思いつきでACアダプタ使うBluetoothオーディオ受信機を電池で駆動して、携帯アンプと同じキャビネットに仕込み携帯無線スピーカーを自作しようと試みる。

受信機は5V、手持ち電池ボックスが単三4本の6V、受信機には1V高いのでスイッチングレギュレーターで5Vに落として供給したところ、音声信号が入るととてつもなく大きなノイズが入ってしまう。
電源を分け単四4本を受信機に直接(壊れるか心配だったが)繋いでみると綺麗に鳴るではないか。
でも、こうすると電源ボックス2つ要るし電源スイッチも二回路のが必要。
それでは折角買ったレギュレーター使う必要が無くモッタイナイ。
単三6本にして電源を9Vに上げ超テキトーに作ったノイズフィルターかませたら好結果だった。
さあ、キャビネットに組み込もうと再試験したところ、受信機が動かない。
老眼でハンダ付けが汚くなり、接触不良かと確認するとレギュレーターが壊れていた。
ノイズフィルターに電源投入時過剰な電流が流れてそれがレギュレーターの定格を上回ったらしい。
しかたなく電源6Vに戻して抵抗で受信機に与える電圧を落としてみたが、アンプの出力が上がるとプチプチとノイズが入る。

ふたたびコンデンサーでフィルターにしてみたものの多少の改善のみで実用にならない。
これはもう安定化電源しかない。
早速通販で取り寄せる。たった450円。送料の方が高い。

しかしまあ、同封の商品チラシ、文字の小さいことと言ったら。
「老眼ハラスメント」だわな。
ふたたび9Vに上げて、アンプの出力を大きくし、受信機は5V、ひとつの電源で動かす当初の目論見でまとまった。
やれやれ、やっとこさ箱に入れるレベルにまでなったぞ〜
いやいや、まだまだノイズが乗っている。
入力周りチェック=問題なし。結論、電源ケーブル長すぎ。
受信機は完全にデジタル機器なので、そのものがノイズ発生器なのだ。
その周りをアンプの電源ケーブルがとぐろ巻いた状態だったので最短距離にカットしたらかなり低減。
オーディオアンプの配線はこういったノウハウのカタマリなんだろうなあ。単純に線を繋げばいいってものじゃあない。
さあ、仕上げだ。電源の末端にフェライトコア噛ませることにする。
あとはキャビネットの塗装。
完成までもう少し。

1