2018/8/12
台北賞鳥記 (その4) episode

本日2か所目は「台北植物園」。こちらも無料で入園できます。
8万uほどの、こじんまりした広さですが、ブロックごとにいろいろな植生が再現されていて、「植物園」としても見ごたえがありました。

こちらの方が「森林」という感じで、葉が良く茂っていて鳥を見るのはちょっと厳しいです。バーダーもよく見かけましたが、双眼鏡+コンデジといったスタイルが多いようです。

こちらは地下鉄の駅から歩いて5分くらい。正門の前の通りには並木があって、府立植物園を思い出します。また、1921年に開園したということで、門のたたずまいに歴史を感じます。

地上で採餌するカノコバトがいました。頸の後に鹿子模様があり、尾羽がキジバトより長いことがわかります。

タイワンリスもいました。この植物園に限らず、他の公園にも普通に住んでいるようです。人馴れしていてかなり近くまで、寄ってきます。

今回の旅行で見たかったクロヒヨドリに会うことが出来ました。同じヒヨドリ類仲間のシロガシラと行動をともにしているように見えました。鳴き声もヒヨドリっぽい。

地元バーダーが一生懸命にカメラのレンズを向けていたので、何かと思ったら、メジロ(亜種ヒメメジロ)の巣でした。ヒメメジロは他の場所でも見ましたが、動きが早く、日本産の亜種メジロとの違いはよくわかりませんでした。

ハス池もあって、カメラを構えている人がいたので何か珍しい鳥でもいるのかと思ったら、ただのコサギでした。
ここにもゴシキドリがいました。セミを丸呑みしようと苦労していましたが、くわえたままどこかへ飛んで行きました。

ここでは、森林性の鳥が期待できそうですが、時期的に留鳥しかいなかったので、季節を変えてまた訪れたいところです(続く)。plover
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2018/8/5
台北賞鳥記 (その3) episode
朝食をとって一服したあと、市内の探鳥スポットを回ることにしました。MRT(地下鉄)を使ったのですが、日本の地下鉄と同じ感覚で利用できるうえに、便利で、運賃も安く、気に入りました。

さて、1か所目は「大安森林公園」。地下鉄の駅に直結していて、出入りは自由です。27万uほどの広さなので京都御苑の3割くらいです。森林公園という名前の割には、鬱蒼とした森は少なく、芝地が多い感じです。[大安]

園内に大きい池があるのですが、その中島がサギのコロニーになっていました。確認した範囲では、コサギ、ゴイサギ、アマサギがいました。
アマサギ
ゴイサギ
池の縁には、巣立ったばかりなのか、ホシゴイの大集団が休憩中。
ホシゴイ
同じ池には、バンの親子もいました。
バン
池を離れて、木立の中を歩いていると、何かを待っているバーダーたちがいました。日本とあまり変わらない風景ですね。

ここにもズグロミゾゴイ若鳥がいましたが、バーダーには見向きもされていない様子。
ズグロミゾゴイ若2
芝刈りをしている人のそばにモリハッカが数羽集まっていました。怒っているのか、暑いのか?
モリハッカ
これらのほかは、おおむね花博公園で見た鳥と同じでした(続く)。plover
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さて、1か所目は「大安森林公園」。地下鉄の駅に直結していて、出入りは自由です。27万uほどの広さなので京都御苑の3割くらいです。森林公園という名前の割には、鬱蒼とした森は少なく、芝地が多い感じです。[大安]

園内に大きい池があるのですが、その中島がサギのコロニーになっていました。確認した範囲では、コサギ、ゴイサギ、アマサギがいました。


池の縁には、巣立ったばかりなのか、ホシゴイの大集団が休憩中。

同じ池には、バンの親子もいました。

池を離れて、木立の中を歩いていると、何かを待っているバーダーたちがいました。日本とあまり変わらない風景ですね。

ここにもズグロミゾゴイ若鳥がいましたが、バーダーには見向きもされていない様子。

芝刈りをしている人のそばにモリハッカが数羽集まっていました。怒っているのか、暑いのか?

これらのほかは、おおむね花博公園で見た鳥と同じでした(続く)。plover
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2018/7/29
台北賞鳥記 (その2) episode
3日目は、一日フリータイム。この日も、早起きして朝食前に花博公園に出かけましたが、昨日とは違う西側のブロック(圓山園区)に向かいます。この日は朝から良い天気で期待に胸がふくらみます。途中薄暗い回廊のようなところを通りますが、ここにもズグロミゾゴイがいました。
ズグロミゾゴイ
帰りの時は、ズグロミゾゴイの若鳥もいましたが、成鳥と模様が違うので、戸惑いました。近くを散歩の犬が通ったところ、このポーズでしばらく固まっていました。
ズグロミゾゴイ若
こちらのブロックは広い芝地が占める部分が多く、そこに建物があったり、ばらばらと高木が生えている感じのところです。昨日もそうでしたが、朝早くから、ウォーキング、ジョギング、体操、太極拳を行う人が沢山いて、健康志向が強いことを実感しました。
圓山園区に入って最初に目に入ったのが、タイワンオナガ。日本のオナガとは見た目が違います。
タイワンオナガ
次に目についたのが、ゴシキドリ。いかにも南方系といった色彩です。
ゴシキドリ
カササギも沢山いました。昔々、佐賀まで見に行ったことがありますが、これほどの至近距離で見たのは初めてでした。
カササギ
この日は、公園から少し北の川(基隆河)まで行ってみることにしました。水鳥が目当てだったのですが、川にいたのはコサギくらい。川に沿って高速道路の高架が走っていて、その構造物周辺では、ハッカチョウ、ミドリカラスモドキを観察。高速道路裏にはヒメアマツバメのコロニーがありました。 plover
ハッカチョウ
ミドリカラスモドキ
ヒメアマツバメのコロニー
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帰りの時は、ズグロミゾゴイの若鳥もいましたが、成鳥と模様が違うので、戸惑いました。近くを散歩の犬が通ったところ、このポーズでしばらく固まっていました。

こちらのブロックは広い芝地が占める部分が多く、そこに建物があったり、ばらばらと高木が生えている感じのところです。昨日もそうでしたが、朝早くから、ウォーキング、ジョギング、体操、太極拳を行う人が沢山いて、健康志向が強いことを実感しました。
圓山園区に入って最初に目に入ったのが、タイワンオナガ。日本のオナガとは見た目が違います。

次に目についたのが、ゴシキドリ。いかにも南方系といった色彩です。

カササギも沢山いました。昔々、佐賀まで見に行ったことがありますが、これほどの至近距離で見たのは初めてでした。

この日は、公園から少し北の川(基隆河)まで行ってみることにしました。水鳥が目当てだったのですが、川にいたのはコサギくらい。川に沿って高速道路の高架が走っていて、その構造物周辺では、ハッカチョウ、ミドリカラスモドキを観察。高速道路裏にはヒメアマツバメのコロニーがありました。 plover



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2018/7/20
台北賞鳥記 (その1) episode
ploverです。昨年3月にイタリア旅行したのに味をしめて、この6月に再び海外旅行に行ってきました。今回はぐっとグレードは落ちますが、台北中心です。
前回と同じくバードウォッチングが主たる目的ではなく、普通に観光地を巡るパックツアーですが、いろいろと鳥を楽しめました。
海外旅行とはいえ、日程的にも、予算的にも沖縄県の離島に行くのとあまり変わらないので、皆さんの参考になるかと思い、報告します。
タイトルは「賞鳥記」としましたが、台湾ではバードウォッチングを「賞鳥」というようです。「鳥」を「賞でる」わけで、「探鳥」という言葉より、私は気に入りました。
初日
初日は午前に関空発、午頃に空港に到着。旅行会社の送迎車で途中、寄り道しながら台北に向かいます。
車の窓から見える、空を飛ぶ鳥が気になりますが、明らかに見たことのないシルエットのものが多く、外国に来たことを実感しました。
2日目
旅行会社に申し込む時、ホテルは一番下のランクにしたためか、泊まったホテルは台北市の中心からやや北のはずれにありました。それが幸いしてか、地図を調べると、ホテルから北へ歩いてすぐのところに花博公園というのがありました。
2010年に開催した「国際花の博覧会」の跡地を整備したもので、大阪市の鶴見緑地のようなところです。
この日は、9時から団体で観光地めぐりなので、早起きして朝食前に偵察に行ってみることにしました。
5時に自室を出て、エレベーターホールに行くと、窓から隣の建物が見え、その屋上にキジバトではないハトが止まっていました。後頸の模様でカノコバトと確認しました。
カノコバト
ホテルから花博公園に向かう道の街路樹の上の方から、カノコバトの声が聞こえてきます。そのほかに聞こえてくるのはシロガシラの声です。
しばらく行くと公園の入り口が見えて来たので、そこに向かいます。「新生園区」というらしい。
新生園区]右の白い塔の上にいるのはキジバト
ここが予想外に良いところでした。少し歩いただけで、初見の鳥が次々と現れます。
インドハッカ
クビワムクドリ
クビワムクドリ若
どれもムクドリ科の鳥ですが、外来種のようです。
電線にキジバトと一緒に並んで止まっていて、やけに小さいハトだなと思ったらベニバトでした。
ベニバト
独特な形状の尾羽をひらひらさせて飛んでいたのがオウチュウ。前日、移動中の車中からも見られました。
オウチュウ
ズグロミゾゴイは一昨年の石垣島、昨年の宮古島とフラれ続けて、今回の台北旅行で、是非見たかった鳥のうちの一つ。現地の人がウォーキングや体操をしているそばで平然と採餌していて拍子抜けしました。
ズグロミゾゴイ
一見小さなカササギという印象のシキチョウ。これも飼鳥が逃げ出して定着したもののようです。
シキチョウ
そうこうしていると、公園を回りきらないうちに、途中で雨が降ってきて無念の退散です。
この朝の散歩で見分した鳥は、初見がベニバト、カノコバト、ズグロミゾゴイ、オウチュウ、クビワムクドリ、シキチョウ。そのほかはドバト、キジバト、ダイサギ、カササギ、ツバメ、シロガシラ、メジロ、スズメで計14種でした。 plover
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前回と同じくバードウォッチングが主たる目的ではなく、普通に観光地を巡るパックツアーですが、いろいろと鳥を楽しめました。
海外旅行とはいえ、日程的にも、予算的にも沖縄県の離島に行くのとあまり変わらないので、皆さんの参考になるかと思い、報告します。
タイトルは「賞鳥記」としましたが、台湾ではバードウォッチングを「賞鳥」というようです。「鳥」を「賞でる」わけで、「探鳥」という言葉より、私は気に入りました。
初日
初日は午前に関空発、午頃に空港に到着。旅行会社の送迎車で途中、寄り道しながら台北に向かいます。
車の窓から見える、空を飛ぶ鳥が気になりますが、明らかに見たことのないシルエットのものが多く、外国に来たことを実感しました。
2日目
旅行会社に申し込む時、ホテルは一番下のランクにしたためか、泊まったホテルは台北市の中心からやや北のはずれにありました。それが幸いしてか、地図を調べると、ホテルから北へ歩いてすぐのところに花博公園というのがありました。
2010年に開催した「国際花の博覧会」の跡地を整備したもので、大阪市の鶴見緑地のようなところです。
この日は、9時から団体で観光地めぐりなので、早起きして朝食前に偵察に行ってみることにしました。
5時に自室を出て、エレベーターホールに行くと、窓から隣の建物が見え、その屋上にキジバトではないハトが止まっていました。後頸の模様でカノコバトと確認しました。

ホテルから花博公園に向かう道の街路樹の上の方から、カノコバトの声が聞こえてきます。そのほかに聞こえてくるのはシロガシラの声です。
しばらく行くと公園の入り口が見えて来たので、そこに向かいます。「新生園区」というらしい。

ここが予想外に良いところでした。少し歩いただけで、初見の鳥が次々と現れます。



どれもムクドリ科の鳥ですが、外来種のようです。
電線にキジバトと一緒に並んで止まっていて、やけに小さいハトだなと思ったらベニバトでした。

独特な形状の尾羽をひらひらさせて飛んでいたのがオウチュウ。前日、移動中の車中からも見られました。

ズグロミゾゴイは一昨年の石垣島、昨年の宮古島とフラれ続けて、今回の台北旅行で、是非見たかった鳥のうちの一つ。現地の人がウォーキングや体操をしているそばで平然と採餌していて拍子抜けしました。

一見小さなカササギという印象のシキチョウ。これも飼鳥が逃げ出して定着したもののようです。

そうこうしていると、公園を回りきらないうちに、途中で雨が降ってきて無念の退散です。
この朝の散歩で見分した鳥は、初見がベニバト、カノコバト、ズグロミゾゴイ、オウチュウ、クビワムクドリ、シキチョウ。そのほかはドバト、キジバト、ダイサギ、カササギ、ツバメ、シロガシラ、メジロ、スズメで計14種でした。 plover
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2018/1/21
ユリカモメ episode

●ユリカモメ 百合鴎 (英名:Black-headed Gull)
学名:Larus ridibundus チドリ目カモメ科カモメ属

●鴨川のユリカモメ 冬の風物詩

●鳴き声図鑑 /Bird Research
ユリカモメ 1
ユリカモメ 2

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