横沢入のホトケドジョウ保全への取り組みは、水が集まって流れが急になり深く掘れてしまった中央の水路を砂のたまったゆるやかな流れに改善したり、画像のように乾燥化が進んだ谷戸を改修して水がたまるようにすることで、生息しやすい環境を取り戻すことを目指しています。しかし、段差の大きな谷戸に彼らを呼び戻すのは容易ではありません。
そこで活躍しているのがハーフコーン型魚道(画像右端)。これは都の産業労働局が多摩川の堰などに設置した新型の魚道で、従来の階段状の魚道と違って落差が連続的で、ホトケドジョウのような遊泳力の弱い種類でも登りやすくなっています。しかも横沢入に設置したものは間伐材を利用した日本初の木製。すでに彼らが利用していることも確認されました(P.Kubota)。
なお、この活動はLUSHジャパンチャリティーバンク(イギリスの化粧品会社による助成制度)からの助成を受けています。もっとくわしく知りたい方はリンク集の「横沢入里山管理市民協議会」のホームページへ。作業をお手伝いいただける方も募集中です。
生きもの情報…2月としては記録的な高温となった14日、横沢入ではなんとツチガエルとモリアオガエルの鳴き声が観察されたそうです(i-g-aさん情報)。掲示板にはリアルタイムの情報が集まっているので、ぜひのぞいて下さい。書込みも大歓迎です。
里山保全の最大の敵は無関心。ブログランキングでより広くアピールができるように毎日一度のクリックをお願いします!→