さて、修理したアンプをこのアンプのために買った棚に据え付け、20年程前に知り合いの大工さんに頼んで作ってもらったフォステクス口径10センチのフルレンジ、フロントロードスピーカーに繋ぐ。
音源はiPod、前にも書いたようにディジタル処理された上に、さらに圧縮されているので最良の音源とは言えない。
何度も他のシステムで聴いていたマイルスデイヴィスを聴いてみると、なんという臨場感!!!!
半導体アンプで何回も聴いていたが、こんな感動をしたことがない!!
この違いはいったい何だろう?
半導体アンプより使っている電圧が高い。音信号の流れる部分が広い。等々言われてなるほどと思う事はある。
さらにマイルスデイヴィスの時代は機材も豊富でなく録音にはどうしたら最高の音質が記録出来るか知り尽くした職人が録音していた。
そういった心意気がディジタル処理されても生き残っているのか。
真空管アンプによって、残っていた心意気が蘇ったのか。
スピーカーの前で正座してアルバム最後まで聴いてしまった。
ともあれ、スイッチ入れるとヒーターが赤々と灯る。
真空管アンプが暖炉の火なら、半導体アンプは電気ストーブかなあ。
じんわり音のベールに包まれる快感.............。
アナログターンテーブルが欲しくなった。カートリッジはDENONのMCで.....
ああ、起こさなくてもいい「寝た子」を起こしてしまった。
(今はカートリッジの針替えるより本体新たに買った方が安い!なんちゅう時代や!!!)

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