2012/5/20

12本目  
 ストりンドベリの『令嬢ジュリー』、18日からのオデオン座初日を見る。
昨年のアヴィニョン演劇祭出品作品。フレデリック・フィスバック演出、ジュリエット・ビノッシュ主演!同じ演出家が静岡SPACで、レジデンスの俳優たちと作った作品と同演出だという話。舞台全体が真っ白、で、ガラス張り。俳優はマイクをつけている。奥の白樺の庭をあしらった空間では、12,3人の若者がロックの音楽にノリながら踊っている。
 私が中学生になったばかりのころ、ある冴えない日曜日の午後ひとり部屋でテレビを見ていた。NHK教育テレビで映画の名作劇場を。そのとき見て衝撃をうけたのが、この作品だった。観終わったあと、何かいけないものをみてしまったような不思議な感覚がして、しばらくアタマを冷やしに川辺を散歩しに行った記憶がある。
 フィスバックの舞台は、とても観念的というか、コンセプショネル。なんか肉感的なエロスを感じない。ジャン役の俳優が、そんなに魅力的でない感じもする。ビノッシュとの二人のやり取りもどこか説明的で、あがなえない力に引き摺られるダイナミズムがない。
あと、マドモアゼルというには、ちょっと熟しすぎか…クリックすると元のサイズで表示します
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2012/5/10

六本目  
テアトル コメディアで、Les Montagne Russeを観る。三年ほど前から話題の作品。国外でも盛んに上演されている。二人芝居のコメディだが、見事に飽きさせない。ツアー前、10日間だけの特別再演だ。千秋楽のチケットをゲット。タイトルは直訳するとロシアの山々だが、ジェットコースターの意。妻と息子がバカンスで留守の間、熟年の男が、ホテルのバーで若い女と出会い意気投合、最後の一杯をウチで飲まないかと誘う。有りがちなシチュエーションから始まるが、そこはエリック アスー、話は予想もつかぬ方向へ。タイトルの謎は最後に明かされる。最後にグッとくるところが、フランス映画のよう。ってヘンな例え⁈クリックすると元のサイズで表示します
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2012/5/7

大統領選決着!  
 パリに来て早2週間。ま、とにかく天気が悪かった。悪い。まして一週目は真冬。世界の気候が狂っている。 昨日夜、フランス大統領がフランソワ・オランドに決まった。サルコジが得票40%、オランドが52%だったそうだ。20歳のパロマが朝一で投票に行った。極右支持とか言って過激派を気取る若者世代がいるという。そんな若者は実際は政治に関心があるわけではない。ともかく、サルコジにならなくてよかったと、わたしの周囲は口々に言う。
 ヴィザ取得への希望が出てきたか!?
2週目に観た芝居は5本。3年目のロングランを迎えた私のイチオシの作品は、更に芝居が良くなっていた。先週金曜日は満席。役者と演出家パトリックに終演後会い、話ができた。内容はドタバタなコメディなのに、初演から比べると不要なドタバタ演技はないし、役者個人のエゴもない。チームが上手くまとまっている。喜劇的にしょうという、作為の演技もない。うん、納得。そしてなんだか皆、すご〜くフレンドィ。初めて会ったのに、気さくに話してくれた。日本の俳優、演出家センセイ!見習うべし。
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