2016/4/29

石窯ガーデンテラス  庭園見学

先週,鎌倉の浄妙寺境内にある,石窯テラスガーデンを見学してきました.
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なぜお寺の境内にレストランがあるのか,ちょっと不思議.

古い洋館を改装して美味しい石窯パンや食事が出来るらしいのですが,外のテラスではのんびり写生したり,ただゆったりくつろいでいる人たちがたくさん.
午後の日差しの中,ここだけ時間の流れが遅くなっているようでした.

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レストランもテラスもいっぱいだったので,お庭だけ見ることに・・・

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まず目に飛び込んでくるのはきれいな芝のお庭.

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その周囲を歩けるようになっています.

このガーデンはガーデンデザイナー,ニコラス・レナハン氏がデザイン,管理を手がけているイングリッシュガーデンだそうです.
(もしかしたら昨年の国際バラとガーデニングショウでお話したかも・・・!)


四季折々の花が楽しめ,バラ,ハーブ,シェードガーデンなどがあるのですが,訪れた時は,なんといっても菜の花かと一瞬見まごうばかりのたくさんのユーフォルビアの黄色い花の塊が見事でした.

前からユーフォルビアは面白いと思っていたのですが,こんなにたくさん植えられているのを見たのは初めてです.

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シェードガーデン.

全体的に手が行き届いているなぁ・・・

日々の手入れはレストランのスタッフの方達が交代で行っているとのこと.
どの植物たちも生き生きしています.

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整形式のミニガーデンもありました.

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もうすぐ薔薇が咲き,イングリッシュガーデンの本領発揮の季節です.

気がつけば一週間が飛ぶように過ぎていますが,今を楽しまなければガーデナーとしての楽しみがなくなってしまいます

そんなことも忘れていた自分に気づきました




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2015/3/1

植治の庭  庭園見学

今日は麻布十番にある国際文化会館でお仕事,行ってきました.

東京の地下鉄がとにかく苦手なやまめ・・・

地下鉄に乗る前から無事に着けるか心配でしたが,なんとかたどり着きました.

google mapと親切な駅員さんがいなければ,地下鉄からすんなり地上に出て目的地に行くことは出来ないなぁ・・・


ところで,国際文化会館がお仕事の会場だったのですが,恥ずかしながらこの建物について何も知らなかったので,HPでにわか勉強してから行きました.



国際文化会館の庭園及び敷地は江戸時代は大名屋敷(多度津藩),明治になってからは,井上馨,久邇宮邸,赤星鉄馬邸,岩崎小彌太邸と変遷し,戦後は国有地となっていたものを1951年に払い下げてもらって,現在に至っているそうです.

1951年,戦後まだ間もない頃といっていいのかわかりませんが,敗戦から立ち上がって世界と交流して行くにあたり,政治経済だけでなく,異なる文化や価値観に対して相互理解を推進していくための場を造ろうと立ち上がった有志の方たちの熱い気持ちを想像しました.

旧館の建築は1955年に当時の第一線の建築家,前川國男,坂倉準三,吉村順三の三氏による共同設計,新館は1976年に前川國男氏により池に張り出した平安時代の釣殿(寝殿造りの南端に池に乗り出して造られるもので,船遊びの乗降場や,雪見,月見,納涼など,庭や自然と生活が深く結びついて使用される場所)風の建物を意識して設計されたもの.

庭園は1930年(昭和5年)に岩崎小彌太が7代目植治こと小川治兵衛に作庭を依頼したものだそうです.

岩崎邸は空襲で焼失してしまったとのことなので,たぶん庭の樹木などは一緒に燃えてしまったんじゃないかな・・・と思うのですが,本当はどうなのでしょう?


前置きが長くなりましたが,このように,歴史もあり,現在も国際文化の交流の場や結婚式場として,多くの人が集う場である現役の建築や庭を見る機会を得ました.

といっても国際文化会館の見学目的で訪れたわけではないので,使用者の一人としてロビーや階段や全体の雰囲気などを感じることしか出来ませんでしたが・・・

ロビーは大きなガラス窓によって明るく,外の緑が爽やかで,室内は華美ではないけれど重厚さと温かさを感じ,心地よい落ち着いた空間でした.
カフェでゆったりお茶しながら眼下に広がるお庭を見たら,きっと気持ちがいいと思いました.

お庭は5時少し前にほんの数分,階段を駆け下りて見学してきました.

雨が降っていたので,庇の下から見るだけでしたが.

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右の建物が釣殿風のデザイン.

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とても大きな石を多用した石組みですが,石の穏やかな表情と,広々した空間に吹く風が,何ともおおらかな気持ちにさせてくれました.

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地図で見たら,そんなに広くないお庭のはずですが,不思議です.

深呼吸すると,庭を流れる空気からいいものがたくさん身体の中に入ってくるような気がして,急に元気になりました*^_^*

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実際,回遊式庭園なので本当に歩いて見ることが一番お庭を体感できていいのですが,散策してもいいのかどうかは確認できませんでした´_`

それに,披露宴や結婚式の撮影でなかなか足を踏み出す勇気もないのですが・・・



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2014/10/30

秋バラの季節  庭園見学

先日,横浜イングリッシュガーデンに行ってきました.

ちょうど秋バラとコスモスが満開の時期で,横浜天理ビル前から出るシャトルバスは平日10時前なのに満員という盛況ぶりでした.

初めて訪れたのですが,5月に見頃のツルバラのアーチは,ハロウィンハロウィンの飾り付けがされていて,まさに収穫祭!

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バラは,パンフレットによると,ハーブや宿根草などの草花との組み合わせでエリア分けされていました.

実際歩いてみると,カラーでもグルーピングされているように感じました.

よく手入れをされていて,次々にお客さんが訪れていることも納得でした.

ピンク〜紫のバラ.

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紫の園.花が咲き進むと,アイリスのような形に変化するようです.形は一番面白い.

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アイズ・フォー・ユー

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ブラッシング・アイスバーグ

いいお天気で,バラたちも光に向かって歌っているように見えました.


濃い赤も秋バラならではかもしれません.

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珍しい花です.まるで,キク科のジニアみたい・・・・

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ローズガーデンの更に奥には,今年初めて登場したという,コスモス畑でした.

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2014/8/15

近江商人の庭  庭園見学

彦根城の玄宮楽々園を見学した後は,東近江市五個荘にある,近江商人の屋敷めぐりでした.

五個荘の金堂の町並みは,重要伝統的建造物保存地区となっており,ちょっと離れた場所にある藤井彦四郎邸を皮切りに,この区域にある屋敷,中江準五郎邸,外村宇兵衛邸,外村繁邸,金堂まちなみ保存交流館(旧外村宗兵衛,中江富十郎邸)を見学しました.

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金堂の町並み.白壁と舟板張りが目を引きます.

舟板を壁に張っているのは,これくらいものを大切にしたという象徴のようでした.

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お屋敷の板塀.どこも水路が切ってあり,昔修学旅行で見た萩のまちを思い出しました.さすが,琵琶湖の近くですね.

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ちょうどこの期間,商家に伝わる武者人形めぐり,やっていました.家の窓辺で金太郎がクマと相撲を取っていました.

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町の中を流れる水路から,各家庭には「川戸」という,洗い場兼防火用水兼魚の生け簀が設置されたりしています.

たくさんの奉公人たちの分までここで食器洗いしたら,絶対腰痛になりそう・・・

当時近江商人は商いは他国で行い,屋敷にはおかみさん(お家さん)がたくさんの見習いや女中,奉公人の教育を一手に引き受け,切り盛りしていたそうです.

近江商人と言えば「売り手よし,買い手よし,世間によし,の三方よし」.

江戸時代,天秤を担いで見知らぬ諸国を回って産物を売るには,様々な知恵と努力が必要だった事でしょう.

そこで,各家ごとに家訓があり,質素・倹約・勤勉・正直・堅実の精神を家族,奉公人にいたるまで徹底して暮らしていたということです.

そんな近江商人屋敷の庭は,質素・・・かと思ったら違いました.

自分たちの居住空間はたしかに質素ですが,お客さんをもてなす「場」である客殿と,庭園はゆったりとして贅沢な造りです.

明日からは近江商人屋敷のお庭を紹介したいと思います.

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2014/8/11

楽々園  庭園見学

5月の庭園見学の続き.

彦根城の玄宮園の隣りには楽々園という庭園が続いています.

ここは,1810年頃にだいたい今の形になったそうですが,十三代井伊直中の引退に際し,御殿を新築して総槻(けやき)作りであったことから槻御殿と呼ぶようになりました.

もとの下屋敷が造営された1679年当初は玄宮園と楽々園は一体化したものでしたが,御殿の増改築で塀で区切られたり,玄宮園から水をひいて滝流れと池の庭だったり,その後枯れ山水になったりと,玄宮園より変遷が大きいのが特徴です.

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槻御殿.この新書院から座って鑑賞するお庭です

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初めの頃は,本当に滝が流れていたとされる,石組み.家臣の香取氏が作庭したと記録されているそうです.


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大きな立石が迫力とリズムを生み出しています.上の方の石橋と両脇の立石が蓬莱山を飛ぶ鶴になり,滝の水落石は,亀頭石で築山全体が亀,蓬莱山を表現しているそうです.
この蓬莱山の上に,城郭が乗って,蓬莱そのものの眺めとなるように計算されているそうです.


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迫力のある築山とは対照的に穏やかな枯れ池の汀線.


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芝の野筋の中を,ゆったりとした流れが表現されている枯流れ.

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楽々園とは,山を楽しみ,水を楽しむと言う意味が込められているそうです.長いこと分かれていた玄宮園と楽々園が今のようにつながったのは,明治に入ってからのことだそうです.

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書院より.玄宮園とつながって,遙か彼方の山まで見通せる景色.ここに塀があって区切られていない方がずっと良かったと思いました.
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タグ: 彦根 玄宮園 槻御殿

2014/8/6

玄宮園  庭園見学

突然ですが,久し振りに庭園見学会参加記録を書いておきたいと思います.

どたばたと忙しかった5月11日,毎年恒例の金沢の樹仙堂さんプレゼンツ,庭園見学会に参加しました.

今回も琵琶湖の東,湖東の名園・名建築を巡るということで,彦根の玄宮・楽々園と,近江商人の屋敷と庭園(五個荘)と,聖徳太子が開創したという教林坊の庭園を見学してきました.


彦根,といって思い出すのは「彦にゃん」だけ,という,淋しい頭の中身でしたが,家に帰ってから,いただいた資料でちょっぴり勉強しました.
彦根藩は徳川四天王のひとり,井伊家の領有地で,桜田門外の変で討たれてしまった大老,井伊直弼が有名ですが,その故郷彦根藩下屋敷の庭園が,玄宮園と楽々園というわけです.

玄宮園は,池泉回遊式の大名庭園で,大きな池には,大小4つの島があり,なだらかな汀線と勢いや遊びを感じる石組みの対比や,橋の上からの景色の緩急の変化がかなり楽しい庭園でした.

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庭園に足を踏み入れ,鳳翔台(茶席)に向かって歩くと,岸の護岸石組みは渓谷の様を表しているらしいのですが,躍動感を感じる自由な印象です

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扇の様に広がっている石組み.

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高橋の下から対岸の蓬莱石を見せる趣向

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蓬莱石アップ.玄宮園は,1677〜1679年に何右衛門という家臣が作庭の指導にあたったと伝えられているそうです.これら,石組みすべて,城下の家臣の下屋敷でいったん仮組みして検討を重ねて作り上げたということです.

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すごく計算されたような遊びを感じる石組みと,一体化した岩盤のような,自然の風景を模した石組み

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臨池閣と魚躍沼(手前の池).この右手,横に広がる風景が下の写真につながります.空と水景が広々して気持ちのいい景色を見せてくれます.

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芝生広場,武蔵野より.奥から彦根城天守閣,鳳翔台,臨池閣,そして背後・・・一直線に伊吹山まで軸がつながっています.まわりにビル群がなく,唯一見える人工物がお城と鳳翔閣,臨池閣という,作庭時に計算して景色に取り込んだものなので,当たり前ですが景色が落ち着いています.

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ストーリーとして,奥の伊吹山(実際には20キロ近く離れています)から流れてきた水を表現した枯れ流れ.中央の水分石,いい味出しています.

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料亭「八景亭」の臨池閣で昼食

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懐石弁当

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臨池閣から眺める景色

彦根市立教育研究所 「郷土愛に関する調査研究員会」の「わたしたちの彦根」に,隣接していた松原内湖の在りし日の景色を写した写真が掲載されています.
天守閣から見る玄宮園・楽々園は,松原内湖,その後ろの山々を借景にして,本当にスケールの大きな庭園だったことがわかります.







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タグ: 彦根



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