2015/11/28

想うこと  
 次回演出作『TOC TOC』の台本が製本された。校正に入魂を極め過ぎ、製本された美しい台本はあまりめくらず、表を眺めてばかりいる。3月『ミントティー、それともレモン…?』も長いこと企画をあたためてからの実現だった。今度の作品も、大切な作品だ。台本が上がって、スタッフさんとの打ち合わせも始まっているが、どうも調子がすぐれない。3月からこっち、まあなんというか、忙し過ぎた。公演後、緊張性頭痛に苦しむが、4月から5月公演の稽古と静岡spacのワークショップ、5月は雑遊にて本番。6月12日マンダラでオペラ、悲劇アルミード抜粋、の演出をお手伝いして6月半ばから7月はパリ。帰国すると月末から沖縄の演劇祭、帰京翌日から8月直也の会番外公演の稽古に合流、二週間で初日を開けて翌日からピエール・ノットとの仕事、まずはワークショップ。直ぐに『私も、カトリーヌ・ドヌーヴ』稽古突入。3週間で初日を開けて、松本の高校演劇発表会へ。翌週にパリへ帰るピエールを見送って、やっとTOC TOCの翻訳開始!10月の半ばには第一稿訳了するも、打ち込みと校正に時間がかかる。この頃にはとっくに翻訳は終わっているだろうと見込んで入れていた仕事が進行を更に遅らせた…。しかも翻訳しながら、8日間のクラウンワークショップ、列挙しても無謀だと今感じる…。
 そんな頃、友人ががんの再発で再入院した連絡がくる。たった2年前、一緒に芝居を作った古くからの女優仲間…。笑顔で握手する彼女に会った帰り、心が泣いていた。それでも仕事はしなければならない…。都立高校の後期の授業がまとまって入っていた。もう一度病院に行きたいと気に掛かっている最中の11月10日に訃報が入る。翌日台本校正完了印刷へ。13日にやり切れない想いで小岩の斎場でのお通夜に向かう。柩の中のあの人は見ないと決めていたが、相棒の坂本さんが立ちすくんでいたので、側へ行った。何て早いさよなら。人生て悲しいと心から泣けてくる。落ち込んでばかりいてはいけない、と翌朝は早朝からの仕事に出ると、出先でパリが大変なことになっている、と知らされる。
 一月のテロをパリで経験したばかり。とても他人事には思えない。直ちにメールの安否確認、やりとり。私の所在を心配してくれる人々もいた。同じ日、以前の事務所の先輩、阿藤快さんが他界されたことを知る。呑みにも、ご飯にも幾度も連れて行ってくださった…。またもやのお別れ。重ねて友人関係で不信の出来事…。11月三週目位から、身体が変になってきた、胸の辺りの神経痛、突然咳が止まらない、脅迫的な夢…。
 区役所から区民健康診断を忘れていませんか。という葉書が届く。忘れてはいませんが、今すぐ考えられません…。でも受けなければ。
 稽古初日まであと二週間。あまり弱音を吐かない自分だけれど、正直弱っている。リカバーして、戦闘態勢に入らなければ…ガンバレ自分!クリックすると元のサイズで表示します

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