今や「消費電力の塊」のように言われている白熱灯。
光に変わるより熱が多いため効率が悪い。
高校時代、部室で電気ストーブが使えなかったので100w電球で暖をとったくらいだ。
時代は変わった。もちろん従来の省エネもあるが、今回の原発事故は決定的だ。
店舗の白熱照明(ハロゲンランプ)すべてLEDダウンライトに交換した。
ちょっと前までLEDは嫌いだった。
不自然な白さといい、直に見ると、やたらまぶしいだけ。
小さなスピーカーのラジオのボリューム最大にして聞いている感じだ。
それでいて周りはちっとも明るくない。
寒々としていて「貧しい光」と揶揄していたが......
必要は発明の母、今の電球色は蛍光灯のそれよりずっと自然だ。
書いてある「○○ワット相当」は話半分であるので、実際に点けてみないと解らないのが怖い点。
それでも実際の消費電力は1/10、明るさを考えて増灯しても1/5くらい。
蛍光灯より少し少ないくらい。
実際の蛍光灯とまったく同じ体感の明るさを得ようとすると、蛍光灯よりすこし電力を喰うくらいだろう。
スポットみたいな使い方では商品に熱や紫外線の悪影響が出にくいだろうから、これからは「ただ明るい」より、商品を浮きだたせる演出で暗さをカバーできるはずだ。
熱が出にくい分、照明器具も自作しやすい。少し楽しみが増えた。
もう東芝は白熱灯を生産していない。
いずれすべてのメーカーが同調するだろう。
これは「第2の真空管」ですな。(熱烈な白熱灯ファンが残って、その需要でロシアか中国あたりで細々生産するかな?)

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