今回もまた、苦戦した。対する白山には2年前の春の地区予選で大苦戦を強いられている。初回に先発した堤の立ち上がりの悪さから、いきなり先制点を許してしまう。その後は5回までずっと無安打で四球で塁に出ても、あと1打が出なかった。好投の堤を打線が援護できない。とにかく打撃の失策が多く参ってしまった。それでも、8回に石島の二塁打でようやく1点が入り、同点となる。9回には青山に投手が交代し、流れをつかみたいところだった。その願いが叶ったのか、安打と四球で無死満塁となり露木が打席に立つ。露木がよく判断し、押出でやっとサヨナラ勝ちを収めることが出来た。
この準々決勝は、納得できないという意見は拒むことはできない。幕切れが四球押出というあまりすっきりした終わり方ではないからだ。だが、それでも勝利したことには間違いない。次の準決勝は昨秋に完敗している強敵桐光学園と対戦する。そのような事ばかりでは勝つことはできない。今までの反省を生かして、強敵に立ち向かって欲しい。