2019/9/1

ブリュッセル一泊旅行  
30/08金曜日、昼過ぎ北駅からTGVに乗る。最初の停車駅ARRASで乗り換え。乗り換え列車は遅れて到着、それでも15時半にはブリュッセル・ミディ駅に着く。急いでない旅は何のストレスも無いし、2時間半なんてあっという間。メトロに乗り継いでカスケットのアトリエへ。ソワレ・キャラバンにクラウンで出演したのが、2年前の6月。丸2年も過ぎたのかぁ。懐かしい。19時からの本番の準備をしているアーティスト達に先ず挨拶に。初めて会ったのが、2016年の夏沖縄だから、それから3年、二人のミュージシャン、メディとジョスランもちょっとおじさんになっていた。イザベルとミゲルに会い、再会を喜び合う。階下の稽古場の外套掛けに赤鼻が一個、掛かっていた。西日が差して、何やら素敵な雰囲気。アドミのヤニックと少し仕事の話をして、それから、去年の10月脳梗塞で倒れたジェラールの話を。少しずつだが良くなっていると聞き、安心する。ショウは10年前に初演したロス・ヤヨス、沖縄でわたしがカンパニーを担当した時の同じ演目。この後ツアーに出る前のただ一度だけの公開稽古。きて良かった。いろいろな思い出がよみがえる。車椅子で来ていたジェラールは私のこと、しっかりと分かる。2年前に彼に会った時の表情や身のこなしが目の奥に焼き付いていて、それは悲しいけれど、今話が出来る彼に再会できて嬉しかった。夜は遅くまでメンバーと話す。来年の東京のフェスティバルに招聘が決まれば、東京でまた会える。
翌日は、ミゲルだけが荷出しにやってきた。私は正午過ぎ、散歩にでた。王立美術館でブリューゲルを大きく取り上げている!その隣はマグリット美術館だ、どちらも大好きだから、行くことにした。
先に入ったのはマグリット美術館、今年が10周年らしい。生マグリット‼ダリを生で見た時よりも感動が大きい気がする。売店はさらりと出て来たが、もう一度戻って9月16日というタイトルの、一番大人しい絵を買った。葉書の方は、余りポピュラーでない寧ろラジカルな作品を。
続いて、Old Masterと書かれたか王立美術館のフロアへ。ブリューゲル、ヴァン ダイク、ダヴィド、ルーベンス。高校の頃、毎月配本で揃えた美術全集の背表紙を飾っていた巨匠たちの作品、実物を目の当たりにして胸が踊る、というか、感動が止まらない。その全集はもう手元にないけれど、その代わりに実物に会えるとは。
開くたびに漂う印刷のインクの匂いが記憶に残っている。でも今見ているのは現物‼こんな日が来ると思ってもみなかった自分の幸運に驚くばかりであった。4時間じっくりと浸る、というより、溺れる。至福の時。5時半にはカスケットに戻ったが、イザベルは膝の痛みで急きょ病院ということで、残念ながら会えず。きっと会えるだろう、東京で。メトロで駅に向かう。さて、またいつかここに戻ってくる日が来るだろうか。ふと淋しくなるが、それでも充実感を味わいながら夕暮れ、TGVでパリへ帰る。
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