
居間で転寝していた。
傍らに妻が座っている気配がする。眼を開くと消えていたのが二三度あった。一時間近く眠ったようだがいったん覚醒したのが、19時38分。食事をする気力がないので、再度眠りに就いた。
緑色のカーディガンを羽織った妻がボクの洗濯ものを取り入れていたり、居間の片付けたりしている。そこに宅配便が届けられた。ホット毛布と貼られている伝票に記載されている。注文した覚えがないので誤配だ。
ふたりで訪ねた隣室と隣〃室の女性が応対してくれて、号棟違いがが分かった。隣室の女性が届けてあげると申出てくれたが、その号棟にはエレベーターが設置されておらず、6階まで階段を上がるのに嫌気が出て撤回してしまいった。自分たちで届けなければなら螺亡くなった。
届ける前に電話をと伝票のあちこちを探している時に訪問者があった。黒地の和服を着た上品な中年女性と洋装の女性が立っていた。この和服女性が受取人の610号室の横山さんであった。渡し終わって居間に戻ったが姿が見えない。妻の名を呼んだところで目が覚めた。20時30分。目覚めてしばらくは言いしれない寂寞さに見舞われた。
祭壇の花が枯れたので買いに行こうと思っていたが、急遽決まった15時からケアマネの訪問対応と17時からのヘルパーの訪問でその機を逸してしまった。
11時過ぎに起きたのだが、ケアマネの来訪前の90分、ヘルパーが帰ってからの120分は眠り続けていた。3日続けて、ガラホで細かい文字のwebメールの受送信を長時間続けていたのでそうとう疲れもあったのだろろう。依然として食欲はないが空腹感はある。

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