2017/12/29
2万5,821種 保全

25,821種、"絶滅のおそれのある野生生物" レッドリストに上がってる最新の数字です。恐ろしいような数ですね、興味本位で手にした「動物の箱舟」という本を見るまで、具体的にはよく知りませんでした。
…
絶滅のおそれのある世界の野生生物が2万5,821種に
2017年12月5日、IUCN(国際自然保護連合)は東京で、最新版の「レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)」を発表しました。この最新版のリストで、絶滅のおそれが高いとされる3つのランク(CR、EN、VU)に記載された野生生物は、2万5,821種。この中には、野生のイネ科植物や、温暖化の影響が心配されるシロフクロウなどが含まれています。WWFジャパンも、東京での発表記者会見にパネリストとして参加。絶滅危機種の増加が、環境問題の深刻化に対する警鐘であることをあらためて訴えました。WWFジャパンHP

まず頭を過ぎったのは「原因はなんだろう」。地球温暖化なんて「よそごと」な表現、私は「人」だと思います。道を拡張するのに邪魔だから木を切ったとか、日頃、当たり前のように、普通に繰り返される自然破壊。
考えてみて下さい、木一本でも育って日陰を作るようになるまで何十年、何百年てかかるわけでしょ、命ですよね、そんな簡単に絶ってしまっていいのかなぁ、最近あまり聞かなくなったけど「命は地球より重い」て言います。切り倒した木は二度と蘇りませんから。
開墾など、人の動きが原因で町に出てくるイノシシ、クマ。異常に増えて邪魔になった鹿とかも、"駆除しなくてわ" なんて、殺すことを駆除と言い換えているように思えて気にかかるところです。
みんなが「生命」を意識すると自然破壊という愚挙の速度が落ちるように思うのですが、たぶんダメでしょうね。
●参考資料
・生物個体数のわずかな変化から生態系崩壊の兆しを予測、理論を提案
・A biologist captured "soul-crushing" footage of this starving polar bear just before he died.

動物の箱舟
2017年8月15日発行
定価:本体3600円+税
ナショナル ジオグラフィック
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック
2017/10/27
自然溢れる大鹿村にはリニア新幹線は要らない (現場報告) 保全

秋の雨降る南信州大鹿村へ行ってきました。

大鹿村は前回も報告させて頂きましたリニア新幹線南アルプストンネルの信州側の入口部分にあたる場所です。この地域は日本最大で最長の断層帯である中央構造線が通っています。
そのため地盤が脆く、国道152号線の峠道が未開通の部分もあります。また、昭和36年6月29日に梅雨の集中豪雨で大西山が崩壊し小渋川の対岸にあった人家を押し流し42名の方が亡くなっておられます。


この場所にリニア新幹線を通し南アルプストンネルの工事の為、何千台に及ぶダンプカーが土砂の排出運搬し土砂の置き場所ができるという自然環境の破壊と住環境の破壊を招く工事が行われようとしています。
人々の高速移動のために自然環境の破壊や住環境を破壊する、都会の利便性追求のためにどれだけの犠牲を強いれば我々は満足できるのでしょうか。T.H wrote

次の観察会は「探鳥会案内」をクリック
2017/7/13
自然溢れる大鹿村にリニア新幹線は要らない 保全

大鹿村と聞かれてもすぐに場所が思い浮かぶ方は少ないと思いますが、南信州伊那谷の東側の南北に続く秋葉街道の中程にあります。ここには日本最大で最長の巨大断層帯である中央構造線が通っています。村の北端は磁場ゼロのパワースポットで有名な分杭峠、南端は地蔵峠で共に国道152号線が通っていますが、地盤が脆く不通になることもあります。このように大鹿村は地質的にはなかなか厳しい所にありますが、そこに流れる谷川は南アルプスの頂きから流れ出ており水量が豊富で自然環境はたいへん豊かで、日本で最も美しい村連合に加盟しています。

この大鹿村に突如降って沸いたのがリニア新幹線の建設です。大鹿村大河原上蔵地区に南アルプストンネルの西口を開け、トンネル工事で何千台に及ぶダンプカーが土砂の排出運搬し土砂の置き場ができるという自然環境の破壊と住環境の破壊を招く工事が行われるのです。また、ここは中央構造線が通っておりこの断層帯を横切ることの危険性も危惧されています。人々の高速移動のために自然環境の破壊や住環境の破壊する、都会の利便性追求のためにどれだけの犠牲を強いれば我々は満足できるのでしょうか。T.H wrote

ご覧下さい。日本自然保護協会


次の観察会は「探鳥会案内」をクリック
2017/7/5
巣立ちまで見守ることにご協力下さい 保全

二週間ほど前、「優しく見守って」鎌倉駅改札上にツバメの巣【神奈川新聞2017年6月22日】 というニュースが流れた、正直なところ “うらやましいなぁ” と思った。

実は四条通りのアーケードの照明にツバメが営巣しており、歩行者に降りかかる災難、商店街の人たちも気がきでないだろうし、撤去なんてことにならないか。もう何年も前からのことだけど、この時期の悩みごとであった。

飛んでたり、止まってたりだったらかわいいとか、季節の風物詩みたいなことだろうけど、実際に「ポツッ」ときたら汚い、気持ち悪い、なんとかしてってのが普通だ。
ところが、ある日、こんな張り紙が各所にされていた。そうだこれで良いんだよ、野鳥に優しい京都の商店街なんてことになるじゃないか、一挙両得、なんか嬉しくて晴ればれした気持ちになった。また来年もどうかよろしくお願いします。

次の観察会は「探鳥会案内」をクリック
2017/4/17
ツバメ 保全

近所の営巣場所へ帰ってきたのは 3月30日でした。その 2,3日前、鴨川の上空けっこう高いところで飛び回ってて、そろそろかなと、今では巣づくりも順調に進んでいるようで、まず一安心です。

一方、四条通りのアーケードへも帰ってきています。少し前まで隙間で営巣してましたが、針金のようなものは貼られて埋められてしまい、近年、照明の周りへ土を塗っての巣づくりします。

商店街の方達にとっては、お客さんに糞が降りかかったらご迷惑ってことで、またなんらかの対策がとられることになると思います。最近ではツバメの嫌う電波の発信などという機械などもあるようで、さて、どうなる事でしょう。
東京の都心ではツバメを目撃すること自体、随分減ったそうです。地方の都市化もどんどんすすんでいますが、ツバメの減少、こんなところが原因なんでしょうか。
進化の途中で人とともに生きることを選んだツバメたち、糞が飛んできたら、「あらっ、かわいい」と思う私のような “異常者(笑)“ になれと言ってるのではありません。
いつくしむ気持ち、ほんの少しで良い、心の余裕がほしいと思っています。

次の観察会は「探鳥会案内」をクリック