2017/11/6
桂川、E区 調査・研究

支部発行の「桂川の野鳥 1997-2014」に詳しいのだが、20年ちかくここに関わってきたことになる。私は正式な調査以前から Hさんと歩いていたので懐かしい調査地である。
E区というのは桂川河口部、ここから宇治川、木津川と合流して淀川となって大阪湾へ。
先日「大変なことになってる」との知らせが届いた。この写真を見ると、実は私も同じような崩壊を経験していて、なぜか河口部に岩礁があって増水すると流れが乱れこういうことになる。

あの頃から調査道を川沿いのから林内へ変更せざるをえなくなった。今回、随分荒れたようなんで今後の調査は臨機応変で続けて行くことななるだろう。
この日 (10月27日)は、カシラダカ、ジョウビタキ、ツグミなどの冬鳥、メボソムシクイやチョウゲンボウ、モズのはやにえやスズメバチの巣がなどが記録されている。

モズの餌食になったのはカナヘビだったようで、ここでの私の記憶にはハヤニエ、それにカナヘビの目撃例もありませんでした。
当日、ホオジロ、スズメ、ウグイス、カワウ、トビ、ヒヨドリ、カルガモ、ハシボソガラス、スズメ、ハクセキレイ、ホシハジロ、カワラヒワ、ダイサギ、ホオジロ、マガモ、アオサギ、シジュウカラ、イカル、セグロセキレイなども見られたそうです。
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2017/10/11
鳥の大きさて ? 調査・研究

四条小橋をから高瀬川をみてみると真下にコサギがいてました。少し陰になってたからか、白い羽が美しくてゆっくり歩いてて優雅な印象でした。
近くから肉眼でみると、なんだか鳥の大きさが実感できます。「コサギて意外に小さいな」なんて感じました。
そこへハシボソガラスの多分幼鳥が 2羽おりてきて、餌をさがしはじめたんです。ひっとしてカラスの方がでかいんちゃうか、なんて、

体長で比べたらぜったいコサギの勝利でしょうが、家に帰ってちょっと調べてみると、そうなんです、鳥の「体重」がでてそうなページを探してみました。あった、やっぱりハシボソガラス 550g、コサギ420g。印象派間違ってませんでした。ちなみにハシブトガラスは最大級で800gやそうです。
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2014/10/3
岩間山で4桁のタカが渡る 調査・研究
9月21日、タカの渡り一斉調査が行われました。ちょうどこの日はピークに当たったようで、各地でたくさんのタカがカウントされました。
京都支部の調査拠点、岩間山ではトータル1052。サシバ945、ハチクマ88、ノスリ10のほかハイタカ属も渡っていきました。
この日のハイライトは、1000羽に1羽の確率でしか出現しないと言われるサシバの暗色型が2羽飛来したこと。
サシバ暗色型(画像は当日の調査員からお借りしました)
その暗色型ではありませんが、別のサシバが調査地点の裏側(南東側)の木に止まったので撮影しました。
もう一つのハイライトは同時に2つ生まれたタカ柱。下の動画はそのうちの大きい方、約40羽の柱。この反対側(調査地点の北西)にも約20羽の柱ができました。
調査員や観察者の興奮した声もそのままお聞きください。
岩間山のタカの渡りはまだまだ続きます。10月以降はノスリが増えて、のんびりした渡りが楽しめます。ぜひ、岩間山にお越しください。
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京都支部の調査拠点、岩間山ではトータル1052。サシバ945、ハチクマ88、ノスリ10のほかハイタカ属も渡っていきました。
この日のハイライトは、1000羽に1羽の確率でしか出現しないと言われるサシバの暗色型が2羽飛来したこと。

その暗色型ではありませんが、別のサシバが調査地点の裏側(南東側)の木に止まったので撮影しました。
もう一つのハイライトは同時に2つ生まれたタカ柱。下の動画はそのうちの大きい方、約40羽の柱。この反対側(調査地点の北西)にも約20羽の柱ができました。
調査員や観察者の興奮した声もそのままお聞きください。
岩間山のタカの渡りはまだまだ続きます。10月以降はノスリが増えて、のんびりした渡りが楽しめます。ぜひ、岩間山にお越しください。
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2014/2/17
樹木がくれる幸福 調査・研究
環境ジャーナリスト・枝廣淳子さんのメルマガに興味深いニュースがあったのでご紹介します。
イギリスの新聞「ガーディアン」が、「緑地が幸福感を高め、ストレスを減らし、健康を促進する」という研究成果が増えているという記事を掲載したそうです。
例えば、アメリカのペンシルバニア州の病院では、1972〜1981年のデータを分析した結果、「手術後、ベッドから緑の木々を見ることができた患者はより早く回復する」ことが分かったとのこと。

また、オランダで25万人の市民を対象に同様の調査を行ったところ、緑地と健康・幸福に関して同じような結果が出たそうです。
このほか、「自然の中にいるとストレスが減り、仕事の業績が上がる」とか、自然とのふれあいが「囚人の体調不良の減少」や「都心の少女たちの自制力向上」「老人の死亡率低下」に関連しているという論文もあるとか。
さらに、シカゴのある研究では、緑の多い場所に住む人々はコンクリートに囲まれて暮らす人々よりも近隣との交流が多く、家庭内暴力も少ないことが判明したそうです。
枝廣さんは、「これまでは、環境問題といえば人々から自然を守ることが目的でしたが、人々の幸福を保つために自然を守るという考え方が出てきたのです」と解説しています。
私も樹木が好きで、バードウォッチング以外にツリーウォッチングを趣味にしていますが、そもそも「樹木が嫌い」という人はいないはずで、好感度の高い自然物に囲まれていれば幸福度が高まるのは当然でしょう。
この論調に従えば、樹木や野鳥を観察し続けている人は幸福度が高いことになりますが、私に関する限りYESです。
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イギリスの新聞「ガーディアン」が、「緑地が幸福感を高め、ストレスを減らし、健康を促進する」という研究成果が増えているという記事を掲載したそうです。
例えば、アメリカのペンシルバニア州の病院では、1972〜1981年のデータを分析した結果、「手術後、ベッドから緑の木々を見ることができた患者はより早く回復する」ことが分かったとのこと。

また、オランダで25万人の市民を対象に同様の調査を行ったところ、緑地と健康・幸福に関して同じような結果が出たそうです。
このほか、「自然の中にいるとストレスが減り、仕事の業績が上がる」とか、自然とのふれあいが「囚人の体調不良の減少」や「都心の少女たちの自制力向上」「老人の死亡率低下」に関連しているという論文もあるとか。
さらに、シカゴのある研究では、緑の多い場所に住む人々はコンクリートに囲まれて暮らす人々よりも近隣との交流が多く、家庭内暴力も少ないことが判明したそうです。
枝廣さんは、「これまでは、環境問題といえば人々から自然を守ることが目的でしたが、人々の幸福を保つために自然を守るという考え方が出てきたのです」と解説しています。
私も樹木が好きで、バードウォッチング以外にツリーウォッチングを趣味にしていますが、そもそも「樹木が嫌い」という人はいないはずで、好感度の高い自然物に囲まれていれば幸福度が高まるのは当然でしょう。
この論調に従えば、樹木や野鳥を観察し続けている人は幸福度が高いことになりますが、私に関する限りYESです。
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2013/7/17
「西の湖のコヨシキリの囀りを探す」 調査・研究

西の湖あたりでコヨシキリが繁殖してるらしい。ということで "鳥の会" で見に行くことになった。毎年、八幡山でタカの渡り観察会があるので上から眺めてはいるのだが、さほど歩いた記憶はない。
見事な芦原である。それに、まだ実ってはいないけど、あたり一面に広がっている麦畑も青々として風になびいていて、美しい限りだ。

この会のボスは自然史博物館の動物研究室の人。一応、鳥なんだけどいつもあらゆる生物に目を配る。私は全く興味ないのだけど、なんだか外来の貝、らしい。違ってたらごめんなさい。

ケリだ。数羽いる。餌があるから繁殖してるのだろうが、この広大な畑地、どうも生物が少ない気がする。
この時期にしてはカエルすらさほど見かけない。湖畔から、ウシガエルの声がたまに聞こえていたけれど。


けっきょく、コヨシキリは発見できなかった。"びわ湖よし笛ロード" を安土駅まで歩いたが、除草薬が使われた痕跡が見られたり、自然環境の維持と農業生産のバランスなど、考えることが多かった。 2013年7月7日(晴れ)
●見聞きした鳥
マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ケリ、タマシギ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カモ(雑種)、ドバト 30種

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