2014/9/3

ドライヴ  
 9月に入ったが、前週からの雨模様。2日は晴れた。しばらくぶりにクルマの運転をしたくなったし、物を運んだりする用事もあり、レンタカーを借りる。そして朝から転がして伯母の病院へ叔母を誘って行く。埼玉県蓮田市。近くはない。これまで何度行ったことか…。
療養病棟という静かな病棟に移された伯母は、87歳。目をしっかり開けて、窓の方を見ていた。私の顔も認識できる。名前も呼ぶ。「さみしい。」「家に帰りたい。」と訴える。私も、妹の叔母も、「みんなひとりよ、みんな同じよ。」と話し掛ける。たくさんの人の中に長年暮らしていた伯母は、孤独に耐えられないのだなと思う。今日から稽古初めのリーディング公演は、認知症を扱った台本だ。初めは鬱と認知症の曖昧な時期があるという、正確な診断で回復する人もいるらしい。伯母にとってこの2年半の療養が正しかったかどうか、今となっては分からない。ただ、できるだけ会いに行くこと、話し掛けること。それしか、もうできないのだ。
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2014/8/12

premiere  
 今イグナチオ教会が7時の鐘を打っている。昨日、稽古最終日の後、フランソワ父路門先生のお通夜に普段着のまま駆けつける。30年前の先生のお顔しか脳裏には浮かばない。
今日、飛行機事故で亡くなった能任の命日。そして、岸田國士リーディングライブの初日。
そのタイトルは『歳月』。今日までの「歳月」を振り返りながら、大切なお友達たちとの初日。今日一日大切にしよう。
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2014/6/26

Louvre  
 三脚を立てればすぐにガーディアンがやってくる。ルーブルのピラミッドを撮影するには許可が必要。ヴィクトリアの木製のカメラは、見ただけでプロフェッショナルですぐに標的となる。即興で彼女のストーリーは変更、「ルーブルでピラミッドを探す」テーマに変更。
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黒い布からカメラを覗いて、それをデジタルで撮影したものを送ってくれた。アシスタントのジュリアもフットワークがいい。いい写真が撮れた。ヴィクトリアもご満悦。自国フィンランドのムーミン話を熱く語る!ピラミッドの著作権はデザイナーを稼がせるだけだ、金権主義だ。それはスエーデンとフィンランドにまたがるムーミンの著作権と同じだ!金、金、金!それにしても、元気な人。ヴィクトリア。
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裏手のエジプト展示室回廊外。新聞を広げて休んでいるのはホームレスと思いきや「ホラ、丁度今コレ読んでたよ。」とラ・フォンテーヌの寓話集を見せてきた。実は今日おやすみ中のブキニストだって。ジュリアが写真を撮ってもいいですか、と聞くと「一日ここに居たら100回は同じこと聞かれる、うんざりだ。」と。でもね、もう私の携帯で盗み撮りしちゃってました。悪しからず。これも思いついたわたしの即興。
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2014/6/25

Victoria  
 何歳なのかは不明。嘗て国際連合の下でドキュメンタリーフィルムを作っていたという、今だラディカルな女性カメラマン、ヴィクトリアに出会ったのは、太陽劇団のマクベスを観に行った日だ。開演前の食事を同じテーブルで隣り合わせたのがキッカケで、彼女の秘策の作品の撮影に付き合うことになった。火曜日13時に7区にある彼女のアパートに行き、手描きのストーリーボードを見せてもらう。それからバスでルーブルへ。すでに自分でロケハンしていたヴィクトリアは構想を語り始める。彼女が選んだ撮影ポイントでテスト撮影。既に日は西に傾き、気が付けば5時半になっていた。翌日水曜日9時に会うことにして別れる。街中のブティックは早じまいしていた。水曜日からsoldeなのだ!どこもセールの準備をしていた。私はキオスクで狙っていた芝居のチケットを買い、劇場へと急ぐ。クリックすると元のサイズで表示します

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2014/6/24

Casting  
Bagnolet 14h からのオーディション、終了!!!!!分かりにくい場所と思い十分時間をみて出掛ける。15分前に着いたらまだお食事中!時間より前には行ってはいかん…フランス時間。あ〜、でも枠は1名だと!無理だなぁきっと。とにかく終わったので、気が楽になったー。
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2014/6/20

走る  
 肩が凝りだして、お腹も出ている。水着は持参だが、ま、とりあえず走る。10分も行けばこんな田園な風景。ヴァンセンヌは北西の角、サン=マンデ湖。アヒルとかみながら2周もすれば汗ばむ。ウンコに気を付けながら芝生の上でストレッチ。近くには湖畔のレストランと、古典的なマネージュが。クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますあら、さかさまになってないか。帰り道にパン屋に寄って、温かいのを買って帰る。

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2014/6/19

PEPINIERE  
今日はオペラ近くの劇場、ペピニエールへ。イリーナ・ブルックの芝居に役者で出演していたという Alexis Michalik の作・演出。二作目。演出が素晴らしい。ゆったりと開演一時間前にチケットを引き取り、近くのカフェで、のどをウガイ。この時期美味しい少し冷えたロゼを一杯。ポエティックで美しい舞台だった。カフェでは開演時間が迫るにつれ、どんどんと人が増え、10分前に総勢が劇場へ向かった。4回のアンコールのあと、どの人も笑顔で劇場を出る。と、さっきのカフェの前にギャルソンが立ち、劇場から笑顔で出てくる人々を見送っている。目が合うと、au revoirと動く口跡に無言でほほえみ返す。なんか、いいなぁ。共存しているという感じが伝わってくる。
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2014/6/17

マクベス   
 三たび目のカルトゥーシュリ。先週中止になった公演の振替公演。とはいえ、連日完売ならば、追加公演のこの日に運よくチケットを取った人も多く、結局は満席。いつも通り、入り口のもぎりは、アリアヌ自身。シャルル・アンリが、横でアシストしながら私にサインを送った。私は上手の最前列を確保。クリックすると元のサイズで表示します
まだ、開演までには1時間ある。ここで、手作りの料理をいただくわけである。市内から遠いこの会場まで時間をかけて来る観客への御持て成しと同時に、「同じ釜の飯」を食べて同じ芝居の世界へといざなう演出の一端である。そこで、NYから来たというカメラマンの熟年女性と同席。話は弾み、互いのアドレスを交換。私がアリアヌのワークショップに参加した時の話をすると、興奮気味にいろいろ問いかけてくる。クリックすると元のサイズで表示します休憩も帰り道も一緒で、来週撮影があるが参加してほしいと言われた。食卓には、開演中の注意事項などお知らせがメッセージとして置かれている。1ベルの変わりはハウスライトが煽ってしらせる。団らんを無粋なアナウンスで壊さない配慮だ。
休憩挟み4時間のスペクタクルは、まるで映画を見ているような感覚。猛烈な速さの場面転換は明転の中、鮮やかなまでに行われる。キャスティングボードには、"kôkens"後見、と書かれている。感想なんかちょっとブログには書けない…。

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2014/6/16

日曜日  
 日曜日のランチに、カトリーヌ宅に呼ばれて行く。苺とチェリーを山盛り携えて行くが、着くと、「ね、このシェフ知ってる?」とどでかい料理本を見せられる。Daurade japonaise なんか、鯛の包み蒸し、である。ナニ、私がつくるのね、要は。「包丁を持たないと手が震えます」とかいうコミュにたしか入っていた私。久々にやるのは、苦じゃないし、喜んでもらえればそれが私の喜びです…。という訳で。クリックすると元のサイズで表示します本によると、最後にオイルに薄切りの生姜を煮たてて、上からかけることになっている。まあ、上手くできました。気難し屋のヴァレンティーヌも、ニコニコして食べていました。良かった。雄猫のyeyeも大きくなって少し大人になっていた。クリックすると元のサイズで表示します

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2014/6/15

rue de la Gaîté  
テアトル・モンパルナスへ。エドガー・キネから伸びるこの短い小径には、劇場とカフェがひしめいている。土曜日の夕昏、どのカフェも大賑わい。早めに着いてキオスクで買ったチケットを劇場で交換。2階にあるトイレを借りにいくと、高窓から向かいのゲテ劇場がすっかり見えた。3月の末に亡くなった友人、勢津子さんとは私が誘って芝居をいくつか一緒に見に行った。その劇場にも一緒に行った。当時長蛇の列だったその芝居は、今別の小屋で再演されている。その喜劇を見て笑っていた彼女の声とか、立ち寄ったカフェでの話とか。いろんなことが思い出され、胸が締め付けられる。
 芝居は、3人の女と1人のカフェのギャルソンの話。土曜日の夜、700余の席はほぼ満席。笑い声がひしめく。100回超えの公演だ。un temps de chien
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