
新刊本を購入しなくなってかれこれ10年になり、主に小説だが図書館を利用している。ただ、ベストセラーになるような作家の小説は、1年は待たなければ順番が回ってこない。
暇潰しのための読書なので新刊にこだわることなく、お気に入りの作家のものや題名に惹かれたものを図書館に予約して取り寄せることにしている。出歩くことができないので時間つぶしには活字を追うことに専念している。
このところは予約している本の順番が遙か先で手も無沙汰であったが、12年前に新刊で読んだ好みの作家の検事小説を手にしたら筋も忘れてしまっているので新鮮味がある。面白さに見せられてシリーズの3冊目を読んでいる。
文庫版は活字が細かくハードカバーを読むようにしているが、視力の衰えもあって長時間になると文字が霞んで見にくなり疲れる。
一度読んだ小説を再読することは、これまでなかったことである。

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