
緊急事態宣言と寒さで行きそびれていた調髪に行ってきた。
40年ほど行きつけていた理髪店が4月末で閉店してから馴染みの店がなくなつてしまった。それでも9月に様子を覗いた理髪店が待つことないといわれたので162日ぶりに調髪してもらった。居宅から300mほどのところろろにも一 店あるのだがその日は休みだった。
ひと月ほど前から裾の毛が収まらないので気にしていた。陽気も暖かくなったのできのう電話で予約した。応対に出た女性の声は、推測したところ高齢のようだ。
予約時間15分前に店に入った。車椅子で来店して客が顔剃りのさなかで、理容師は予想にたがわず70歳を超えて見える女性だ。店主が施設に入っていて一人で仕事をこなしている。仕事はのんびりしているが丁寧だ。
車椅子の男性は90歳だという。女理容師に歳を聞かれ87歳と答えたら、よく自転車に乗れると感心された。
バックシャンプーに慣れていたので、スタンディングシャンプと前屈みのシャンプー台に懐かしさを感じた。痩せたからなのか腹が使えることななかった。
前回と同じく162目の調髪だったが、前鏡に映るのが他人の顔に見えた。

2