2014/5/24

犯人の正体  植物の病気・虫の話

数年前から庭のバラにちょうど今頃害虫が発生するようになって困っていました.

どんな症状なのかというと,葉の中にどうやら虫がいて,葉の中身を食べつつ移動するので,葉がうすい膜のようになっていってしまうんです.

葉の中に潜り込んで移動したところが変色するので,これはてっきり俗に言う絵描き虫(ハモグリバエ)だとばかり思っていました.

最初の数枚で気づいたときは葉を取っていたのですが,いつのまにかほぼ全部の葉がやられている状態だとバラの生命力というか活力にかけるしかないとハラハラしていました.

もちろん,ばらまくタイプの殺虫剤も使っていたのですが・・・

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ぷくっと膨らんだようになり,最後は枯れ落ちます.

昨年はほぼすべての葉がこんな感じになり,最終的に落葉してしまい,秋の開花はあまり望めませんでした.

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黒いつぶつぶは中の幼虫のフンだそうです.カビか何かと思ってました

この,かなりやっかいな虫の正体が,昨日受講した病害虫の講義で判明したのです.

その虫は「ニホンハムグリハバチ」

そう,ハエではなく,ハチだったんです.

バラに発生する虫で,1999年頃に日本で見つかり,最近被害が増えてきているとのことです.

まさにやまめの庭の事ではないですか〜

野バラが発生源らしいといわれ,葉への被害の様子も筋ではなく,薄い膜状に膨らむような感じで,幼虫もハエより大きい(5oくらいになる)ので差は歴然としているとのこと.

そう考えて改めて葉を見ると,やっぱりハチの方だと思われます.

親が飛んできて葉に卵を産み,孵化すると葉の中に入っていってしまうとのこと.

冬に足元の落ち葉をきれいにすると被害が減ったという報告もあるらしいのですが,庭の掃除はしているのになぁ・・・

今年はいつもより早めに,しかも絵描き虫に効果有りと書いてある粒剤を買ってまいてみました.

今のところ,発生した葉より上の新しい展開葉は無事なので,ある程度結果を出せているのではないかと思っています.

葉が数枚なら手でつぶすという方法があります(これも別の病害虫の先生から聞きました)が,葉をいちいち手ですりつぶすようにして退治するのは,数枚でも結構大変なのと,結局葉が薄く向けてしまってダメージを受けることに変わりないので,労多くして益少ない作業になってしまうと思いました.

食べ物を作っていないなら,吸汁性の害虫には植物自身が毒になってもらうのが一番いいと思います.

ちなみにバラ園などで農薬を使用しているところでは,春〜晩秋までのシーズン中に毎週殺虫剤と殺菌剤を散布していると教えてもらいました.

もちろん耐性が付きにくいように,何種類も変えながら・・・

やまめはそこまで完璧にきれいな状態でなくてもいいと思っているので,大きな被害を防げる程度に農薬は使いたいと思います.


ここで余談ですが,昨日の講義で先生がアブラムシの説明をしているときのこと,

「(薬剤散布に対して)この人達は,歴戦の人たちですから,薬剤耐性を持った個体も多いと思われます.そう簡単にはやられないんですよ・・・」

この人達,というのはアブラムシのことです.

歴戦の闘いに負けずに繁殖を続けるアブラムシに対してのリスペクトが何となく感じられたお言葉でした.



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2014/5/23

樹木の病気について  植物の病気・虫の話

昨日,今日の二日間,国立オリンピック記念青少年総合センターで,「第35回都市緑化のための土壌・農薬・病害虫対策研修会」((一財)日本造園修景協会主催)に参加してきました.

この分野の勉強が理解できるかどうかは,教えてくれる人の「教える」力量と経験にとても左右されると前々から思っているのですが,今回講義を受けてみて更に強く感じました.

講師の方達はみなその道のプロで,最新の情報も混ぜながら,とても詳しく話してくださったので,どれも時間が足りないくらいあっという間に終わってしまいました.

やまめが普段から疑問に思っていたことも「なるほど,そうだったのか!」と思わず回答を得て興奮してしまうことしばしば・・・

中身の濃い時間を過ごすことが出来ました

特に「樹木の樹勢回復について」NPO法人樹木生態研究会 堀先生の講義は何気なくやっている剪定や根切りなどの作業や病害と樹木について生態反応から解析し,生理学的・形態学的な見地から樹木を健康で活力ある状態に保つにはどうしたらいいかを考えさせてくれました.

学んだ内容はきっとこれからの仕事にも活かせていけると思います.

思い切って参加してよかったぁ〜(^-^)/

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代々木公園内にて.「土壌断面の見方」実習風景.
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2013/12/5

根の大切さ  植物の病気・虫の話

今日,ケーキ屋さんの店頭の寄せ植えをメンテナンスしてきました.

二つのうち,片方だけどうもコガネムシの幼虫などに根を食い荒らされてしまったようで,全く育ちが悪く,ひどいものは土の上にちょこんと乗っているだけのような状態に.

今日は元気のない&冬地上部が枯れる宿根草をカバーするためにビオラを植えてきました.

何色か用意していたのですが,コンマ1秒でやまめが一番オススメしたかった花色を選んでくれたのでびっくり.

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土もてこ入れのため全部出してみたら,薬で退治したはずが何と大きなコガネムシの幼虫が6匹も出てきました汗汗

それは育たないはずですね・・・

今日退治したのでこれから日差しを浴びて本格的な冬が来る前に根付いてくれるといいのですが´_`



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2013/10/10

なつかしい生き物  植物の病気・虫の話

昨日,草取りしていたらユズの根元に立派なジグモの巣を見つけました.

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子供の頃,昆虫大好きだったやまめは,竹垣のすそからそぉっと巣を引き出し,壊さずに全部取れたときはすごくうれしかったことを思い出します.

プラスチックケースに入れて飼ったりしたような気がします.

今は姿さえ思い出すことが出来ませんが・・・



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タグ: ジグモ

2013/10/7

効果テキメン  植物の病気・虫の話

キンモクセイの香りがあちこちで漂っていますね.

今日はコンテナの空きスペースにそれぞれシュウメイギクとチョコレートコスモス,ジギタリスを植えてみました.

午後はケーキ屋さんの寄せ植えのメンテナンスをしてきました.

寄せ植えのメンテはネキリムシ,コガネムシ対応として「ダイアジノン」をパラパラと播き,根をやられている植物たちの発根を促すためにメネデールと薄い液肥をあげてきました.

来週,効果のほどを確認してきたいと思います.

さて,自分の庭で植物の植え込み,伸びすぎたツルニチニチソウとかヘデラをカットしているうちに,首,肩,腕と大量の蚊にあちこち刺されまくりました

アースジェットを買って一応近辺にシューッとやるのですが,いまいちな気がします.

屋外用にはやはり使えないかも.撒いた直後にぶんぶん飛んでいるし・・・

ホームセンターには季節もの扱いなのでもう販売されていませんが,今年はだいぶこれに助けられました

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これ,本当に蚊がいなくなりました.

シューッとして8時間効くと書いてあります.

実際試したわけではありませんが,かなり長いこと大丈夫だったと思います.

やまめの庭くらいの広さだと,蚊取り線香より使いやすいので,来年も買いたいなぁと思っています.

夏の暑さと蚊の猛攻にめげないために・・・

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タグ: ヤブ蚊対策

2013/10/5

害虫の話  植物の病気・虫の話

一日前は真夏日のようでしたが,一転して今日は涼しく,長袖の上着を出しました.

2日前からキンモクセイの香りが漂いだし,「あれ?いつもより遅いかな?」なんて考えながら歩いたり.

めっきり秋らしく過ごしやすい気温になって雨が適度に降ったりしていると,色々な生き物が冬を前に活発に動き出しますね.

まず,庭で出会うのは蚊!

かゆいです.血を吸う気満々でやってきます.そしていつもあっという間に喰われます.

次はイモムシ,毛虫たち.

急に樹の根元に大きなフンがたくさん落ちているようになったという話をたくさん聞きます.

背の高い樹木などはてっぺんの方が結構喰われていることがあります.
上を見上げてみましょう.

地中の虫も活発化しています.

コガネムシとかヨトウムシとか.

昨日,chemical controlで害虫の駆除をしますと書きましたが,これは薬剤を使って駆除するというやり方です.

例えばダイアジノンとかオルトランなど.

先日RHSJの会報誌で,イギリスではこのchemical controlに対し,biological controlという対策が注目されているという記事が紹介されていました.

センチュウ(Nematodes)を利用するのですが,これでコガネムシの幼虫(chafergrabs)やカガンボの幼虫(leatherjacket)に効くのだそうです.
化学薬品を使わないので高い安全性が得られるやり方ですね.

センチュウが売られているんだ・・・ということにちょっと驚き,さらにガガンボの幼虫が何故か英語だとレザージャケット,革ジャン◎o◎???という表現に笑ってしまいました.

幼虫の皮膚が厚いことに由来するらしいです.

ガガンボの幼虫なんて,考えたことも見たこともないのですが,水中や土中に住み,植物(イネなど)の根を食べるので,害虫とされているんですね.成虫は水や花の蜜を食すようですが.

ちなみに幼虫をネットで調べてみましたが,ぞっ´Д`としました.
結構コワイ形です・・・



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