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2012/9/9

噴射ノズルの目詰まり防止  BDF燃料使用トラブル参考情報集
コモンレールの噴射ノズルの目詰まりに関する重要な情報を紹介します。

BDF製造において、エステル交換率より精製に注目が置かれるようになってきています。

エステル交換率は多くの生産所で高率化がなされてきています。

精製技術差異が格差の大きい工程です。時間が長いと改善される事例もありますけれど、

やはり普通に、短時間で精製程度を向上させる必要があります。


残留アルカリの中和工程に次いで、

脂肪酸の除去に配慮をしていないと多くの問題を発生させます。

<薬剤A> <薬剤B> の目的と作用を理解できていないと自動車故障は防げません。

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NBR HNBR

引用

  N B R 又はH − N B R は燃料浸漬後に脂肪酸亜鉛が析出される。

  この脂肪酸亜鉛の析出は、従来は問題とされていなかったが、

  近年普及してきたディーゼルエンジンのコモンレールの噴射ノズルの目詰まりの

  主要因となることが、最近になって判明してきた。

  同噴射ノズルのノズル穴は極めて小さく、ノズル部に徐々に堆積していき、

  ノズル部流路を狭くする。
  
  豊田合成株式会社

  特開2006−306018

  【発明の名称】燃料系ゴムホース


発明の名称 燃料系ゴムホース

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特開2006-306018 豊田合成株式会社

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精製工程の配慮は化学的な知見による予見的な対策でした。

少なくとも、

新燃料研究所では具体的な事故例があったから精製配慮していたのではありません。

今回の資料のような具体例を知ると、とても驚きます。やはり、そうだったのか。

以下に、主要な部分を引用します。

______________________________

引用

N B R 又はH − N B R は燃料浸漬後に脂肪酸亜鉛が析出される。この脂肪酸亜鉛
の析出は、従来は問題とされていなかったが、近年普及してきたディーゼルエンジンのコ
モンレールの噴射ノズルの目詰まりの主要因となることが、最近になって判明してきた。
同噴射ノズルのノズル穴は極めて小さく、ノズル部に徐々に堆積していき、ノズル部流路
を狭くする。

脂肪酸亜鉛は脂肪酸と亜鉛との反応で析出する。そこで、脂肪酸の起源と亜鉛の起源に
ついて検討した結果、次の起源が判明した。

[ 脂肪酸の起源]

[亜鉛の起源]

・硫黄加硫系のゴム組成物では加硫促進助剤として必須の配合である亜鉛華( 酸化亜鉛)

・燃料回路に用いられる真鍮( 銅亜鉛合金) 製のパイプやジョイントの亜鉛成分

この抽出された脂肪酸が燃料回路中の亜鉛成分と反応して脂肪酸亜鉛を析出させ、
コモンレールの噴射ノズルを目詰まりさせていると考えられる。

亜鉛よりもイオン化傾向の高いマグネシウム化合物又はカルシウム化合物が、
亜鉛に優先して脂肪酸と反応して脂肪酸マグネシウム又は脂肪酸カルシウムを生成し、

よって、  略

       コモンレールの噴射ノズルを目詰まりが防止されるものと考えられる。

【発明の効果】【0 0 1 8 】

 本発明の燃料系ゴムホースによれば、脂肪酸亜鉛の析出を削減して、

 コモンレールの噴射ノズルの目詰まりを防止することができる。

  略

 各ポリマー単体を真鍮板とともに軽油に浸漬した場合には、

 微量の脂肪酸亜鉛が析出した。

______________________________

今回の資料によって、精製の重要度を改めて知りました。

予防的に対策していたのは無駄でなく、必要であったのだと理解できました。

本件に関し、新燃料研究所系は対応済みと考えて問題ないと思います。


硫酸亜鉛は法律改正によって排出基準が厳しくなり、使用例は無いと思います。

自動車部品や、製造工程において シンチュウ 真鍮 の使用は改善すべきと考えます。

普及型 100Lの場合、

メーカーにクレームをつけた生産所は無償交換してもらえた事例があるようです。


反応装置下部の開閉バルブが 白いステンレス製でない ならば検討してください。

シンチュウ 黄銅 ネジ部が欠損しにくいので配管作業は楽です。

溶解微量金属の問題がないのはステンレスです。


黄銅製のバルブを装着している型式は、部品装着ミスでしょう。

正規部品指定の素材ならば、設計ミスだと考えます。


化学機器の設計や組み立てに関係する職歴あれば、ステンレス以外は使用しません。

そういう図面書いても、現場から おおい設計屋さん、素材選定まちがっているよ。

必ず、指摘が戻ってくるのが正常な工場です。ふつう の現場です。


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 【 公開研究日誌 関連記事 検索用 キーワード 】

  NBR HNBR 中和工程 脂肪酸 亜鉛 脂肪酸亜鉛 

  脂肪酸マグネシウム 脂肪酸カルシウム せっけんカス

  金属せっけん 硫酸亜鉛 硫酸マグネシウム 硬度 軟水 硬水

  二次石けん <薬剤A> <薬剤B>

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追記  亜鉛の起源に関して、金属製ドラム缶の塗装下地処理

2013/2/18 バイオディーゼル(BDF)の正しい容器知識

http://green.ap.teacup.com/biofuel/3748.html



新燃料研究所


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