2010/7/7
ストークスの式 化学構造や反応
ストークスの式とバイオディーゼル燃料の話題です。
静置分離に関する参考情報です。
フリーグリセロールという表現があります。
原料の廃食用油をエステル交換して、グリセリン部との結合を外します。
大きな1分子であった油脂を グリセリンと脂肪酸メチルエステルに分かれさせます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
浮遊しているグリセロールはやや重いので沈降します。

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ジョージ・ガブリエル・ストークス(Sir George Gabriel Stokes, 1819年8月13日 - 1903年2月1日)は、アイルランドの数学者、物理学者である。 流体力学、光学、数学などの分野で重要な貢献をした。1885年から1890年まで王立協会会長を務めた。
出典 ウイキペディア
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本来ならば 油脂+メタノール 溶液の粘度で計算しなければならないのですけれど、
話を単純化させて 水 における場合とします。
文献を探せば、 水と砂 の場合において
10ミクロン:0.01mm の砂粒が 1m沈降するのに 3.2時間
5ミクロン:0.005mm の砂粒が 1m沈降するのに 12.7時間
1ミクロン:0.001mm の砂粒が 1m沈降するのに 13.3日
1ミクロン:0.001mm の細菌が 1m沈降するのに 5日
0.1ミクロン の 粘度粒子が 1m沈降するのに 2 年
新燃料研究所のアルカリ量算出パソコンソフト導入済みの生産所には、
任意の数値での無料計算サービスを行います。
各自の釜特性を知るのは重要です。
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文献によって、仮定する数値が異なるので一致はしないものの、傾向は見えます。
油のような粘度のある場合には数値は大きくなります。
しかも、
対流があって浮遊したままで沈降できない条件では静置分離時間は長く必要です。
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日本のBDF市場占有率が高いメーカーさんは、
この対策として、カウンター薬剤と併用する薬剤を使用されているようです。
他社も同じ、もしくは類似の使用例があるようです。
新燃料研究所では 誤った技法 と考えており、そのような併用薬剤は使用しません。
量産や時間短縮や品質向上には別途、静置分離槽の納入済み事例があります。
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静置分離が十分でなければ、
乾式の場合:吸着剤やイオン交換樹脂の寿命が短くなります。
湿式の場合:洗浄乳濁が強くなり、透明水化処理が面倒になります。
ストークスの式に対する理解があれば、
浮遊しているフリーグリセライドを除去するのに
水洗浄技法が圧倒的優位なのが理解できると考えます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
たっぷり洗って、きちんと無毒化できる技術体系があれば高品質BDFが作れます。
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過去の関連記事
2005/9/12 バイオディーゼル公開技術情報 水分
乾燥・脱水前の分散した水分量の報告
http://green.ap.teacup.com/biofuel/351.html
新燃料研究所
静置分離に関する参考情報です。
フリーグリセロールという表現があります。
原料の廃食用油をエステル交換して、グリセリン部との結合を外します。
大きな1分子であった油脂を グリセリンと脂肪酸メチルエステルに分かれさせます。
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浮遊しているグリセロールはやや重いので沈降します。

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ジョージ・ガブリエル・ストークス(Sir George Gabriel Stokes, 1819年8月13日 - 1903年2月1日)は、アイルランドの数学者、物理学者である。 流体力学、光学、数学などの分野で重要な貢献をした。1885年から1890年まで王立協会会長を務めた。
出典 ウイキペディア
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本来ならば 油脂+メタノール 溶液の粘度で計算しなければならないのですけれど、
話を単純化させて 水 における場合とします。
文献を探せば、 水と砂 の場合において
10ミクロン:0.01mm の砂粒が 1m沈降するのに 3.2時間
5ミクロン:0.005mm の砂粒が 1m沈降するのに 12.7時間
1ミクロン:0.001mm の砂粒が 1m沈降するのに 13.3日
1ミクロン:0.001mm の細菌が 1m沈降するのに 5日
0.1ミクロン の 粘度粒子が 1m沈降するのに 2 年
新燃料研究所のアルカリ量算出パソコンソフト導入済みの生産所には、
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各自の釜特性を知るのは重要です。
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文献によって、仮定する数値が異なるので一致はしないものの、傾向は見えます。
油のような粘度のある場合には数値は大きくなります。
しかも、
対流があって浮遊したままで沈降できない条件では静置分離時間は長く必要です。
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日本のBDF市場占有率が高いメーカーさんは、
この対策として、カウンター薬剤と併用する薬剤を使用されているようです。
他社も同じ、もしくは類似の使用例があるようです。
新燃料研究所では 誤った技法 と考えており、そのような併用薬剤は使用しません。
量産や時間短縮や品質向上には別途、静置分離槽の納入済み事例があります。
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静置分離が十分でなければ、
乾式の場合:吸着剤やイオン交換樹脂の寿命が短くなります。
湿式の場合:洗浄乳濁が強くなり、透明水化処理が面倒になります。
ストークスの式に対する理解があれば、
浮遊しているフリーグリセライドを除去するのに
水洗浄技法が圧倒的優位なのが理解できると考えます。
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たっぷり洗って、きちんと無毒化できる技術体系があれば高品質BDFが作れます。
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2005/9/12 バイオディーゼル公開技術情報 水分
乾燥・脱水前の分散した水分量の報告
http://green.ap.teacup.com/biofuel/351.html
新燃料研究所