2019/5/30
『そんぐぽすと』218号(6月〜7月号) そんぐぽすと

支部報『そんぐぽすと』218号(6月〜7月号)を発行しました。

今号の特集は「くちばし」。さまざまな鳥のくちばしを取り上げ、その役割や色の変化、特殊な形、さらには鳥のくちばしによってダーウィンの進化論が実証されたことなどを紹介しています。

「ハネホネ教室」でもくちばしを取り上げ、その構造や仕組みを解剖学的に解説しています。

当支部の会員が、日本では撮影できない日本の鳥を撮影するためにはるばるアラスカに遠征した際のレポート「海外のこんなところに、日本の鳥」。3回目の今号はセントローレンス島編です。チシマシギ、ミズカキチドリ、ヒメハマシギ、エトロフウミスズメなど珍鳥が次々に登場します。
このほか、小畑川で越冬したアメリカコガモの観察記録、公共交通機関を利用して希少種を観察するレポートなど、盛りだくさんの内容です。広報部
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2019/5/27
バンコクで鳥散歩(その4) 探鳥スポット
3日目午後〜4日目午前(ルンピニー公園)
観光の日程はすべて終わって、いよいよ自由行動の時間。
事前の計画通り、ホテルから徒歩15分ほどのところにある「ルンピニー公園」へ行ってきました。ここはバンコク最大の公園とかで、面積は京都御苑の半分強といったところ。
ルンピ二
公園の中は平坦で起伏がなく、大きな池が二つと、水路。緑豊かな森、若干の芝地があり、市民の憩いの場となっています。台北の公園と同じように太極拳や中国武術の練習をする人がいましたが、台北とは違ってバードウオッチャーは一人も見ませんでした。
ルンピ二
順不同ですが、公園で観察できた鳥を紹介します。
・ムネアカゴシキドリ

ワット・アルンでも見ました。南の国らしい派手な色彩です。
・カノコバト・チョウショウバト

ハト類はたくさんいるようで、ここでもカノコバト、ベニバト、チョウショウバト、カワラバト(ドバト)が見られました。
・アカガシラサギ

アユタヤへの道中でも見かけましたが、公園内にもかなりの数がいました。日本には稀に現れますが、群れを見ることはありません。
・ダイサギ、チュウサギ、コサギ
日本でもおなじみのサギもひととおり揃っていました。
チュウサギ
・ハシブトガラス
上空を飛ぶ姿はあちこちで目にしていましたが、近くで見るのは初めてです。日本のものとは亜種が異なるようで、何となく雰囲気が違います。
公園がねぐらになっているようで、夕方には100羽くらいの群れがいました。

・コウライウグイス
若い個体と思われます。日本では、何回か情報をもらって出かけたものの、ことごとくフラれています。積年の心残りが解消しました。

・ムナオビオオギビタキ
他の鳥を見ていた時に、眼の前の木に飛来。名前の通り、尾羽を扇状に開いて見せてくれました。

・シキチョウ
この鳥も、あちこちでよく見かけました。体はあまり大きくないのですが、大声でさえずっています。

・コサメビタキ
この旅行中で初めて見たので興奮しましたが、よくよく見ればお馴染みの鳥でした。越冬中の姿を見れたのは収穫です。
・ムクドリ科の混群
芝地にムクドリ科の鳥たちが混群をつくって採餌していました。インドハッカ、オオハッカ、クビワムクドリ、ホオジロムクドリがメンバーです。
・クビワムクドリ
大型のムクドリ。前日の寺院巡りでも飛んでいる姿を見ています。

・ホオジロムクドリ
ルンピニー公園で初めて見た鳥。他のムクドリ類に混ざっていたので、気が付くのが遅れました。日本でも外来種として記録があるようです。

・オオハッカ
この旅行中、一番たくさん見た気がします。都市から田舎までいろんな環境に適応できるようです。

・ミミジロヒヨドリ
これといった特徴のないヒヨドリ科の鳥。これまでにも何回も姿は見ていましたが、ようやく写真が撮れました。

・シマキンパラ
コシジロキンパラかと思いましたが、よく見れば、胸から腹にかけて網目模様がありました。なかよく集まっているところは、やはりジュウシマツに似ています。

・ミズオオトカゲ
大きな池はありましたが、水面に浮かんでいる鳥はいません。代わりに水辺にいたのがこれ。かなりの大物で全長2mくらいはありました。日本なら大騒ぎになるところでしょうが、人間への攻撃性はあまりないようで、現地の人は全く気にしていません。

ここに載せたもの以外にも、撮影できなかったもの、種名を特定できなかったものがいました。昼近くになるととても暑くなり、鳥の活動も低調となってきます。時期的にはもう少し早く、1〜2月頃の方が良いのかも知れません。今度はタイ北部にも行ってみたいと思いました。
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観光の日程はすべて終わって、いよいよ自由行動の時間。
事前の計画通り、ホテルから徒歩15分ほどのところにある「ルンピニー公園」へ行ってきました。ここはバンコク最大の公園とかで、面積は京都御苑の半分強といったところ。

公園の中は平坦で起伏がなく、大きな池が二つと、水路。緑豊かな森、若干の芝地があり、市民の憩いの場となっています。台北の公園と同じように太極拳や中国武術の練習をする人がいましたが、台北とは違ってバードウオッチャーは一人も見ませんでした。

順不同ですが、公園で観察できた鳥を紹介します。
・ムネアカゴシキドリ

ワット・アルンでも見ました。南の国らしい派手な色彩です。
・カノコバト・チョウショウバト

ハト類はたくさんいるようで、ここでもカノコバト、ベニバト、チョウショウバト、カワラバト(ドバト)が見られました。
・アカガシラサギ

アユタヤへの道中でも見かけましたが、公園内にもかなりの数がいました。日本には稀に現れますが、群れを見ることはありません。
・ダイサギ、チュウサギ、コサギ
日本でもおなじみのサギもひととおり揃っていました。

・ハシブトガラス
上空を飛ぶ姿はあちこちで目にしていましたが、近くで見るのは初めてです。日本のものとは亜種が異なるようで、何となく雰囲気が違います。
公園がねぐらになっているようで、夕方には100羽くらいの群れがいました。

・コウライウグイス
若い個体と思われます。日本では、何回か情報をもらって出かけたものの、ことごとくフラれています。積年の心残りが解消しました。

・ムナオビオオギビタキ
他の鳥を見ていた時に、眼の前の木に飛来。名前の通り、尾羽を扇状に開いて見せてくれました。

・シキチョウ
この鳥も、あちこちでよく見かけました。体はあまり大きくないのですが、大声でさえずっています。

・コサメビタキ
この旅行中で初めて見たので興奮しましたが、よくよく見ればお馴染みの鳥でした。越冬中の姿を見れたのは収穫です。
・ムクドリ科の混群
芝地にムクドリ科の鳥たちが混群をつくって採餌していました。インドハッカ、オオハッカ、クビワムクドリ、ホオジロムクドリがメンバーです。
・クビワムクドリ
大型のムクドリ。前日の寺院巡りでも飛んでいる姿を見ています。

・ホオジロムクドリ
ルンピニー公園で初めて見た鳥。他のムクドリ類に混ざっていたので、気が付くのが遅れました。日本でも外来種として記録があるようです。

・オオハッカ
この旅行中、一番たくさん見た気がします。都市から田舎までいろんな環境に適応できるようです。

・ミミジロヒヨドリ
これといった特徴のないヒヨドリ科の鳥。これまでにも何回も姿は見ていましたが、ようやく写真が撮れました。

・シマキンパラ
コシジロキンパラかと思いましたが、よく見れば、胸から腹にかけて網目模様がありました。なかよく集まっているところは、やはりジュウシマツに似ています。

・ミズオオトカゲ
大きな池はありましたが、水面に浮かんでいる鳥はいません。代わりに水辺にいたのがこれ。かなりの大物で全長2mくらいはありました。日本なら大騒ぎになるところでしょうが、人間への攻撃性はあまりないようで、現地の人は全く気にしていません。

ここに載せたもの以外にも、撮影できなかったもの、種名を特定できなかったものがいました。昼近くになるととても暑くなり、鳥の活動も低調となってきます。時期的にはもう少し早く、1〜2月頃の方が良いのかも知れません。今度はタイ北部にも行ってみたいと思いました。
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2019/5/24
男山鳥獣保護区の野鳥たち 行事

平成最後の探鳥会には29名の鳥好きが集まりました。御本殿まで登るルートはいくつもありますが、使いたかった「こもれびルート」が倒木被害で通行不可となっているため、今回は「ひだまりルート」から御本殿を目指します。

まず、一の鳥居にある池のカワセミは、じっくり見ることができて幸先のよいスタートです。
その後ツバメが飛び交う住宅街を進み、「ひだまりルート」に入ると、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、オオルリ、キビタキのさえずりが聞こえ出します。

声のする方を皆で探してやっとオオルリやキビタキを発見。全員が見ることができました。メジロやコゲラ、カラ類もにぎやかで、ヤマガラの巣立ち雛(ひな)を見た参加者もいたようです。

当地はほとんど探鳥会実績がなく、前まえから開催したいなあと思っていました。良い探鳥地ですので今後も定期的に開催していきたいですね。 石清水八幡宮探鳥会 2019年4月29日 S.Y wrote

●見聞きした鳥 天候:曇り
キジバト1、アオサギ1、トビ1、カワセミ1、コゲラ4、サンショウクイ1、ハシボソガラス1、ハシブトガラス5、ヤマガラ9、シジュウカラ4、ツバメ10+、ヒヨドリ4、ヤブサメ4、ウグイス2、エナガ1+、センダイムシクイ2、メジロ10、ムクドリ1、コサメビタキ1、キビタキ5、オオルリ1、スズメ5+、カワラヒワ2、シメ2、ドバト5 24種

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2019/5/21
冬鳥と夏鳥の出合い 行事

昨年より1週間遅い開催になりました。冬鳥は少なく夏鳥が多い。目的のレンジャクは下見の時はいましたが、既に渡ったようでした。
桜並木はすっかり散って葉が伸び始めていましたが、台風の痛手が多く見られました。
渡りのコムクドリが多くいました。 三川合流探鳥会 2019年4月28日 S.F wrote

●見聞きした鳥 天候:
キジ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、イカルチドリ、コチドリ、イシシギ、トビ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロムクドリ、コムクドリ、ツグミ、スズメ、オオヨシキリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 46種

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2019/5/16
バンコクで鳥散歩(その3) 探鳥スポット
3日目午前(アユタヤ)
この日は朝からバンコクから北へ車で1時間半ほど離れたアユタヤへ。
かつての王朝の都で、日本を含む東アジアから、ヨーロッパまでを相手とした交易で栄えた都市ですが、18世紀にビルマの侵攻で滅亡しています。
バンコク市街地の大渋滞をやっとこさで抜け出すと、ぐっとのどかな水田地帯となります。幹線道路沿いには小川や水路が縦横に廻っていて、スキハシコウやサギの仲間があちらこちらにたむろしています。
最初に立ち寄ったのがバンパイン離宮。広大な庭園はよく手入れされ、さまざまな様式の建物が点在しています。
バンパイン離宮
芝地には、インドハッカ、オオハッカ、シキチョウが、池にはスキハシコウがいました。
インドハッカ
オオハッカ
シキチョウ
スキハシコウ
頭上にはツバメも飛んでいましたが、越冬中の姿を見られたのも収穫。
その後、いくつかの寺院を回りました。半ば廃墟のようなところが多いのですが、緑も多く、同じように、ハト類、ハッカチョウ類などが見られ、給餌中のリスも見かけました。
ワットシーサンペート
ベニバト
リス
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この日は朝からバンコクから北へ車で1時間半ほど離れたアユタヤへ。
かつての王朝の都で、日本を含む東アジアから、ヨーロッパまでを相手とした交易で栄えた都市ですが、18世紀にビルマの侵攻で滅亡しています。
バンコク市街地の大渋滞をやっとこさで抜け出すと、ぐっとのどかな水田地帯となります。幹線道路沿いには小川や水路が縦横に廻っていて、スキハシコウやサギの仲間があちらこちらにたむろしています。
最初に立ち寄ったのがバンパイン離宮。広大な庭園はよく手入れされ、さまざまな様式の建物が点在しています。

芝地には、インドハッカ、オオハッカ、シキチョウが、池にはスキハシコウがいました。




頭上にはツバメも飛んでいましたが、越冬中の姿を見られたのも収穫。
その後、いくつかの寺院を回りました。半ば廃墟のようなところが多いのですが、緑も多く、同じように、ハト類、ハッカチョウ類などが見られ、給餌中のリスも見かけました。



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