過去に例を見ない大暖冬。今年の花粉は絶対量こそ少ないものの早くも飛散が始まっている。
私も30年以上、世に「花粉症」という言葉が無い頃からの「筋金入りの花粉症」である。
いちばん症状が酷かったのは25〜6歳の頃か。目は腫れ、鼻腔内は腫れた粘膜で埋め尽くされ、いつも血の匂いがしていた。
当時は鼻炎カプセルで凌いでいたのだが、この市販薬は副作用が強すぎる。粘膜の腫れを引かせる血管収縮剤が入っているため、全身の毛細血管が収縮し、手足は冷えきり、当然脳味噌に行く血液も減るので「思考力ゼロ」。生ける屍となってしまうのだ。
そこでこの頃開発した飲み薬に頼らない鼻炎軽減法。
まず、点媚薬を...失礼、点鼻薬を片方の鼻孔に噴霧する、詰まっていてもとにかく粘膜の一部にかかるようにする。しばらくすると噴霧したほうが通ってくる。そうなったら通った方を下にして横になる。上の腫れた粘膜が通った鼻腔に落ちてくる。そのときゴソっと音がする。落ちると、通っていた方が詰まり、詰まっていた方が通るようになる。通った鼻孔に点鼻薬を噴霧。こうすると腫れた粘膜により広く点鼻薬がかかることになる。粘膜が収縮したら詰まっている方を上にして横になり、広く通っている鼻腔にまた粘膜を落とす。そして始めに点鼻薬をさした方にもう一度噴霧する。これで粘膜全体に薬がかかり、約半日は正常でいられる。ただ、この薬も使いすぎると逆効果なので1日2回が限度だ。
今は、使い捨ての大変性能の良いマスクがあるので、まず1月末から(症状の出る前)マスクを着用することで若い頃のような酷い症状は回避出来ている。
歳で花粉に対する反応が鈍くなったんじゃないかって?........それを言っちゃおしめえよ。(実際そうみたい)

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