鳩山首相が「税収を得るためというより国民の皆さんの命を大切にする。健康のためという発想を重視したい」という理由を説明して、たばこ税を1本5円値上げの方向に向かった。
喫煙者の健康を一国の首相が配慮してくれるとは、ありがたいことだ。しかし、個人の嗜好に介入するお節介ではなかろうか。健康を餌にして個々の好みに増税とは、まやかしの論理にほかならない。飲酒は健康に害がないのか?。飲酒者の健康を考えて増税はしないのか?。
喫煙にはストレスを解消する「一服」という言葉が昔からある。
喫煙するものの多くは比較的に低所得者が多いように思われる。ほかにストレスの発散ができない階層でもある。
価格が高くなれば喫煙者が減少するという考えは短絡すぎる。
ストレスを発散できない人間は攻撃的になり、強いては暴力的になり犯罪に結びつく危険性を孕んでる。高くなったタバコを買いたいばかりに、収入の乏しい者の万引きなどの窃盗犯が増えないだろうか?。
近頃、イラつく老人が多くなったが、これらは禁煙した後遺症ではと思ったりする。

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