹として見るケヤキとは違って威厳と風格が漂っています。12時ちょうどにケヤキ峠に到着。30分の昼食・休憩の後、来た道を引き返します。往路で気づかなかった草の実に群がるグループもあれば、双眼鏡で鳥を観察するグループも…。
もうすぐゴールという地点でカワガラスが登場。参加者全員がじっくり観察できました。約15kmを持ち歩いた唯一のスコープが初めて役に立ち、ようやく探鳥会らしくなりました。 芦生探鳥会 2018年11月18日 K.S wrote
●見聞きした鳥 天候:
ハイタカ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、キセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、ウソ、ホオジロ、ミヤマホオジロ 26種

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2018/11/24
室内例会「落語の中の鳥」 行事

8月に続いて第2弾を開催しました。参加者は少なかったものの、全員が前回の参加者。みなさん、落語がお好きなようです。最初の演目は桂米朝の『雁(がん)風呂』。松に雁という不思議な絵を説明したことで貸した金が戻ることになった商人の話で、オチは「カリガネの講釈をして貸し金が戻る」。2題目は、三遊亭円生の『鶉衣(うずらごろも)』。江戸時代、ウズラの羽衣を継ぎはぎの着物に見立てて貧乏な浪人を「鶉衣」と呼んだそうで、その浪人の飼っているウズラをめぐる人情ばなしです。最後は桂米朝の『抜け雀』。無銭宿泊者が宿代の代わりに描いた雀(すずめ)の絵、朝になると雀が飛び出し、絵に戻って来る。それが評判になって千客万来。大金で買おうという大名も現れるという話。落語らしい奇想天外な展開と、米朝ならではの品のある笑いを楽しんでいただきました。終了後、自然に鳥談義が始まり、予定時刻を30分以上過ぎて解散しました。 室内例会「落語の中の鳥」2018年11月10日 K.S wrote
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2018/11/20
北の国からやって来た鳥たちを探そう 行事

今日は暖かで約30名の観察会になりました。まず鴨川デルタで定点観察。初参加や初心者向けの格好の観察地で、増えた水鳥が見やすいです。セキレイ、サギなど3種をゲット。ジョウビタキが遠くで鳴いています。
高野川左岸の桜の葉も色づきが進んでいます。カワセミもここでゲット。下鴨神社境内はまだ青々としています。七五三の撮影シーンが多かった。シロハラやシメは声のみ、イカルも少々、留鳥カラ類には出会えました。

第2部の賀茂川左岸に移ります。11月というのにピーカンで大変暑い。20℃超えでしょうか。カモ類はまだ少ないようです。カワアイサもまだでした。ここでもカワセミとヌートリアが主役です。植物園に入る直前、半木(なからぎ)の道で高槻のAさんにばったり。「植物園には何にもいませんね」のお言葉。アトリやビンズイを探し回ったけれど、ほぼ何も出会わず、アオサギとカワセミの数が増えただけで終了しました。 下鴨神社平日探鳥会 2018年11月7日 M.T wrote
●見聞きした鳥 天候:
ヒドリガモ36、マガモ18、カルガモ9、オナガガモ4、コガモ5、カイツブリ2、キジバト25、カワウ11、アオサギ10、ダイサギ2、コサギ13、イソシギ1、トビ16、ツミ1、カワセミ3、コゲラ2、チョウゲンボウ1、モズ3、ハシボソガラス37、ハシブトガラス20、ヤマガラ7、シジュウカラ7、ヒヨドリ63、ウグイス2、エナガ6、メジロ3、シロハラ1、ジョウビタキ1、スズメ70、キセキレイ3、ハクセキレイ4、セグロセキレイ4、カワラヒワ2、シメ1、イカル10、ホオジロ1、アオジ1、ドバト80 38種

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2018/11/18
初めてのバードウオッチング@鴨川 行事

11月23日(金・祝)、日本野鳥の会京都支部では、全く経験のない方や初心者を対象とした探鳥会(バードウォッチングの会)を開催します。
場所は鴨川。午後1時に三条大橋西詰の河川敷広場に集合し、上流方向へゆっくり歩きながら、鴨川にいるカモや小鳥を観察します。

今の季節、鴨川では写真で紹介したヒドリガモ、オナガガモ、マガモなどカモ類のほか、「飛ぶ宝石」と呼ばれるカワセミやイカルチドリなど30種類ほどの野鳥が観察できます。
双眼鏡や図鑑のない方には貸し出します(先着20名)。
解散は午後4時頃、賀茂大橋西詰の河川敷広場。
事前の申込みは不要、参加費も無料です。参加者にはもれなくミニ図鑑をプレゼントします。
歩きやすい靴で参加してください。 広報部

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2018/11/17
さぁ!いよいよカモの季節 行事

東福寺駅から鴨川左岸を陶化橋まで歩き、右岸に移って水鶏(くいな)橋から火打形公園までのコースを歩きました。右岸に移ってから冬鳥のカモ類はコガモが目立つようになりましたが、ほとんど休息中。まだその時期でないのかコガモ47、ヒドリガモ4、ジョウビタキ1と、冬鳥が少ない。

私には見えませんでしたが、チョウゲンボウやミサゴ、ハヤブサなどのワシタカ類が飛び交い、「またこっちに来た」「チョウゲンボウとハヤブサが」と興奮した声々。
今回から出現鳥の種数だけでなく、それぞれの個体数をカウントすることになり、ベテランの参加者にもカウントをお願いしました。皆さんありがとうございました。その時、その場所での鳥の生息状況を認識するのにいいと思いますが、調査の目的をはっきりしておいた方が、もっといろんなことが分かるのではないかと考えます。

鴨川探鳥会 2018年10月28日 solo biologist
●見聞きした鳥 天候:
カワウ3、コサギ34、ダイサギ6、アオサギ5、セグロセキレイ17、ハクセキレイ22、キセキレイ1、コガモ47、マガモ3、カルガモ12、ヒドリガモ4、イソシギ6、ミサゴ1、チョウゲンボウ3、トビ4、スズメ54、ハシブトガラス4、ハシボソガラス1、カワラヒワ2、モズ1、カワセミ2、ジョウビタキ1、ヒヨドリ12、イソヒヨドリ1、キジバト3、オナガガモ1、ミサゴ1、ハヤブサ3、ムシクイsp3、ドバト135、シジュウカラ2、 31種

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