2005/6/1

ノーマン・ロックウェルを知ってますか?  旅日記
 野球の聖地クーパースタウンを訪問すれば、すっかりご機嫌。てなもんで、そこから車で数時間のノーマン・ロックウェル美術館へ。画家ノーマン・ロックウェルはマサチューセッツ州ストックブリッジに居を構え、ここで傑作の数々をつむいだ。彼の絵は、絵というよりイラストに近いかも知れない。アメリカの、そう50年代までの、いわば古きよきアメリカを描き続けた人-----という紹介が一般的だし、その解説は間違っていない。彼の絵は人をほっとさせるものがある。ただ、それを「軽い」とか「受け狙い」とか言う人も間違いなく存在するだろう。一連の展示を見ると、彼は経済的には恵まれたものの、60年代には「時代遅れ」というレッテルを貼られていたようだ。
 彼は晩年、公民権運動などに題材をとったものを数点描いている。いずれも、やや「説明的過ぎる」ものの、そのメッセージは深く心に響いてくる。彼の業績は再度評価していくことが必要ではないかなどと思う。
 それにしても、お年寄りの見物が多かった。絵を見ていると、隣に来た老夫婦がなにやら話している。ご主人が「ああ、この絵のこの女の子はいとこのミッッシェルにそっくりだ。そう、あのミッシェルといったら、----」などと話し始めている。そうか、われわれが見ると、あくまでアメリカの画家の描いたアメリカの絵画という感覚だけれど、この年代の人々には、ロックウェルという画家は自分達の時代を描き残した友人、という感覚なのか、とも感じた。
 帰り道、ボストン美術館にもよる。日本人の観光客が多い。ここは日本を含むアジア美術の収集で有名だが、結構、アメリカ絵画の収集も見事。そもそもポップアートの流れにつながる60年代以前、つまり20世紀初頭からのアメリカ絵画の過ぎるほどの透明感は、いつ見ても気持ちがいい。
 ボストンではMITミュージアムにも足を伸ばした人工知能、不思議なメカニック、豊富なアイデア。ここ、結構楽しい。近くを訪問される機会があれば、ぜひお立ち寄りになるといいだろう。
 忘れちゃならないのが、ボストンのフェンウェイパーク。この球場のすぐ近くの土産物屋は大繁盛。試合があるわけでもないのに、人々が集い、レッドソックスのグッズを買いに走る人々のパワーは絶大だ。
 ちょうどメモリアルデイの3連休。メモリアルデイは、なくなった軍人達に対する追悼の日。ボストンに向かう道すがら、何げなく外をみていたら、かなりの数のお墓に米国国旗が立てられ、人々がお墓の掃除をしていた。これもひとつのアメリカだ。
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2005/6/1

野球の聖地、クーパースタウンへ!  旅日記
 久しぶりに3連休。ということで、前から行きたかったニューヨーク州の小さな町、クーパースタウンに出かける。DCから車で約6時間。やってきました野球の聖地。そう、ここはビジネスベースの野球が初めて行われた、いわばMBLの発祥の地。野球の殿堂があるのだ。今でも、ここではリトルリーグの世界選手権の決勝が行われているし、MLBの試合もここで行われる。
 町自体はとても小さい。しかし、新緑が目に鮮やか。近くの湖もなかなか落ち着いている。入場すると、いきなりスタッフのおじさんが肩を抱きかかえて、「ここは見どころ一杯だぞう」と話しかけてくる。2階の球場を模したシアターで野球の歴史を紹介するショートフィルムを見る。気分を高めて、野球の殿堂へ。
 野球の殿堂は、天井からさんさんと日光が差し込む静かな空間。ベーブルースなど最初の殿堂入りの人たちだけは、米国旗とカナダ国旗にはさまれて「別格扱い」でプレートが展示されていた。
 展示の中には昨年興奮で我を忘れそうになったレッドソックスのカート・シリング投手の血染めのソックス、そう、究極のレッドソックスと言われる一品が展示されていた。ノーヒットノーラン試合の歴代投手の中に、野茂投手を2箇所で発見。うれしくなる。イチロー選手の最多ヒット記録に関する展示もあった。ひとつビックリしたのは、レッズのローズ選手の解説と愛用の道具の展示があったこと。てっきり球界を追放されたままになっていたと思ったのだけれど、こういう展示があるのはなんとなくうれしかった。
 さらに、映画の中の野球コーナーというのがあって、映画「ルーキー」で主人公のデニス・クェイドがかぶっていた帽子とユニフォームが展示されているがうれしかった。
 来ている人たちは、やっぱり、ひいきのユニフォームやTシャツを着ている。なかなか気合が入っている。こういった人たちは土産物コーナーでも真剣そのもの。ウットリと商品を眺めている。そんなアメリカの人たちがいいなぁ、と思うひとときでもあった。
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2005/4/2

アイスランドの旅(04年冬)  旅日記
魅惑の温泉王国 
 アイスランドというと遠い国というイメージがある。でもDC郊外のボルチモア空港から直行便だと5時間で行ける。しかも安い。レイキャビクの空港と市内との間に目指すブルーラグーン温泉はある。世界最大の露天風呂。アイスランドは火山帯に位置し、発電や暖房に地熱が利用されている。その発電所の隣にこの露天風呂はある。ちょっとぬるめ。白濁していて、風呂の底とかには湯の華が数センチ堆積している。これをすくって、顔に塗る。お肌スベスベ。それにしても、その広さは尋常でなく、野球の球場数個分といったところか。39度程度の湯は「はぁぁ」という感じで、何時間でもつかっていられる。
レイキャビク市内
 バスで市内まで行く。首相官邸。小さい。警官が外に立っていない。街中を散策したが、真冬ということもあって、人通りは少なく、静か。しかし、町並みじたいは落ち着いていて、こじんまりしている。好きな感じ。タクシーで小高い丘の上にあるサーガ博物館へ。蝋人形でアイスランドの歴史を紹介している。ちょっと入場料が高かったけど、これは楽しかった。
 帰りのバスでアメリカからの観光客が話しかけてきた。男二人組で、アイスランド経由でドイツに観光に行くんだそうだ。そう、アイスランド空港は行きか帰りにレイキャビク経由で欧州大陸に向かうと安く欧州旅行ができる。
オーロラ
 夜、待ってましたのオーロラ出現。昨晩、見えなかったのでじれていたのだが、きょうは見える。くっきりと。カーテンのヒダを下から見上げる感じでグリーンの光がサァッと流れていく。空全体でレーザーショーをやっている感じで素晴らしかった。料理もOK。最大の輸出産品が水産物というだけあって、魚料理が多い。特に白身の魚の酢漬けをパンにはさんで食べたら、こりゃ、うまかった。ノーザンライツインという宿の皆さんもとても親切だった。
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2005/3/31

フロリダ・タンパ  旅日記
 大リーグの春季キャンプはアリゾナとフロリダで行われる。フロリダ州タンパ周辺では、オープン戦真っ盛り。DCからタンパまで飛行機で2時間ちょっと。飛行機の出発の際には係員のおばちゃんが「それでは皆さん、タンパに参りましょー」と、ツアーでもないのに、すごいテンションで盛り上げ、着陸の際には、飛行機がバウンドして着陸し、「皆様、既にお気づきのように、2回着陸しました」といって盛り上げる。
 タンパのオープン戦は芝生席なら7ドル。バックネット裏でも15ドル程度。安い。しかも、試合のレベルが高くて、レギュラーシーズンと変わらない。レッドソックス対フィリーズとタイガース対インディアンズを見たが、どちらも力の入った良い試合だった。球場は2軍の使っている球場。しかし、施設は見事(写真は、タイガースの本拠地の球場)。
 それにしても暑い。3月末で30度近くある。近くのテッド・ウィリアムズ記念館に行くと、史上有名なバッターの記念館、バッターズ・ホール・オブ・フェームを併設。入り口のおじちゃんは「そうか日本から来たのか、松井、すごいよなぁ」と話しかけてくる。「イチローもすごいですよ」と言うと、補聴器の具合が悪いのか、「そうだよなぁ、松井も実績があがってきたよなぁ」と松井話に終始。この記念館、建物自体が野球のダイヤモンドの形をしている。なぜか大リーグ以外で一人だけ展示がある。王選手だった。すごい。サインボールも王選手だけ飛びぬけて高い250ドル。前に行ったケンタッキーのバット工場でも、王選手のバットが展示されてたっけ。うれしかったのは、かのピート・ローズがホール・オブ・フェーム入りしていたこと。ただクーパースタウンにある野球の殿堂にはまだ入っていないようだ。イチローが入るのはいつだろう。。。
 近くにはダリ美術館もある。結構、展示されている作品の数も多く、朝に行われる説明も丁寧で「隠し絵」の説明も丁寧で参考になる。近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

 
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2005/2/27

コスタリカの旅(04年初冬)---part 2  旅日記
モンテベルデへ 
モンテベルデに向かう。名前のとおり緑の山。熱帯雨林だ。しかし、ここに向かう道路はすさまじく、舗装してないばかりか、穴ぼこが無数あいており、ものすごくゆれる。ボコボコになりながら、山の中腹にあるロッジに到着する。ロッジにはテレビもないし、電気もなんとなく暗い。しかし、非常にくつろげる。夕焼けもなんとなくのどか。食事のためにロッジに行くが、他の客がほとんどいない。親切なロッジの従業員の人が食事をは運んでくれる。手元が見えないくらいの照明。
 夜があけると、宿にはハミングバードがいっぱい来ている。かわいい。保護区に入ると、あの幻の鳥ケツァール発見(写真)!これはラッキー。産毛が風にそよいでいるのまではっきりと見えた。あんなに美しい鳥が世の中にいるなんて。その後、近くのバタフライガーデンへ。どうも経営者はアメリカ人で、その昔、我々の近所に住んでいたらしい。モルフォ蝶やら何やらいろいろ見た。意外と充実していた。行き帰りがタクシーに乗るのだが、運転手のお兄ちゃんが話したがっているのが雰囲気でわかるんだが、こっちはスペイン語がわからない。しかし、こちらの皆さんの人柄のよさが毎日伝わってくる。
カーニョネグロ見物 
ニカラグア国境までバスで1時間半のカーニョネグロへ。ここは湿地帯。こうもりやら、ナマケモノを見ながら、ボートで湿地帯を走り回る。途中、川岸の高床式の施設で食事。なんかチャーハンみたいで美味。
 セルバベルデでは、ホテルの通路をイグアナがのそのそ歩いている。ラフティングに挑戦。1時間半くらいの川下り。一家4人で小さいボート1台。これにお兄さんが乗ってくれて、後ろから、右だ、左だ、と指示してくれる。川そのものは大して深くないものの、落ちそうになるので、やはりドキドキ。1つ前の船のおじさんが派手に頭から川に落ちて、カメラが水浸しになっていた。ホテルそのものがジャングルの中にあるので、ちょっと時間があると、ホテル内を散策したりする。真っ赤な毒のあるカエルや、くちばしが真緑で全体が黄色の美しい鳥など、本当に、生でこんなにいろいろな動物が見られるのかと感激。
空港に向かう途中、小さなお店に立ち寄る。ここではコーラとか売っているのだが、奥に行くと、なんといました、本物のタランチュラ。なんでも刺すことはないとかで、その家の子供の手の上をはったりしている。息子も手の上に乗せたり、Tシャツにくっつけたりしていた。クモも大嫌いなのだが、こんなに大きいと、不思議なモンで、あんまりこわくない。
 コスタリカの自然と、そしてやさしい人情に触れた旅だった。

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2005/2/27

コスタリカの旅(04年初冬)---part 1  旅日記
コスタリカ到着
 深夜の飛行機でDCを発ち、コスタリカに入る。入国手続きに時間がかかったが、外にでると旅行代理店の人が迎えに来ていて、そのまま、海辺の町Manuel Antonioに向かう。途中、川にワニが戯れているのを見たり、お土産物屋に立ち寄ったり、目的地まで約3時間。途中で買ったファッジのようなお菓子、乳製品なのだが甘味が適度。アメリカと違う。いい予感。ホテルに到着すると、今回のアレンジをお願いした旅行代理店の方が来ていた、なんでも、別に世話をしている新婚さんの関係で来ているとの事。この日は到着しただけでホテル内のレストランで食事。壁のないレストランで暖かく、時折、動物の鳴き声もして、すばらしい環境。
マヌエル・アントニオ 
翌日、旅行代理店のご主人に丘の上に連れていってもらう。Manuel Antonioの湾を一望できる素晴らしいホテルのベランダ。その後、ホテルから歩いていける海岸で海水浴。快適だけど日差しが強すぎて、あっという間に真っ赤になってしまう。しかし、1ドルで借りたボディボードが楽しくて、ついつい遊んでしまう。午後3時くらいにはもう体中が痛い感じ。
 Manuel Antonioの自然公園内のガイドツアーに参加。公園内に入って、すぐに木の上で緑のヘビがとぐろをまいているのが見える。蛇は大嫌いなのだが、遠くにいるのと、あんまり美しいので、嫌なかんじがしないのが不思議。ツアーは約1時間半だが、その間、サルが木から木へと飛び交い、数十メートルの高さの木にはナマケモノが佇み、すばらしい自然の宝庫であることを認識した。ガイドのお兄さんは肩に望遠鏡を担いでいて、何か動物が見えると、さっとセットして、ツアー客に見せてくれる。熟練の技。とても素人がフラフラ歩いていてもわからない。
魅惑のタバコン温泉
 次の目的地は山中の活火山帯。嬉しいことに天然温泉タバコン温泉がある。代理店の人の話では、源泉が上流で湧出していて、ちょうどこの温泉施設のあるあたりが最高の湯加減なのだとか。確かに、ジャングルの真ん中を結構流れの速い川が流れており、そのあちこちに、たまりをつくったりプールに水を引き入れたりして温泉を作っている天然のジャングル風呂(写真)。お値段もちょっと高め。地元の人は熱い湯につかるという習慣がないとのこと。結局、アメリカ人中心の外国人対象の施設らしい。暗くなるまで半日くらいボウッとしていても飽きない。帰りたくない。悦楽。

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2005/2/21

米国西海岸の旅(04年夏)  旅日記
 飛行機でオークランドに飛び、ヨセミテ国立公園に宿泊。あまり森の中という感じではないのだが、熊は多いらしい。車の中に食べ物を置かないようにという注意書きがホテルのあちこちに張ってある。翌朝、ドライブをしていたら本当に熊が道路を横切り、その後ろを狼が追いかけていった。たまたま減速していたからよかったようなものの、もう少しスピードを出していたら確実に熊に激突していた。実は、ヨセミテはそれほどすごいとは思わなかったのだが、次に向かったセコイア国立公園は巨大な木が立ち並び圧巻。5人とか10人くらいが手をつないでようやく木の回りを1周できるほどの太さ。倒れた巨木はくりぬいてトンネルにしてあったり。木の香りがまた心地よい。
 セコイアから海岸に向かい、ぺブルビーチへ。大きなパンをくりぬいた中にガーリックの利いたクラムチャウダー。美味。近くにはアザラシが寝転がっていて、なんか生くさい(上の写真、ブイの上にもアザラシが)。しかし、なぜだろう。アザラシを見ていると飽きないのは。次、生まれ変わったらアザラシがいいなぁと思ってしまう。
 シリコンバレーへ。アップルとインテルへ。アップルの本社にて記念撮影。この辺はアップルのオフィスがあちこちにあって、リンゴの色がいろいろあるのにびっくり。アップル本社の脇にはアップルストア。品そろえはその辺のアップルストアと変わらない。本社特別品のようなものを探したのだけれど。当たり前のことなのだが、この辺を歩いている人がみんなアップルのパソコンを持って歩いているのだ。買いたくなる。。。
 さてサンフランシスコへ。フィッシャーマンズワーフで食事。坂道はケーブルカーで移動。途中、中華街でおいしい飲茶。その後、なかなかチケットが手に入らなかったアルカトラス刑務所へ船で向かう。船だとすぐ着くのだが、なんでも急流でそう簡単には泳げないんだとか。島の中はかもめの糞だらけ。建物の入り口で日本語のテープも借りられる。アルカポネの牢屋、懲罰牢、運動場などを見物。すごく満足。土産物やはどこでも同じ。囚人服とかプラスチックで作った鎖と重りとかが売られている。
 翌日、金門橋へ。モヤがかかっていて諦めかけていたら急にスゥッと晴れてきて記念撮影。その後、ジャイアンツの試合を観戦。ボンズは守備からベンチに戻ってくるときに走らない。この球場は海沿いにあるので有名で、ボンズがホームランを打つと、海で待機しているファンがボールを拾う。この日はなぜかバットマンの格好をしたおっさんが船で待機しているのがスクリーンに大写しになっていた。
 飛行機でシアトルへ。オリンピック国立公園は静かな瀟洒な国立公園。その中にあるソルダックはロッジタイプの宿で、温泉プールがある。ここの受付のきれいなお姉さんがいきなり日本語で「いらっしゃーい」というのでびっくり。日本で生活していたことがあるそうだ。ここの温泉も温めで、入ると外に出られないという感じ。おばさんたちもぷかぷかと浮いている。ここの温泉は堪能できた。この国立公園はハリケーンリッジなど見晴らしの良いところもあるが、まぁ、それだけといえばそれだけ。そのままシアトルに入り、イチロー見物。イチローの人気はすさまじく、イチローのTシャツを着た人がものすごく多い。球場内には寿司屋「マリナーズシ」があり、おすすめは「イチロール」。店員さんも日本の方のようだった。大リーグを寿司を食しながら観戦。すばらしい。その後、マウントレーニエ国立公園などにも立ち寄った。ここにも温泉があるが、あいにく、入るじかんがなかった。ゆっくり滞在型のリゾートには向いているのでは?

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2005/2/21

カナダ・米国山岳地帯の旅(03年夏)  旅日記
 カナダのバンフに飛行機で飛ぶ。いわゆる山合いのリゾート地で日本人の抱くカナダのイメージに近い。温泉もある。ここの温泉は屋外の温めのプールで、湯気と日の光が交錯してほっとする気分。街中には日本の観光客も多く、酒屋さんにいくと、英語と日本語で表示がしてあった。
 車で早朝、氷河ハイウェイのドライブ。森の中の道でいきなりエルク(角の長い鹿)が食事中。感動。また車の前をゆうゆうと熊が横断していく。やはり早朝は動物の動きが見られて得した気分。レイクルイーズは絵に描いたような美しい湖(上の写真)。山の雪が湖に映りこみ、空の青さと湖の青さが一体。回りはシーンとしており、素晴らしい。コロンビア大氷原の一つ、アサバスカ氷河までの道のり、途中、岩の間から水が染み出してくるウィーピングウォール(確かに涙を流しているようだ)やへクター湖、カナダのお札の題材になっているモーレーン湖などを観光。湖は美しいのだが、人間不思議なもので、連続して見ているとだんだん麻痺してきて「また湖か」という気分になる。
 国境を越えてアメリカ側のグレイシャー国立公園に入る。途中トレッキングしていたら「熊注意」の看板。熊が出てきたときの対処法が幾つか書いてあって、最後に、それでも熊が襲ってきたら、というセクションに、一言「戦え」と書いてあった。とても明確。このあたりでは早朝訪れたレイク・マクドナルドが特に美しい。キャンプも出来るようだ。霞がかかり、墨江のような静かな美しさを漂わせていた。またヒドゥン・レイクまでの山登りのトレイルもお勧め。夏でも雪が残っていて、しかも崖のようなところを通るので少し怖いが、山の上の方まで行くとマウンテンゴートがいっぱいいて、かわいらしかった。
 グレイシャーからイエローストーンまでの道のりは、ひたすらロッキー山脈の雄大な自然を眺めながらのドライブ。イエローストーンの北門をくぐり、マンモスホットスプリングスに泊まる。ここのシャワーはミネラルぽい感じでお肌がスベスベ。朝、イエローストーンをドライブしていると、コヨーテが飛び出してきた。バッファローもあちこちに。途中、へイデンバレーでは野生のグリズリーベアを遠くに発見。このあたりをドライブしていると、かならず車が何台か止まっている。そしたら迷わず停車。かならず動物がいる。イエローストーンは確かに素晴らしいのだが、あの硫黄の臭いをさんざん嗅がせておいて、温泉がないのは日本人には酷だ。あまり良い印象持てず。
 イエローストーンからグランドティートンに向かう。ここは名作シェーンの舞台になった美しいところ。とにかく雄大な自然に圧倒される。その一角にあるトランスフィギュレーション礼拝堂など、礼拝堂の窓から美しい山々が借景のように見える作りになっており感動。本当に美しかった。
 全長2,400キロあまりのドライブ、自然を堪能した旅であった。

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2005/2/13

米国やや南部の旅(04年初夏)---part 2  旅日記
NASA
 アラバマ州ハンツビルにはNASAの施設がある。幾つかの旅行でNASAの三大施設(フロリダ、ハンツビル、ヒューストン)を訪れたが、一番楽しめるのはフロリダのケネディ宇宙センター。実際の打ち上げ場として使われており、ジェミニからアポロあたりの展示も大変充実している。このハンツビルは主として訓練に使われているのだが、遊園地なども充実していて結構楽しめる。「こちらヒューストン」という交信を昔ワクワク聞いていたヒューストン基地は今も衛星管制業務をやっていて実務的なオフィス棟もたくさん建っている。しかし展示はつまらない。お勧めしない。
旅のハイライト「グレースランド」
 アラバマ州タスカンビアにはヘレン・ケラーの家がある。静かな住宅街を進むと一際大きい邸宅が見える。これがヘレンの家。かなりの資産家だったことがわかる。例の井戸もそのまま残っている。その後、メンフィスに移動。メンフィスといえばプレスリーの自宅「グレースランド」。切符売り場からして何かテーマパークの雰囲気。ここで解説用の機械を借りる。日本語の解説もあってわかりやすい。邸宅自体は思ったほど趣味は悪くない(展示している衣装はすごかったけど)。一緒に展示されたジェット機も機能的。しかしアメリカで成功するということはこういうことなのかと改めて実感した。
 この「グレースランド」の近くに、マーチン・ルーサー・キング牧師が暗殺されたロレイン・モーテルがある。外観はそっくりそのまま残してあり、中は公民権運動に関する博物館になっている。ちなみに最後にキング牧師が泊まっていた部屋の周辺は内部もそのまま保存している。博物館の展示はキング牧師の偉業を丹念に追っているが、モンゴメリー市でローザ・パークスがバスの白人の席に座ったことをキッカケに始まったバスボイコット運動(ウーピー・ゴールドバーグ主演で昔映画になりました)の発端となったバスなども展示されている。この元モーテルの向かい、つまりキング牧師を狙撃したという建物も博物館の施設となっており、狙撃場所からモーテルが見られるようになっている。この暗殺もJFKと同じように謎の多い事件だった。
リンカーンの生家
 テネシー州といえばメンフィスとナッシュビル。この2つの町を結ぶ高速道路は「音楽ハイウェイ」と命名されている。メンフィスにはロックンロール博物館、ナッシュビルにはカントリー&ウェスタン博物館。それぞれ規模は大きいが、どちらも19世紀後半から20世紀前半にスポットをあてており、内容的には地味な感じだった。ナッシュビルには有名なホテル「オプリーランドホテル」がある。ホテル内は森のようになっており、川には遊覧船が浮かぶ。ホテルそのものを観光して回るというのも変な感じだが、なかなか楽しい。
 ケンタッキーにはリンカーンの生家がある。丸太小屋なのだが、小屋ごとデカい「殿堂」のような建物の中に展示されている。アメリカの心の故郷という感じ。ケンタッキーといえばバーボン。というわけで、ジンビームとフォーローゼズの工場へ。どちらもこじんまりしていて、あの有名な、という感じではなかった。夜、地元の人たちが演じるという作曲家フォスターを題材としたミュージカルを見る。「地元の人」というのでママさんコーラスみたいなのを想像していたら、さにあらず。野外劇場の設備をうまく使った本格的なミュージカル。フォスターの曲をちりばめながら、彼の生涯を描いていくというものだった。凄くレベルが高いショーに大満足。劇場には5百人くらいは収容できると思うのだが、まだ本格的なシーズンではないこともあったのか、わずか30名程度がパラパラと座っていて、出演者の数の方が多いくらい。出演者の皆さんに申し訳ない感じがした。これは大収穫であった。
 ケンタッキーといえば競馬、というわけで、ケンタッキーダービーが行われる競馬場を見学。そう、あのシービスケットもこの競馬場で疾走したわけだ。街中にはバットのメーカーとして有名なルイスビルもある。工場には巨大なバットが立てかけたようになっていて、すぐわかる(写真のとおりです)。小さいマスコットバットをおみやげにもらった。

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2005/2/13

米国やや南部の旅(04年初夏)---part 1  旅日記
トゥィーチー・レイルロード
 ノースカロライナ州まで車で移動。本物の蒸気機関車が走る西部を題材にしたテーマパーク。何となくチープな感じで一瞬不安が胸をよぎる。蒸気機関車に乗って西部の旅に出発。途中、砦にインディアンが攻めてきたり、波乱万丈のストーリー展開-----というと聞こえはいいが、結構、田舎芝居でホンワカしたものだった。その他、場内では砂金探しや、自称「有名」なマジシャンのショーなどがあった。マジシャンのショーは聴衆参加型で、息子も呼ばれて舞台に。「種も仕掛けもないよね?」と言われて、「ここに線がある以外は特に何もないです」とか言って、マジシャンを慌てさせた。
ミステリー・ヒル
 そのトゥィーチー・レイルロードのすぐそばに、ミステリー・ヒルはある。ここは磁場が強くて、坂道をボールが登っていったりする。ホント?本当です。我々も不思議体験しました。ところで、なぜここが磁場が変だとわかったのか。特に説明もないので受付のおばさんに聞いてみると、なんでも昔、この辺はリンゴ畑で、リンゴが木の下に落ちないのを不思議に思った人が調べて磁場の存在が明らかになったらしい。
チャタヌガ・チューチュー
 昔の歌でお馴染みのチャタヌガ・チューチュー。古きよき時代の蒸気機関車を昔そのままの駅舎に保存している。その近くのロックシティは崖に作られた庭。州境に作られていて7つの州が見通せる。テネシー州に入り、ジャックダニエルズの工場見学。古い町並みを保存している一角にある。工場見学といえば最後のお楽しみの試飲。これがない。工場の所在するカウンティは飲酒を禁止しているドライカウンティ。なので、工場でも試飲できない。せっかくお酒の工場に行ったのにレモネードを飲んで帰った。

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