オーディオ熱に再び火がついてから、最近になってD級アンプとかデジタルアンプという聞き慣れない単語が目につくようになった。
デジタルアンプというのはD級アンプの事であって、ややこしいのはCDプレーヤのデジタル光信号出力をデコードして増幅するのではなく、音声信号をサンプリング信号でパルス波変調し、それでスイッチング素子を駆動する、そこからローパスフィルターで音声出力を取り出す仕組みなんだそうな。
これだけの説明では「なんのこっちゃさっぱりわからない」だろうが、私もまだここ数日で原理を理解しかけているから説明に間違いがあるかもしれない。
オーディオに詳しい人ならA級 B級 AB級 C級といったアンプの仕組みをご存知だろう。この表現をするアンプは音声信号を直接増幅するタイプなんであるが、D級はこの延長線上というか範疇というか、それには属さず全く概念が違う所がまた話をややこしくさせている。
A~C級アンプの増幅素子は音質にこだわったというか、音声信号を扱うのに適した素性の良いものを使うのが常道である(真空管であれば300B、2A3、KT-88、6CA7とか、トランジスタは...)のに対して D級は「スイッチング素子」なのだ。つまりスイッチを入れるか切るという極めて単純な動作が機敏にできるかどうかが問われるのだ。
驚くべきは効率の良さ、90%近い効率というから「省エネ大賞」ものである。米粒程のトランジスタでも2Wくらい出せるらしい。今6CA7PPを使っているが電源を入れると電灯が暗くなる程電力を喰う。それでも25W+25W、普段聴く音量なら1Wも無い。
部品が小さくて済む=価格が安いということで、キットの価格も数千円から一万円位。
さ〜〜〜て、自作の虫が蠢き出しました。(季節はまさに「啓蟄」)
でもな〜〜〜アンプ作っても聴く時間ないしな〜〜〜
蠢き出した虫をどうやって鎮めようか?

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